2005/05/09(月)09:21
京都でゆば三昧
気を取り直して、夕食は二条城近くの京ゆば処「静家(せいけ)」へ。
ここは美山に本店があるゆば料理の専門店で二条城店はカウンター10席のこじんまりとしたお店。“お一人様”でも気兼ねなく予約がとれるありがたいお店だ。
私の他はカップルが2組。どちらも地元の人みたい。ちょっと欲張ってゆばづくし11品のコース(5780円也)をお願いする。
最初は食前酒の梅ワイン。ごめんね、ぽてやっこ姐さん下戸なのよ。でも、ちょっとなめたらフルーティでとってもいい香り。
席にセットしてあった籠を開けると、そこには2種類の引き上げ湯葉。とろとろを、1つは甘みのあるつゆで、もう1つはわさび醤油で。つゆの方は素直に旨い。わさび醤油は、一瞬そっけない感じがしたが、こっちのほうが湯葉の味がよくわかる。
次は刺身。まずは何もつけずに、湯葉そのものの味を楽しむ。あとはわさび、しその葉、クコの実などの薬味と一緒にいただく。さっきのとろとろ湯葉とは違って、弾力があり、しっかりした歯ごたえ。
その後は平たい土鍋で湯葉のステーキ。お刺身で食べたいような生湯葉を、溶かしバターできつね色に焼く。湯葉入りサラダをつまみながら、焼けるのを待つ。湯葉+バターという組み合わせは初めて食べたが、とってもふくよかな味。「湯葉だけでお腹いっぱいになるんかい」と思っていたのだが、このあたりでグググッと満足感がアップ。
さて、次がクライマックスの湯葉のしゃぶしゃぶ。とろりと濃厚な豆乳の中で泳ぐ湯葉をすくってポン酢で食べる。かーっ、うめぇ!
湯葉をすくいきったところで、豆乳ににがりを入れてぐるぐるかき混ぜる。ふたをしておぼろ豆腐ができるのを待つ間、ゆば包みの炊いたのが出る。包みの中は木耳や銀杏。そこにほんのり葛がかかって、生麩がひとひら。もうたまんないっ!
で、できあがったおぼろ豆腐がまた旨い。まずは何もつけないで一口。大豆っておいしい食べ物なんだなぁとつくづく思う。
ここで、ごはん、あられに切った湯葉とたけのこの炊き合わせ、とろとろ湯葉のおつゆが登場。まずは、白いごはんを炊き合わせで一口。それから、おぼろ豆腐をごはんにかけ、炊き合わせを薬味風にのせていただく。
く~っ、あたしゃこんな贅沢なお豆腐ご飯、食べたことないよ。
「はー、参りました」と堪能しきったところへ、デザートの豆乳プリンが。とっても上品で繊細な味。でも、下品なぽてやっこには、ちょっと上品すぎるかも。
いやぁ、湯葉って、大豆って、どんだけ顔があるんだろう。ちょっとびっくりの一夜でございました。
帰りはぽんぽこのお腹をかかえ、市バスで京都駅へ。
デザートの不完全燃焼感を穴埋めすべく、駅ビルで京都のお菓子を見てまわる。でも、正直なとこ、お腹がいっぱいだとイマイチ燃えないのよねぇ。とりあえず、あの“いえもん”でおなじみの京都福寿園で抹茶のお菓子ヴァッフェルを1個購入。ホテルのお茶でにんまりと食べた。このお菓子、固焼きワッフル風の焼き菓子の間に抹茶クリームがたっぷりはさんであって、しっかり甘い。ああ、幸せ。
さて、停電になる前に日記を……と思ったら、あれ? モデムがつながらない?
1時間近く格闘した末、フロントに聞くと、システムの関係でニフティなど「全国一括アクセスポイント」採用のプロバイダにはつながらないという。
ガーン。んじゃ、明日の朝も部屋で仕事ができないってこと??
トホホでごじゃる。