ミュージックマガジン7月号 ももクロ特集、ざっと読みました。
MUSIC MAGAZINE (ミュージック・マガジン) 2012年7月号 【表紙&特集】 ももいろクローバーZ旋風!
自分の最近のモチベーションも影響して、近頃発売されるカルチャー的ももクロ特集には飽きてたんですがこの号は結構面白かった。
注目はトリの今本渉さんの寄稿 翻訳家の方、著書多数
テーマとしては日本古来からの芸能に繋がるエンタメの感じ方と、震災関連という切り口。
とても壮大ですが結構納得がいく面白い文面でした。今のアイドルとしての定義や分析もきちんとされてます。
記事中にある通り「全力」でももクロが解明できるほど甘いもんじゃない。ももクロ以前も全力なアイドルはいくらでもいましたし、今のアイドルちゃんは全力でなければ誰にも相手にされません。
もちろん、自分もその答えを持ってないのでエラそうに言えないんですが、テキストの世界で生きられる方は是非その解明への挑戦を諦めないでもらいたいです。
今やももクロを分析するのは文化全体で語るべきで、音楽として語るなんて限界?な雰囲気があるなか、なんとかしてこの珍妙な現象を理解するべく音楽面からチャレンジする姿勢は大したもんです。関係者のインタビューだけでお茶を濁さすにね。
ももいろパンチからのディスコグラフィーや、白い風など会場限定盤の解説もあります。
メンバーへのインタビューベースで毎号丁寧に記事を作ってくれてたQJ 102号のももクロ特集はちょっと残念。(もう自分が不感症になってるだけか?)
運営側からの今はもうZなんでという意志の表れかどうか(?)、Z以前の歴史はないものとして語られてることに萎えました。あと物凄くブスに写ってる表紙も残念。
以前のハロプロの原稿チェックじゃないですが、カルチャーを理解しよう、ひも解こうとしてるとこへ、その出し手の意志が大きく働いてきたら楽しさ半減です。特にカルチャー誌においては致命的。
ステージだろうとテキストだろうと、「私たちが先に倒れるか、お前らが先に倒れるか、勝負」なんですから。
特にそういう闘いが象徴的に語れるももクロにおいてその手の作用はあまりに「不似合」な編集方針に見えてしまいました。 コンテンツサプライヤーとの蜜月関係もなかなか難しいっすね。
今年後半もさらにももクロの年になるでしょう。
そしてきっと今までは斜に構えてた文豪の方々も、本気でこの現象を分析しようとする方が現れるでしょう。
たった1号の雑誌でその答えが出るなんて思ってません。
どんどん本気で挑戦して、引き続きももクロ特集組んで、このブームに乗って部数増やしてってください。
ミュージックマガジンさん期待してます!
そうそう、
要望ばっかで自分から言わないのは失礼なのでほんのちょっとだけ。
自分的なももクロ売れた分析は、
アンチAKB
笑いとバラエティ性
チームももクロの人材活用術
スターダストグループのバックアップ体制
3Bバカ文化
・・・陳腐なキーワードですいません。ご興味あればUSTでお話します。
【こっちも読んでみよう】
QuickJapan 102号 緊急座談会
まだまだ語るぜ! ももいろクローバーZ!
1番目
http://www.ohtabooks.com/quickjapan/blog/2012/07/02143431.shtml