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テーマ:アーカイブス(3022)
カテゴリ:2003
現在、水元の耕作体験用の畑ではアオイ科の花が日々咲き競っている。
ワタ、オクラ、ケナフの3種。 ワタ(棉)。アオイ科ワタ属。 種子についた綿毛で布団などの綿や紡いで糸として利用。 人類との係わりは紀元前2500年前と相当古いようだが日本で定着したのは15世紀。 それまでは絹か麻。綿は輸入品であった。 庶民に普及するようになったのは江戸中期以降のようだ。 耕作体験では衣の代表として栽培している。ここから紡ぎ、染め、織り体験へと派生させている。 オクラ。別名、オカレンコン(陸蓮根)。 アオイ科ハイビスカス属。 馴染みのネバネバ食材。(今、私はこれをつまみに一杯やりながら日記を書いています。) エチオピア近辺が原産。エジプトでは2000年前から栽培されていたらしい。 黒人がアメリカに持ち込み、アメリカ南部でクレオール料理を生み出した。 ラフカディオ・ハーンは、ニューオーリンズで新聞記者をしていたころ、文化融合に興味をもってか、クレオール料理の本を書いている。 花も食べられるオクラあると知った。 花オクラ。トロロアオイのことらしい。オクラとは別種。 和紙を漉く時、この植物の根の粘りを利用する。製紙材料として知られる植物だ。 ケナフ。西アフリカ原産のアオイ科ハイビスカス属。 二酸化炭素をよく吸収し、地球温暖化を救う植物として話題をまいた植物。 これから紙を作ることもできることから環境学習教材として取り入れられ、全国的ネットもある。 もっとも、これに異論を唱えるグループもある。移入植物だから環境破壊につながるという説だ。 この辺の事情は考えず、数年前、相談所時代に「紙漉き」関連で育てた。種を購入したのだが、結構高かった記憶がある。 生育は芳しくなく、種取りした程度になった。 その後、実家に帰ってみたら、公民館活動として定着し、小学校の卒業証書の紙として使っていると聞いて、ビックリ。 最近はやっていないらしい。 流行、廃れのある植物だ。 今年、紙漉き活動復活をと思い、ケナフを播いてみた。 以前より順調。3m近くになるかも。 和紙のように住にまで活用できるかは分からないが、住と位置づけ、栽培。 以上、アオイ科の衣食住。 暮らしの中の緑を学ぶ耕作体験の一つの例。 これら3種とも花も楽しめる。青空園芸の花でもある。 おすすすめサイト ワタ http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/wata.html オクラ こちら ケナフ こちら 参考サイト:ラフカディオ・ハーンとクレオール料理 こちら 2022.07.21追記 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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