ぽてやっこ食欲日記

2005/05/09(月)09:21

京都でゆば三昧

旅してきました(38)

気を取り直して、夕食は二条城近くの京ゆば処「静家(せいけ)」へ。 ここは美山に本店があるゆば料理の専門店で二条城店はカウンター10席のこじんまりとしたお店。“お一人様”でも気兼ねなく予約がとれるありがたいお店だ。 私の他はカップルが2組。どちらも地元の人みたい。ちょっと欲張ってゆばづくし11品のコース(5780円也)をお願いする。 最初は食前酒の梅ワイン。ごめんね、ぽてやっこ姐さん下戸なのよ。でも、ちょっとなめたらフルーティでとってもいい香り。 席にセットしてあった籠を開けると、そこには2種類の引き上げ湯葉。とろとろを、1つは甘みのあるつゆで、もう1つはわさび醤油で。つゆの方は素直に旨い。わさび醤油は、一瞬そっけない感じがしたが、こっちのほうが湯葉の味がよくわかる。 次は刺身。まずは何もつけずに、湯葉そのものの味を楽しむ。あとはわさび、しその葉、クコの実などの薬味と一緒にいただく。さっきのとろとろ湯葉とは違って、弾力があり、しっかりした歯ごたえ。 その後は平たい土鍋で湯葉のステーキ。お刺身で食べたいような生湯葉を、溶かしバターできつね色に焼く。湯葉入りサラダをつまみながら、焼けるのを待つ。湯葉+バターという組み合わせは初めて食べたが、とってもふくよかな味。「湯葉だけでお腹いっぱいになるんかい」と思っていたのだが、このあたりでグググッと満足感がアップ。 さて、次がクライマックスの湯葉のしゃぶしゃぶ。とろりと濃厚な豆乳の中で泳ぐ湯葉をすくってポン酢で食べる。かーっ、うめぇ! 湯葉をすくいきったところで、豆乳ににがりを入れてぐるぐるかき混ぜる。ふたをしておぼろ豆腐ができるのを待つ間、ゆば包みの炊いたのが出る。包みの中は木耳や銀杏。そこにほんのり葛がかかって、生麩がひとひら。もうたまんないっ! で、できあがったおぼろ豆腐がまた旨い。まずは何もつけないで一口。大豆っておいしい食べ物なんだなぁとつくづく思う。 ここで、ごはん、あられに切った湯葉とたけのこの炊き合わせ、とろとろ湯葉のおつゆが登場。まずは、白いごはんを炊き合わせで一口。それから、おぼろ豆腐をごはんにかけ、炊き合わせを薬味風にのせていただく。 く~っ、あたしゃこんな贅沢なお豆腐ご飯、食べたことないよ。 「はー、参りました」と堪能しきったところへ、デザートの豆乳プリンが。とっても上品で繊細な味。でも、下品なぽてやっこには、ちょっと上品すぎるかも。 いやぁ、湯葉って、大豆って、どんだけ顔があるんだろう。ちょっとびっくりの一夜でございました。 帰りはぽんぽこのお腹をかかえ、市バスで京都駅へ。 デザートの不完全燃焼感を穴埋めすべく、駅ビルで京都のお菓子を見てまわる。でも、正直なとこ、お腹がいっぱいだとイマイチ燃えないのよねぇ。とりあえず、あの“いえもん”でおなじみの京都福寿園で抹茶のお菓子ヴァッフェルを1個購入。ホテルのお茶でにんまりと食べた。このお菓子、固焼きワッフル風の焼き菓子の間に抹茶クリームがたっぷりはさんであって、しっかり甘い。ああ、幸せ。 さて、停電になる前に日記を……と思ったら、あれ? モデムがつながらない? 1時間近く格闘した末、フロントに聞くと、システムの関係でニフティなど「全国一括アクセスポイント」採用のプロバイダにはつながらないという。 ガーン。んじゃ、明日の朝も部屋で仕事ができないってこと?? トホホでごじゃる。

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