☆実家がなくなるということ☆
新しい家が建ち、引越しを済ませ、空家になった実家の解体が本格的に始まりました。長い間慣れ親しんだ実家がなくなるということは、とても寂しいものです。小さい頃から大人になるまで過ごした思い出の場所がなくなってしまうのです。解体前に、感謝の気持ちを込めて掃除をしました。たくさん写真を撮り、動画の撮影をしました。動画の良いところは、音が残るところです。引戸のガラガラという音を聞くと、思い出が蘇るような気がします。どうしても残せなかったもの。それは「におい」です。家のにおい。実家のにおい。懐かしいにおい。これは、引越しをしてすぐになくなってしまいました。荷物があり、人が住んでいてこそある「におい」なのでしょう。今までとは違うにおいになり、とても寂しく感じました。部屋、台所、お風呂、トイレ、玄関、廊下、階段、すべてに「ありがとう」を言いました。これでお別れだと思うと、なかなか家から出られませんでした。本当にたくさんの思い出があります。家としての形はなくなってしまうけど、たくさんの思い出と感謝の気持ちはずっと残ります。長い間ありがとう!