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東方見雲録

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2023.04.20
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カテゴリ:政経
ピーターパンの物語から引用した言葉が話題に
黒田総裁のもとでの日銀の金融政策の特色の1つは、強いメッセージを発信して「人々の期待」に働きかけることです。

就任直後の2013年4月、黒田総裁はデフレから脱却するため2%程度、物価が上昇しながら成長する経済を2年程度で実現することを目標に掲げ、大規模な金融緩和策を打ち出しました。
日銀の変化に市場の期待も広がり物価は上向きはじめましたが、2年が過ぎても物価は目標の2%には届きませんでした。

こうした中、黒田総裁は、2015年6月に日銀の金融研究所が主催する国際会議で講演し、ピーターパンの物語から「飛べるかどうかを疑った瞬間に永遠に飛べなくなってしまう」という言葉を引用して「大切なことは、前向きな姿勢と確信です」と訴えました。

物価はあがると人々が予想するように、強力に金融緩和を続けることが物価上昇につながっていく、という黒田総裁の考えが示されたもので、当時は「ピーターパン発言」とも呼ばれ市場関係者などの間で話題になりました。

異例の金融政策を次々と打ち出した黒田総裁は「金融政策に限界はない」と繰り返し発言しています。

日銀は2016年9月に短期金利をマイナスにし、長期金利をゼロ%程度に抑える今の金融政策の枠組みを導入しましたが、その直後に講演した黒田総裁は、小説「赤毛のアン」の主人公、アンが語った「これから発見することがたくさんあるってすてきだと思わない?」ということばを引用し、「日々新しい解決策や政策ツールを見つけ出そうと努力している中央銀行職員やエコノミストに大きな励ましとして心に響く」とも発言しています。

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「ピーターパンには詳しいわけではない」
2015年6月にピーターパンの物語から「飛べるかどうかを疑った瞬間に永遠に飛べなくなってしまう」という言葉を引用して「大切なことは、前向きな姿勢と確信です」と発言しました。

これについて黒田総裁は「今申し上げるのもちょっとどうかと思うが、あのピーターパンの話は私が思いついたわけではなく、スタッフの方が思いついて、入れていただいたので、私はそういうことに詳しいわけではない」と述べました。

その上で「金融政策について、やはり何を目的にしているかということを明確にしていくことが必要だ。2%の物価安定の目標の実現を目指して、やれることは何でもやる。強いコミットメント、決意を示すことは必要なことだと思っている」と述べました。

引用サイト:NHK 日銀 黒田総裁 10年振り返る 最後の会合終え会見 こちら



日本海新聞  2023.04.16





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Last updated  2023.04.20 09:04:04
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