what's your next color・・・

2005/06/24(金)12:37

宇宙のリズム。

kill time(133)

姫の顔の腫れも引いてきたので、 明日にでも登園許可証を頂きに行こうかと。 気持ちに余裕があるうちにと思って、 蛍に会いに、夕飯後二人で出かけた。 車を20分程走らせ、筑紫野市の奥へと入り込む。 山の斜面に貼りついたような、段々の水田に囲まれたその谷間を流れる沢。 ここには、そんな風景が豊かに生きている。 7時半だというのに、まだまだ明るい。 照明が煌々と照る(ように見える)広場に車を留めて、 さらに奥へと歩いていった。 ソデ部分の木の下で、ひとつ光った。 やがてたどり着いた人工的な光が差してこないその場所は 水田からは蛙の声が届き、水の流れる音が静かに響く。 光が、次々に増していく。 すっかり闇に包まれた頃、 それはまるで、ワタシ達が忘れかけたそれに呼応するように。 一定に、穏やかに。 ↑見えるかな。 始めははしゃぎ気味だったムスメも、一瞬だまり、 ”幸せねぇ” とつぶやいた。 ”パパにも見せてあげたいね” しばし満喫して、光舞う道を車へと歩く。 自然の中の闇が、こんなにも柔らかいなんて。 「今晩は帰れないかも知れない」という軟禁状態のオットへメール。 ”今ね、蛍見てきた。姫の頬は元に戻りつつあるから。” ”たくさんいた?なぜだか分からないけど、  事務所の前を一匹だけ蛍が飛んでいったよ。  何だかいいことがありそう。” 蛍族の彼が、蛍に出会ったその一瞬、彼女の想いが通じたのかも。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る