アイドルマーケットで活動する初期に大事なこと?
大それたタイトルで申し訳ございません。かなりまとまりないのでなんとな~くダラダラお読みください。とある新しいグループの発売イベントを見てて感じました。パフォーマンスも高くてメンバーも可愛い。メディア露出やタイアップも多く、売り方は久々の大型新人レベル。しかしいかんせん楽曲が直球ど真ん中。力の入ったMVも作り方がど真ん中(というかちょっと古い...)でもそれは、きっと「うちはマスを相手にしたいから、間口の広い分かりやすい楽曲や世界観で臨みます」というコンセプトに感じた。でも今のアイドルマーケットはとても厳しい。コンセプトの間口が広いからといって、そのまま広く浅い層が流入するほど甘くない。デビュー(活動)したてのグループにアイドルヲタクさんが一番最初に望むことってなんでしょうね?・とっても可愛いメンバー・対応がよくて話してて楽しいメンバー・そこでしか見れない年齢層やキャラクター・そこでしか聞けない楽曲性・ダンスや芝居などそこでしか見れないステージ・そこでしか見れない面白イベント・そのグループでしか見れないストーリー、活動経緯・将来的に有名グループに繋がってるメジャー感(入りやすさ)・アートワークが独特で、CDを持ってるだけで嬉しい・ロゴやTシャツがやたらかっこいい・写真やビデオを撮らせてくれるので楽しい・運営さんがフレンドリーで裏話を聞くのがとても楽しいetc...そのグループを見続ける、応援する理由、フック、そこでしか見れないもの、理由。そのポイントによって来るお客は自動的に決まり、なんとなく初期ヲタさんの層が決定する。「こんなお客さんに来てほしい」という運営さんの意図とは無関係に、これらのフックポイントに響きやすい層が応援するようになる。逆にディープなヲタさんはそのフックを求めて日々現場を流れてる気がします。今までアイドルマーケットをやったことない運営さん(特に大手)としてはそのポイントを「売れる」(需要がある)ところ探すかもしれないけど、自分的にそれは活動初期ではあまり重要視せず、後からいくらでも軌道修正すればいいような気がします。出たてのアイドルグループを見ようとする今どきのヲタ層はそれなりにディープ。運営さんがいくらメジャー志向やマスを相手にすることを目的としても、まず最初に支えてくれる層はディープ層だということを理解する必要あり。そしてお客としてもプロレベルで目先のイベント運営で学ぶことはとても多いということも。さらに大事なのは初期ヲタさんが広めるときにする口コミ「CD聴いてよ面白いからさ」「メンバー見てよ凄い可愛いからさ」「めっちゃ沸けるから今度行こうぜ」「特典会のコスパいいから行ったほうがいいよ」「あそこの社長面白いこと始めたら今度行きません?」特に応援なんて気はさらさらなくても「面白いこと見つけたよ!」という気持ちは人に言いたくなるのが人情。自分のグループが初期ヲタさんからどんな口コミで仲間を誘うのか?それを運営さんは強く意識する必要があるかもですね。そのフックに響いた目の前にいる初期層をさらに満足させることに集中する。でもそのフックがずれてたら軌道修正する。例えば、図らずも接触専用グループになってしまったら、うちは実はこっちに力入れたいんですと修正する。丁寧に説明すれば初期ヲタさんは納得してくれるはず。ま、芸能ごとなのでシレーっと変えちゃうのもアリですが、同じアイドルマーケットでやっていくなら波風立てないようにやったほうが結果的に応援してくれるのがアイドルヲタさんの人情というものでしょう。逆に複数のグループを出し慣れてるとこはそのさじ加減がうまくて、最初のコンセプトを明確に変える。ヒエラルキーや上下関係なんてのも設定する必要なし。そんなものは勝手に決まっていくし、それがあるから故の堅苦しさはメンバーやファンにとってもマイナスでしかない。ももクロはチームしゃちほこにとって大きな目標。ただ、しゃちよりももクロが「上」だなんて定義はどこにも書いてない。なんだったらももクロ追い越しちゃっていいのよ?という自由さが未来を明るくする。これはAKBの本店支店の関係も同じかも。では何をそのポイントとするか?それはコンセプトやフックが継続するかどうか。プロデューサーがおもしれーな~!と言いながら続けられるか。例えば、代理店あがりのプロデューサーが「パフォーマンス」を売りにするグループに仕立てようとしても無理があるでしょう。すると自ずとできることは決まってくる気がします。ということでせっかくアイドルマーケットを目指して頂いた新しい運営の皆さん。大変なことばかりですが、どうか長い目でこのマーケットを盛り上げていってください。地道に続ける運営さんのことをファンは必ず見ていますので。(こんなものを最後までお読み頂きありがとうございます。)【楽天ブックスならいつでも送料無料】僕たちとアイドルの時代 [ さやわか ]価格:907円(税込、送料込)【楽天ブックスならいつでも送料無料】AKB商法とは何だったのか [ さやわか ]価格:1,080円(税込、送料込)