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カテゴリ:科学
術中蛍光イメージングの主役を務める薬剤は「インドシアニングリーン(ICG)」です。 この緑色の色素は、静脈注射されると全身を循環した後に肝臓に入り、肝機能が良い人ほど早く胆汁中に排泄されます。ICGは、この「胆汁排泄性」により、古くから肝機能検査用の試薬として臨床の現場で活躍してきました。皆さんの中には、「クリームソーダの原液」のようなICGを10mLも注射される、少しドキッとする肝機能の検査を受けた方がいらっしゃるかもしれません。 一方、蛋白と結合したICGに励起光を照射すると近赤外領域の蛍光を発する性質があることも、以前から知られていました(図「ICGによる蛍光イメージングのしくみ」)。 この蛍光波長は肉眼では見えませんが、生体組織を5~8mmの深さまで透過できるので、ICGには深部観察用の造影剤としての応用も期待されていました。そして今世紀に入り、近赤外の蛍光を可視化する手術用のイメージングシステムが販売されると、ICGを用いた蛍光イメージングは心臓の冠動脈バイパス術で吻合部の血流を可視化したり、乳がんの手術で脂肪の中に埋まったリンパ節を探し出したりするために次々と応用されるようになりました。 引用サイト:こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.03.26 07:00:09
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