真理の御霊 (三輪山より)

2016/11/03(木)16:15

神から人へ 「神に守られ、この世を生きよ」

◆最後の審判(立て替え直し)◆(43)

  神から人。神から人、人から神へ。心と心、体と体、魂と魂。全てが別のものなれど、互いに流れる奥底の、命の清流、根源には、必ず神の祈りあり。神の願いを表せる、人の肉体、魂は、人の汚れも浄(きよ)め、祓(はら)い、神の願いを実現するよう、不可能なきほど高き力と、無限の幸い、恵みを備えり。なれば、浄めて、それら力を、残すことなく使いきり、力の余りもないまでに、使い果たすが使命なり。人は、一人の力にてはなし得ぬことも多くあるを、神の力頂きて、初めて不可能、可能とならん。神の光は無限の恵み。人の一生、全てをかけても、何ら偉業もなし得ぬを、神の力の助けを獲れば、一瞬にして、全てが起こらん。神の力に頼らんことを、恥じるは愚かな気遣いなれば、人は赤子の無邪気さで、神に頼りてすがらばよけれ。つまらぬ心配、見栄を張り、最も大事な霊行を、果たさず帰らば、悔いも残らん。   この世の人の虚栄虚勢は、真の価値を競わずに、ただの物質権力の、見せ合い、出し合い、比べ合い。いつしか曇りて何も見えず、 目先の利害を追いかけて、踏み外し堕て、煩悩地獄。人の苦しみ、悩みの始めは、全てが己の我欲なり。人の幸せ祈る者なら、決して陥いることもなし。暗く濁れる嫉妬と増悪。怒り、悲しみ、憎しみ、恨み。避けて通れよ、可能な限り。心弱りし者ほどに、たやすく堕ちなん、苦悩煉獄。己の増悪に汚れ深めて、自ら償う罪の重さよ。人は神の子。汚れぬ魂。明るき光に包まれて、この世を歩めよ。行を積め。くだらぬわずらい、心配は、重荷となるらん、軽く自由に、伸びやかに、翼広げて、天翔けよ。神の光に心浄めて、明日の希望をふくらませ、精一杯に生き抜けよ。喜び、悲しみ、数あれど、神の願いはただ一つ。人の幸せ、明るき笑顔。それさえあらば、神は満たさる。人が憎みていがみあい、罵(ののし)り合うこそ、嘆きの素なれ。神の心を苦しめる、行い、ことばは慎めよ。神の心を楽しませ、歓ばせんことのみ思え。それが神の祈りなり。人が行う最も尊き、神への感謝は祈りなり。神を和ませ、歓ばせ、神の心に適うよう、それのみ願いて、それのみ祈れよ。さすれば、神は示されん。一人一人の行くべき道を。恨みつらみは醜き所業。決して起こすな。芽生えさすな。人を汚して己を汚し、己の魂を低めるのみなれ。人間心の小ささ、低さよ。神の心の大らかさ、寛さにならえよ。   人間心の尺度に量り、人間心に行わば、いずれはあやまち、我に迷わん。人間心は狭きもの。全ての基準が己にあらば。人間心の基準を離れ、神の基準を手に入れよ。神の基準は宇宙原理の、恒久普遍の真理なり。人の心のままに生きなば、未来永劫に手にし得ぬ、理論理屈を超えし基準よ。人の心を離れし者は、御魂の奥に光を得られん。人の心と引き替えに、神から賜る贈り物。内の輝く魂は、必ず現れ、光を放たん。隠して隠せぬ、真の光よ。あふるる光をいかに隠さん。まばゆく照らせよ、周囲四方を。あふれしままに、あふれさせ、流れるままに流れてゆけよ。この世を潤わせ、輝かせ。この世を神の光で満たせ。   四方に飛んで、四方の神を、神のみ国を浄め祓えよ。四方全てに神はあり。死の神、地の神、光の神と、ことばの神の四人の神々。全ては四人の神が創りて、この世を始めに建てられし。地球の原理、宇宙の原理、全てを定めて、この世を動かし、万事を整え、人に任せり。人には神の動きを、代わりて担うる必要あれば、よく戒めて、勇み励めよ。天の運行、自然の循環、生の流転の大本を、全ての因果を神は仕組みて、後は任せて神は帰りぬ。よくぞ回りぬ、働きぬ。滞りなく、狂いなく。偉大な奇跡と神秘の現れ。神の存在、疑いもなし。神の恩恵かくも深きを、少しも認めず感謝せぬ、口先ばかりの無礼の者を神もようやく裁かんと、心強めて決意せる。神の真に本意になけれど、時も迫れり、やむを得ぬ。いずれ遺して益なしと、思えどなかなか決めかねる、神の情けの厚さ、深さよ。   なればこそなり。最期の時に、最期の機会を与えなん。かくも易しく、狂いなく、神の心を顕せる、手紙を伝え、届けぬれば、後は一人の責ならん。神を認めず、感謝せず、すべての功を人知に求むる。そもやむなきか。当然か。人の歴史の何千年、神は姿を隠されたり。人の世界に現わるるなく、神話民話にのみ現れ、人はいつしか存在を、疑い信じぬ心強めぬ。敬虔なる者、信仰厚き者、神の慈愛を慕う者。かつての いにしえ、古代人らは、神に畏敬をもちて敬い、崇め奉りて、斎き奉れり。神世の昔、神と人との交流を、神が許して、行いし頃。人の心は謙虚で素直に、神を求めておりし頃。神に捧げる歌に舞い、祈りと供物の盛んなる頃。神の心を歓ばせ、互の幸を、祝いし頃。全ては儚き思い出なるか。還らぬ理想か。幻想か。神の傷める心も癒され、やがてはさらに、今より高く、寛くなりなん。乗り越えん。   人にも幾多の懊悩苦悩、煩悩あれど、そに負けるなよ。心の支えを神に求めよ。神のみ手に守らるる、姿を描けよ、心の奥に。神の示さる方向に、光を見つけよ、消えぬ光を。真の光は衰えず、いずれ導き、連れゆかん、光輝く天の国。神の光に包まれて、守られ生きよ、地上世界を。この世の命を全うせよと、神は伝えん、最期の望みを。人への思いは尽きせぬ悩み、苦しみ悲しみの素ならん。されども勝るが人への情け。人への愛の勝るればこそ、神は迷いて決め難し。今の心を忘るなかれよ。 神の本心、心の弱さを、全て見せなん、人へと預けん。神を救いて支えるも、神を苦しめ哀しますも、全て人間、愛しき我が子。神の心を、残してゆけよ、次の世代へ、次の時代へ。ますます厳しき世となる前に。さにて。       神の声を伝える人 ひふみともこ 著書 「神から人へ(下)」より抜粋  ひふみともこさんHP http://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/

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