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テーマ:お勧めの本(7278)
カテゴリ:本
「柔」の早苗と「剛」の香織が中学最後の大会で戦う。
この2人が一緒の高校になり、剣道を通じて成長していく姿を描いた青春小説。 ※ ※ ※ お師匠さんから勧められて読みました。 タイトルから察するに主人公は16才でしょ。 10代や20代の子から勧められても、触手を伸ばさなかったかもしれないけれど、年上の男性が言うなら間違いないでしょう。 まず、予習。 名前の読み方は「ほんだ」 著者プロフィールによると「本書は著者初の、人が一人も死なない青春エンターテインメントである」と書かれていました。 栞紐が二本もついてる!! それも赤と白。 試合で赤と白に分かれてたから、それにちなんでいるようです。 凝ってるわ。こんなの初めてです。 早苗の章と香織の章で使い分けようとしましたが、面倒になってやめました(笑) 面白い! 読みやすいけど、そんなに軽くはなく、しっかり書き込んであっていいわ。 香織と早苗って正反対の性格よね。足して二で割ったらよかったのに。 あはは。作中人物に言われてしまいました。 剣道が出てくる小説といえば「鹿男あをによし」と「ひかりの剣」に出会いました。 本作は竹刀や面のイラスト入りで名称の説明付きだったので、剣道のことが全くわからない人にも親切です。 陸上の投擲種目の小説には未だお目にかかっておらず、自分で書くしかなさそうです。 ええと、投げてから地面に落ちるまでに回想シーン挿入です。 「どこまで飛んでくんだ」と突っ込みが入りそう。 でもキャプテン翼も回想シーンが長くて、ピッチ内を走るシーンがマラソン選手のようでした。 だからよしとしよう。 「作家の読書道」で誉田さんが言ってたけど、誕生のきっかけは仮面ライダーですって。 「面を被って、相手が誰かも分からないまま戦う」 作家は発想が違うわねえ。 スポーツにしろ何にしろ、壁にぶつかったときに、どうやって乗り越えていくかが大事です。 自分ひとりで乗り越えられる者もいれば、周りの人のアドバイスで乗り越えられる者もいます。 乗り越えられたとき、ひとまわりもふたまわりも成長しています。 香織のお兄ちゃん、地味なポジションだったけど、最後の方でグッジョブ! かっこいい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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