ZODIAC(2007)
何故、犯人を捕らえる事ができなかったのか…。何が真実を見えなくし、遠ざけているのか…。<ストーリー>1969年7月4日、カリフォルニアでドライブ中の若いカップルが銃撃され女性は絶命した、と警察に通報が入る。そしてその通報者は最後に“犯人は俺だ”と言い残していた。それから約1ヶ月後、サンフランシスコ・クロニクル紙に一通の手紙が届き、7月の事件を含め2件の殺害を実行したとする声明文が書き記されていた。それは、のちに自らを“ゾディアック”と名乗る者からの最初の手紙だった。さらに、そこには謎の暗号文も添えられ、それを新聞の一面に載せなければ大量殺人を決行する、と脅迫してきたのだった。以来、同紙の記者エイブリーと風刺漫画家グレイスミスは、この一件と暗号解読に並々ならぬ執着をみせ没頭していく。一方、サンフランシスコ市警の刑事トースキーとアームストロングも取り憑かれたようにゾディアックを追いかけるが・・・。海外公式サイト:http://www.zodiacmovie.com/ 日本公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/zodiac/ <STAFF>監督・・・・・デヴィッド・フィンチャー製作・・・・・マイク・メダヴォイ、アーノルド・W・メッサー、ブラッドリー・J・フィッシャー 他製作総指揮・・ルイス・フィリップス原作・・・・・ロバート・グレイスミス脚本・・・・・ジェームズ・ヴァンダービルト撮影・・・・・ハリス・サヴィデス<CAST>ロバート・グレイスミス・・・ジェイク・ギレンホール デイブ・トースキー刑事・・・マーク・ラファロ ポール・エイブリー・・・・・ロバート・ダウニー・Jr ウィリアム・アームストロング刑事・・アンソニー・エドワーズ未解決の事件だけあって、スッキリしない終わり方ですが、この映画の場合はそれだけのめり込んだという事ではないでしょうか。刑事、記者、そして風刺作家。それぞれが違う目線から事件を見つめ、犯人を追いかける。彼らが手に入れた事件の様々な記録を観客に見せる事で、新たな目線から事件解決への糸口を探すスタイルなのではないかと思います。この事件(映画)を本当の意味で終わらせるのは、この映画を見た私かも知れないし、あなたかも知れないですね。だけど、あの暗号文を解読するのは、はっきり言って私には無理ですわ。