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カテゴリ:本
「赤い名刺」「眼前の密室」「鉢植えの女」「餞」「声」「真夜中の調書」「黒星」「十七年蝉」の8編からなる短編集。
※ ※ ※ タイトルの臨場とは、警察組織では、事件現場に臨み、初動捜査に当たることです。 「終身検視官」の異名をもつ捜査一課調査官・倉石義男がめちゃめちゃかっこいい。 話を聞いただけで事件の真相が分かる安楽椅子探偵には食傷気味だけれど、彼はしっかりと現場を検視して真実を見抜いています。 組織の中の一匹狼というのも、またいいんですよね。 後味の悪い話もあったけれど、ほろっとした読後感を得られた「十七年蝉」が最後に収録されていてよかったです。 間違いやすいけれど、「検死官」ではなく「検視官」なのですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
April 19, 2013 04:28:41 PM
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