2006/08/22(火)21:58
蝉
アブラゼミ激写!
この季節は小さな頃からの習慣か、歩きながら虫を探している自分がおります。
蝉を見つけた日にはそこから真剣勝負のはじまり。
「こいつを捕まえられたら今日はいいことが起こる」とかいう曖昧で軽い願掛けをして、背後から忍び寄る。
今日は「こいつを綺麗に接写できたらこのまま歯医者に行く!」という契約を自分と交わしてのチャレンジ。
・・・行ってきたぜ歯医者(いばることではない)。もうちょいで終わりそう。
このアブラゼミっちゅーのは僕ら日本人にとっては珍しくも何ともないですが、世界的に見るとかなり珍しい種に入るそうです。
羽全体に色がついてるものはほんの数種だとか。
クマゼミがシャーシャー鳴きだしたら夏のはじまり。
アブラゼミがジージー鳴きだしたら夏真っ盛り。
ツクツクボウシがツクツクオゥ~シと鳴きだしたら夏の終わり。
釣り場、キャンプ場での夜明けにはヒグラシがケ~ケケケケッケッケッと鳴く。
夏の記憶、そのBGMは蝉の鳴き声であることが多いですなー。
幼虫期の5年から6年を地中で過ごし、地上での命は2週間から3週間。
“繁殖”という目的だけのために生命力を振り絞って鳴き続ける蝉(♂)。
蝉たちは深いこと考えたりしてないでしょうが、生涯のそのシンプルさ、使命を全うしようと命を削る様に、心を打たれるときもある。のだ。
そんな彼らを捕まえようとして、おしっこかけられて逃げられた日にゃー、
「くよくよ悩んで生きやがって、あんたらあほか」とお叱りを受けた気分にもなる。
シンプルに考えて、シンプルに生きればええやんけ。と。
まーまーそれも僕という人間があてがった勝手な解釈ですが。
教えられた気分になり、力を分けてもらった気分になり、勝手に感謝するのもええかなーと。
【古賀拓也】