某所のUSTでアーカイブが残ってないことを知って、大いに哀しい思いになったある日。
https://twitter.com/sottowo/status/255336598248488961
https://twitter.com/sottowo/status/255334785596149760
単独ライブ動員500人以下のグループで、大きくなることを目標としているグループは是非やったほうがいいと思うことをそっと的にまとめてみました。
以下偉そうな物言いですいません。
いいグループがあるのにちょっとした手法を知らないばっかりに、せっかく手間かけた映像プロモーションが無駄になってしまうのは実にもったいない。
やる気はあるのにうまくいかない、そんなグループ(メンバー、スタッフさん)に少しでも頑張ってもらいたい思いで書きました。
事務所の方々はタレントさんに指示出す前にこれらのことを全部やって、メンバーたちへ自分たちの努力ぶりを示しましょう。きっと何かが変わってくるかも。
■USTREAM編
<ここで目指すは東京女子流のやり方。迷ったら女子流のやり方に戻る。>
必ずアーカイブを残す。マズイものが映ってない限り削除しない。
逆に、アーカイブ残す前提でUSTを流す(作る)
USTタイトルをきちんと書く
説明文をきちんと書く
いつ、どこで何を、USTイベント主旨、メンバー名(ニックネーム)、関連URL
これらすべてを表記する
あらゆるタイトルには必ずグループ名を表記
長い名前のグループは、略称的な短いグループ名を半ば公式的に使っていく。
例)ももいろクローバーZ=ももクロ PartyRockets=パティロケ など
アイコンもなるべく設定する
→非常に小さいアイコンなので、メンバー全員が写った引き画などはNG。
小さくてもわかりやすい文字や1キャラの絵柄などにとどめる。
分かりやすくて短いハッシュタグ(#○○○)を設定する(できればローマ字表記)
→設定箇所は、[番組設定]→[ソーシャルストリームとチャットの設定]→[▼ソーシャルストリームの設定]リンク
このハッシュタグも公式的に他のツイッター呟きでも使うようにする
公開されたアーカイブには、後日きちんとタイトル、説明文を書く。これらはすべて検索ヒットの対象になる。
USTアーカイブの一覧は、チャンネルトップのURLの最後に /videos/ を付けると見れます。(今年のUSTリニューアルでリンクがなくなってしまった)
配信デバイスはいろいろ試す(スマホ、パソコン、LiveShell)使いやすいデバイスは日々進化する。
通信手段は複数持つ(Xi、EM、WiMAX)
→通信環境や条件は日々刻々と変化します。この辺はその土地土地で試してみるしかない。
担当者は固定化しない(時にはスキルの高いメンバーにも手伝わせる。信頼できるファンに手伝ってもらう。)
映像編集配信ツールにこだわり過ぎない
→テロップ付け、編集ソフト、ワイプ機能など、その辺のソフトや機能を使いこなそうとはまらないよう気をつける。その労力は、USTを配信する機会を増やす方向へ。
司会的MCさん(マネージャーさんなど)は、名前公開してファンに馴染んでもらうようにする。
本名が嫌なら愛称でもなんでも可。要はファンから気軽に声をかけてもらう環境作り。
(名を名乗らないスタッフさんはこの仕事に向いてません)
予定されるUSTイベントは事前に告知する
USTのイベント機能を使って告知
ツイッターで告知
ツイッター告知時は「拡散希望」でファンに手伝ってもらう
できれば定期的に毎週配信するのが理想ですが、お約束で配信して間延びするようだったらやめる。それより配信側がワクワクすることを優先して配信するようにする。
配信側も見る側も「今何がワクワクするか?」を優先させましょう。
番組チャンネルは変えない
→USTは1アカウントで複数番組をすぐに作れますが、できるだけ1番組で配信するよう統一する。
別番組にしちゃうとせっかくその番組をフォロー登録してるユーザーに配信時のお知らせが届きません。
ちなみにUSTアーカイブはYouTubeにもアップできる。
「これはよく撮れた」というコンテンツはYouTube側にも同様のアーカイブを公開するとよりベター。
同時に二つのメディアに配信できて効率もいい。
メンバーにも個人配信を許す
→USTだけじゃなくツイキャスなど、スマホで簡単に配信できる方法で、配信に興味があるメンバーには個人配信を突発的にやることを許す。これは公式とは別チャンネルでよい。(この点LinQが秀でてる)
ロケ地は様々な場所で。
→毎回会議室の同じ場所、同じ配置、同じカメラ位置じゃ、メンバーはおろかスタッフ側もすぐに飽きる。なんでも定期的にやればいいってもんじゃない。(生スマの失敗)
へんにかっこつけず、通信がつながる様々な場所で試す。
■振り返り
これは必ずやってほしいです。
ある期間、3か月、半年やってみてどうだったか?
お客さんはどう思ってる?
メンバーはどう思ってる?
Web上の反響はどうか?
このまま続けるべきか?変えるべきか?
どこが大変か?対策案はあるか?
担当者はこのままでいいか?
やっていて楽しいか?
◎評価ポイント
反響の評価ポイントは、
合計視聴者数、
ツイッター上で発行されたハッシュタグの数、
アーカイブの視聴者数、など
USTのツイートログはここを見る。http://ustweet.net/
■最後に
とにかく配信の場数をより多く積む。
配信ノウハウに王道なし。
たった1回の傑作より、毎回の配信やより多くのアーカイブに意味がある。
迷ってるよりも今やろう、すぐやろう。
ファンが見たい映像はそこかしこに落っこちてる。メンバーが過ごすあらゆる場面を配信できないか常に探る。今後のプロモーションのヒントがそこにあるかも。
以上のことを全部やれとは言いません。(ほんとは全部やってほしいけど)
スタッフさんの余裕や人材の適性に合った形で、よりよいUSTとの付き合い方を見つけてください。
「うちはこの程度にUSTをやっていく」という関わり方が1本できればひとつのちっちゃな成功です。
次はYouTube編、撮り方編、その他編など、またしても偉そうにお届けいたします。
最後までお読み頂きありがとうございました。