2006/08/05(土)13:25
ばいばい コボル
親からの電話で起こされた。
(これを書いてるのは土曜朝ですが・・・)
「昨日の夜ね、コボルが死んじゃったの」
「今、八事に持って行くためにダンボールに詰めてるからさ・・・」
「そういうことだから・・・」
おい。親っ。
何でその時に電話してこないんだ。
その時間なら、まだバスがあったから帰れたのに。
ちなみに、コボル君とは祖母の家の犬です。
少し前から調子が悪いのは聞いてました。
だから、今度お盆に行った時に会うつもりだったのに・・・。
一緒に住んでなくても、祖母の家が近かったので、
小さい頃は、時々遊びに行ってました。
小さい頃・・・小学5~6年生くらいだったかなぁ・・・。
初めて会ったの。
すごく小っちゃくて、
抱きかかえた私の手の中で震えていました。
そして、動物に免疫がない私もビクビク震えてました。
(それまでの我が家では、金魚くらいしか飼った事がなかったのです)
コボルと遊びたくても、たまにしか行かないから、
ワンワン吠えられました。
当時のコボルにとって、私は「見ず知らずの人」と変わりなかったと思います。
私自身も、親戚の家の犬と言えども、
道を歩いていて散歩している見ず知らずの犬と変わりありませんでした。
だから、その接し方もわからなくて、正直怖かった。
でも、いつの頃からか、
定期的に訪れる私を覚えてくれました。
私が行くと「わぉーん」って叫び、尻尾を振りながら
私の膝まで登ってきて
「散歩に連れてけ」と言わんばかりに
私の膝を掻きむしっていました。
大人(?)になってからは、
お盆や正月に会うくらいでした。
それでもコボルはちゃんと私を判ってくれて、
ソファに座ってる私の膝の上に乗ってきたりしました。
手も嫌と言うほど、ベロベロに舐められました。
祖母の家に行けば、必ず会えるコボル。
居て当然のコボル。
フローリングをチャカチャカと歩く音。
来週のお盆には、当然が当然でなくなってるんですよね・・。
コボルのお陰で、私は犬が怖くなくなりました。
犬のいる友人の家に行った時など、普通に可愛がることができるようになりました。
「お家で犬、飼ってらっしゃるの?」
犬と戯れる私に、その家の人は言います。
「いえ。親戚の家の犬で慣れてるんですよ(^^)」
知らないうちに、それくらい犬に対する免疫ができてたんですよね。
免疫と言うより、犬が大好きになっていました。
そう、全部コボルのお陰。
コボル。
会いに行けなくてごめんね。
今までありがとうね。
私のこと、忘れないでね。