真理の御霊 (三輪山より)

2017/02/21(火)15:42

神から人へ ◎人との違いを比べる心を改めよ◎

◆祈り・祝詞・お経◆(35)

人から神。人から神への願い、祈りには、おのが我欲、おのが利益、おのが権力、その他諸々の、自己中心的の願いが含まれてはならぬ。全て、神はご存知なれば、神は人の純粋なる、無垢なる、無欲なる願いのみを受け取らる。聞き入れらる。叶えらる。なれば、人は、神の御心を知り、そに適(かな)うことのみを願い、念じるがよし。さにて神は、人の思い、願い、祈りの中に、その者の精進、御魂の姿、その時点での、その者の昇華を測られ、決められる、授けられる。人が邪の思い、卑しき願い、浅ましき祈りの心で、神に何らかの願い事なせば、神は仕組みによりて、その者の誤り、過ち、曇り、汚れを示され、禊(みそ)ぎによりて、その汚れ、曇りを浄め、その者に気づきを与えんとされる。なれば人はおのが願い、祈りが届かぬときは、よくよく自身の心、魂、行いを省み、反省し、改め直すべし。悔い謝るべし。詫びて、感謝すべし。神の御心、細かき心遣いと温かきご配慮に。  なれど人は弱く、たわいなきもの。神の御心に適わぬ願い、祈りを神に捧げ、神に頼み、その成就を願うあまりに、おのが姿、心、魂、行いを、省るに難く、ただただ目先の事象、現象にのみ、心奪われ、そがため、神のお計らいも、お仕組みも、ご意図も見えず、辛きことを恨み、思いを遂げられぬことを呪い、この世に生きる、生かさるる事を儚み、遂にはおのが邪心の奴隷となり、日々、恨み辛みと人への嫉妬、人への憎悪に生きるなり。過ごすなり。送るなり。なれば人は、いかにして、おのが我欲、邪心を捨つべきか、浄めるべきか、高めるべきか。そは、永遠の課題なり。疑問なり。悩みなり。なれど、神はお示し下さらん。一人一人に見合う、み役をもちて、その者に己を生かす心行、体行、霊行を与えられん。許されん。課せられん。なれば人は、他事思わず、考えず、ただひたすらに、み役果たし、神に捧げ、神に見守らるるの心を持ちて、神を信じ、疑わず、神に委ねる気持ちが大事、大切なり。  邪の心は、神を見失い、人と比べ、人との違いを神に恨み始むるのときに、芽生えるなり、生まれるなり、はびこるなり。人との違いを、地位の違い、富の違い、境遇の違いばかり探し、その者の中身については、何ら求めず、ただ、外的の条件ばかりを引き比べ、表面に見える違いのみを、妬むなり、嫉むなり、恨むなり。浅はかなるが、人の性(さが)。目に見え、耳に聞こえ、肌に感じ、手に触れ、足に届く、物的事象のみに、目奪われ、見えぬ努力や、忍耐、精進、その者の行なう霊的、肉体的、精神的なる、様々の行の奥底までは、見通せず。日々の努力と、人への利他愛、神への感謝は、目に触れず、耳には聞こえぬ物なれど 心有る者には、心にて感知し得るものなれば、おのが違いを、まずは、さなる奥底にて比べ、省み、見習い、真似るべし。直すべし。改めるべし。人との差異はわずかなり。人の財産、権力、地位それら、この世の間のみ。短く、儚く、一瞬なり。  なれば、人は、永遠を願うべし。思うべし。望むべし。さなる時の流れに、消えることなく、失うことなく、終わることなき、永遠なるものとは、そは魂。魂の持つ、神のみ光り、神のみ力、神のみことば。魂の奥に眠る、一人一人の潜在能力。そを引き出すが、日々の行、日々の祈りと、神への思い。 思い低き者は、低き能力。思い浄(きよ)く、利欲少なからば、高き能力。人に応じた能力を、人は、行を通じて与えられる。授けられる。許さるる。なれば、人は精進努力、刻苦勉励、忍耐我慢が必要なり。そなくば、人は己を磨くことあたわず。己の心、高めるにあたわず。己の我欲、浄めるにあたわず。人は、努力と向上目指す中で、自ずと高めらる。浄めらる。鍛えらる。なれば、神のみ恵み、お仕組みも、無心の努力、無言の忍耐、無欲の行い続けるものに、与えらる。授けらる、起こさるるなり。わき目振らず、ただ、おのが努力と、日々の精進、高き頂点、そのみを見つめ、他を気にせずは、我欲は自ずと消滅す。我執は自ずと精進す。なれば、人は、おのが努力と日々の精進、他と比べるの卑しき心捨て、与えられしみ役はたすことを祈り、感謝し、まずは今ある生の由来を、喜び、受け入れ、認めるべし。そにて、余計な欲望、執着、嫉妬、増悪の心浄まらん。なれば、人は今ある全てを喜び、感謝し、神に祈れ。おのが向上、おのが精進。そして神に誓え。おのが努力、おのが忍耐、おのが精励。さにて神は、一人一人の努力を認め、その努力に見合うみ役と霊行を、与え示さる。  日々が大事なり、大切なり。何ら特別の修行要らぬ。苦行要らぬ。なれど、さなる日々の繰り返し、単調なる日々を、堪えること難く、続けること難し。さなるときに人は惑わさるる、たぶらかさるる。人に隙あらば、そは、迷いの素。日々の行に飽き、不満感じ、人と比ぶる気持ち消えずば、容易に人は欺(あざむ)かるる。そにて人は自ら堕ち、邪心に囚われ、邪欲に縛られ、おのが命をもてあそばる。よくよく戒(いまし)め、諌められよ。改められよ。おのが行い、おのが心と、おのが魂。神に向かい、神に委ね、神に全てをお任せし、我を取り、曇り浄め、汚れ祓う。そは終わらぬ人の務め。永遠の時を経て、人は休まず繰り返す。始めなく、終わりなし。なれど、そが人の務めなれば、思いわずらうも空しき徒労。ただ無心無想で、行うべし。無為の無欲で、行ずべし。よくよく励め。よくよく努めよ。行に終わりなし。努力に完全なし。さにて。 神の声を伝える人 ひふみともこさんHP http://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/     

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