映画「ストロベリーナイト」の原作「インビジブルレイン」を読んだ感想です
映画「ストロベリーナイト」の原作「インビジブルレイン」を読みました。ドラマをずっと見ていて映画も見たけど、原作を読むのははじめて。普通、原作本のファンは、映画やドラマを後で見てがっかり、というのが多いと思うけど、これはドラマ・映画の方がずっとよかった。作者の誉田哲也さんは、松嶋菜々子さんをイメージして姫川玲子を描いたそうです。なるほど、この姫川玲子は確かに、竹内結子さんではないですね。ドラマ・映画の持つ緊迫感や重厚さ、底力は、この原作にはありません。むしろ、軽さのある刑事もの、普通の警察小説、という感じでした。逆に言うと、この原作からよく膨らませて、姫川や菊田を作り上げ、深みのある人間ドラマに仕上げていったものだ、と感心しました。姫川玲子が、男社会の警察組織で、犯罪と闘い、自らの過去と闘う。そんな彼女を支え、信頼しついていく姫川班の男たちとの一体感。それでもなお、裏社会に生きるひとりの男と出会ったとき、捨てたはずの女性性を揺さぶられ、心の闇がどうしようもなく共鳴しあう。暗く響いた竹内さんの台詞「殺して」は、Kill meなのかhimなのか。う~ん、やっぱり映画は原作をはるかに超えている。【送料無料】インビジブルレイン [ 誉田哲也 ]価格:1,785円(税込、送料込)