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「野球ソムリエ」 キャッチャーズ・アイ

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2008.06.25
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カテゴリ:NPB
事あるごとに議論を呼んでいるFA制度改革協議が一応の決着を見た。
一応とわざわざしたのは、その決着の中身が不十分であると思ったからと
また、2年後に見直すという合意が盛り込まれたからだ。
分離ドラフトもそうだったが、わずか数年の運用で見直すという事がわからない。
ドラフトとFAはそんなに短期で、功罪が現れるものではないと思うからだ。

この決着を見るまでに1年半の時間が費やされた。
それもドラフト、FAの最終形ではない形での決着だ。
機構、球団、選手会とそれぞれに危機感が乏しく、
これからプロ入りを望む選手たちのことを向いて考えているのか疑わざるを得ない。
見直しの度に、振り回されるのはプロ入り前のアマチュア選手たちだからだ。

今回の決着の内容は以下のとうりである。
【ドラフト】
1.2008年からは、分離ドラフトではなく、高校生、大学、社会人を一括開催。
2.1巡目は入札制とし、重複の場合は抽選。外れた球団は再入札し、
全球団が1巡目選手を確定するまで繰り返す。
2巡目以降はウエーバー方式。

【FA】
1.2007年ドラフト以降の入団選手は国内FA権取得年数を高校生8年、
大学、社会人は7年とする。
2.2006年ドラフト以前に入団した選手は海外FA件取得を9年、国内を8年とする。
3.旧所属球団に対する補償は各球団で日本人選手を年俸順に
A(上位1~3位)
B(同4~10位)
C(同11位以下)にランク付け。
人的補償のない場合の移籍金はAランクは年俸の80%、Bランクは60%
人的補償のある場合はAランク50%、Bランク40%とし、
Cランクは人的補償、移籍金ともに不要。


ドラフトに関しては、これ以外に日本で適当な方法はないと思う。
完全ウエーバーでは、下位球団にその年の有望選手が自動的に入ってしまう事になる。
競争原理が働かなくなるので、1巡目を指名抽選、2巡目以降ウエーバーは妥当だと思う。

問題はFAの方である。
なぜ、2006年と07年で線引きをするのか、理由がわからない。
ドラフトで大学、社会人の逆指名制が導入されたのは93年。
自由枠制の導入は02年、分離ドラフトは05年からである。
06年、07年でFA件取得年数を分けるのはおかしい。
逆指名、自由枠を使用して入団した大学、社会人出の選手と
逆指名、自由枠を使用せずに入団した大学、社会人、高校生とでわけるのが本筋であろう。
逆指名、自由枠を使ったということは、自らが球団を指名選択しているという事だ。
この選手たちに移籍の自由を与える年数は長くてもいいはずだ。
対して、逆指名、自由枠を使えなかった選手たちは、自らで球団を指名選択していない。
このような選手たちには移籍の自由を早く与える方が理に適っているはずだ。
また、国内FAと海外FAとで年数をわけるのも姑息だ。
移籍の自由は国内、海外を問わずして与えられるべきである。

さらに、FA権以外に移籍を認める制度は廃止するべきだ。
いわゆるポスティング制度である。
ポスティング制度は球団ごとでその運用と、認可が違う。
とある球団は認める傾向に対して、ある球団は頑として認めない。
このような事態は選手間の不公平感を助長するし、移籍できても選手が球団を選べない。
ドラフト時の指名抽選と同様に、入札額の高低で決められるし、
最終的にその入札額で認めるかどうかの決定権はあくまでその時の所属球団にある。
あいまいな部分をなくすためにも、FA権以外に移籍の自由は認めるべきではない。

入団時に逆指名、自由枠を使った選手は国内、海外ともに在籍8年でFA権取得。
入団時に逆指名、自由枠を使わなかった選手は国内、海外ともに在籍7年でFA権取得。
この方が正しい取得権利の方法だろう。

FA権を行使する際に、選手をランク付けするのはやむを得ないことだと思う。
ランク付けをしなければ、主軸選手が移籍した旧球団に対する補償の問題はややこしくなる。
だが、移籍金、人的補償も完全撤廃するべきだ。
移籍の自由を認めるのに、移籍金が発生するのはおかしい。
移籍金がネックとなって、移籍市場が活性化しないからだ。
また、人的補償は、その人的補償とされる選手の側から見れば、
入団にも自分で球団を選べず、またFA制の側面で移籍をさせられのではたまらないだろう。
Aランク、Bランクに属する選手の移籍は、移籍補償発生選手として位置付けて
それ以外は、移籍金、人的補償なしとするほうがいいだろう。
そして、移籍補償はドラフトの指名権利で行うべきだ。
Aランクはドラフト1巡目の指名権を旧球団への補償とする。
Bランクはドラフト2巡目の指名権を旧球団への補償とする。
この方が、既に在籍している選手に負担を強いることはない。
ドラフトでは、選手側に選択権はないのだから、移籍はFA権で権利を取得できる。

結局はFA権の諸問題はドラフトとリンクせざるを得ないし、
ドラフトの指名権を補償とするのが一番適当なのだ。
ドラフト制とは戦力均衡と共存共栄をはかるものであり、
FA権とは、入団時に球団の選択権がない選手側に契約権利の自由を与えるものだ。
それぞれの制度の、存在理由に遡ればその改革はシンプルになるはずだ。
入団時に球団を選択できた選手とできなかった選手でFA権の取得年数には
差があってしかるべきだし、また移籍、イコール契約権利の自由を妨げる要因となる
移籍金などは撤廃する必要がある。
さらに、FA権のために他の現役選手が不利を蒙る事はない。
移籍補償はドラフト指名権で補うしかないと思うのだが、
他にいい手だてはあるのだろうか





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最終更新日  2008.06.25 09:10:41
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