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「野球ソムリエ」 キャッチャーズ・アイ

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2008.10.31
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カテゴリ:NPB
08年ドラフトが昨日終わった。
今日はドラフトでのベイスターズ指名を見て、
その戦略についての私の思うことや指名された選手について書き込むつもりだったが、
そのことは明日に回す事にする。
何故か。
どうしても今日書きたいことができたからである。
私は新聞紙上でその記事を見て呆れてしまった。
またか、と思うと共に一向に改まる事のない自惚れた思考に怒りすら覚えた。

【 巨人を強く希望する選手を獲得できなかった。
選手の個性を生かすような制度にしていかないといけない。 】
これは昨日のドラフト終了後に、巨人の清武代表が語った言葉である。
この事を読売新聞のスポーツ紙面に載せただけでなく、
それとは別にスポーツ紙面でのミニコラムにも同様の内容を載せたのだ。
選手の希望を反映させる制度を作る努力が必要、とする内容のミニコラムである。
これが巨人軍や読売新聞との関連があるスポーツ報知であれば
この手の記事やコラムが載るのはまだ許せるが、
一般紙である読売新聞に載るのは許せないし、到底理解できるものでも無い。
相変わらずの驕り、自惚れた思考は、プロ野球の共存共栄を阻むものであり、
それに振り回されるアマチュア選手が一番その被害を被る事になるのだ。

今日の紙面で引き合いに出されたのは、
MLB入りを表明している新日本石油ENEOSの田澤投手と
2年前から巨人入りを熱望していたHONDAの長野選手である。
昨日のドラフトは選手の希望が入る余地の無い16年ぶりの旧来の型のものとし、
ドラフトの制度が抱える矛盾が浮き彫りになった、と論じている。
その中で【 MLBに行きたいので国内球団は指名しないで欲しい 】
と表明していた田澤投手の希望が叶い、
今後はMLBの球団と自由に交渉が出来、好きな球団に行ける事を取り上げ、
一方、日本国内のプロ球団でプレーする選手には球団選択の自由がない、として
その象徴的な選手として長野選手の事を挙げている。
2年前に北海道日本ハムに指名された際、巨人入りを熱望してこれを拒否、
社会人野球に進み、3年越しの願いも昨日のドラフトで千葉ロッテが2位指名し、
その思いが叶う事はなかった事を不条理だ、
今のドラフトはプロにとっても、アマチュアにとってもマイナスだ、として
日本球界は一致団結して、早急に選手の希望を反映される制度に見直すべき、
でないと、国内で選択の自由がないまま、第2、第3の田澤投手が現れ、
日本球界は深刻な危機を迎える、と断じているのだ。
私はこの記事を見て、他に同様の事が書かれているかどうかを見るために
スポニチ、日刊スポーツ、朝日新聞、神奈川新聞などを買い読んでみた。
が、このような事を書いているものは一切なかった。
それどころか、ドラフトは本来、球団側が選手を選択するものであって
選手側が球団を選択する制度ではない、と考えを語った
千葉ロッテのバレンタイン監督の事を取り上げていた。
どちらが正しい考えかは言うまでもない。

確かに今回のドラフト制度には選手側に球団選択の機会はない。
だが、昨日も書き込んだとうりにその事とバランスをとる型でFA制度があるのである。
FA制度が一部の限られた選手にしか与えられない現状こそが不条理であり、
そのために制度的な自動的ウエーバーを取り入れるべきだ、私は昨日書き込んだ。
今はフランチャイズ化が格段に進んでいるから、選手側の希望が偏る事はない、
だから完全自由競争でもいいはずだ、とするのが読売の究極の論理である。
だが、その裏で標準契約金の額を上回る金額が飛び交う事になるのは明らかだ。
それは、一場投手や那須野投手の件が如実に物語っている。
自由獲得競争は今よりも、さらにダークサイドな面が広がるだろう。

他方、選手の希望を反映させる方向にドラフトを見直すことになっても不公平感は残る。
全ての選手の希望を叶えるドラフト制度などあり得ないからだ。
昨年までの制度では希望枠で球団選択を出来る選手は1人だ。
その前の自由枠、逆指名でも球団選択できる選手は2人までである。
12球団で完全にその枠が埋まったとしても、合わせて24人である。
ではそれ以外の選手の希望はどうなるのか。
大体ドラフトで指名される選手の総数は70人程度である。
近年の育成枠ドラフトまで加えれば3ケタに近いだろう。
24人以外の76名近い選手の希望は叶えられなくてもいい、と言うのか。
それこそが不公平であり、不条理だろう。
選手の希望を取り入れる、球団選択の余地を与える、
そんなドラフト制度が完全な型で出来るわけはないのだ。
今年のように2位以降はウエーバー制で、
1位のみ入札制で重複時抽選とする型がベストではないにしてもモアベターなのである。

結局は巨人軍のエゴでしかないのだ。
巨人に入団を希望し、それが叶わないから不条理だと訴える。
これが他球団の選手の場合でも同じ事を巨人軍が不条理だと訴えるだろうか。
まずないだろう。
12球団の共存共栄にはさして興味など持たない事は
すでに色々な部分で証明されている。
間違っても今後、巨人軍の言い分に沿ったドラフト制度の見直しはするべきでない。
今年のドラフトの型がモアベターだからだ。
これを見直す事はどうやっても改悪の型にしかならない。
選手の希望を取り入れようと制度を変えたことで
戦力の均衡を図る本来の意味は失われ、裏金問題も生んだではないか。
それで戻ってきたドラフトが16年前までの型だったのだ。
巨人軍が騒ごうがゴネようが、ゴリ押しを認めてはならない。
他の11球団も両リーグ会長もコミッショナーもである。
いい加減に巨人追随型の姿勢を日本プロ野球界は改めるべきである。







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最終更新日  2008.10.31 19:27:30
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