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東方見雲録

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2024.07.02
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カテゴリ:宙(そら)学入門



宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月1日、次期主力ロケット「H3」の試験3号機の打ち上げに成功した。YouTubeのJAXA公式チャンネルで行った生配信は、お昼時ということもあってか、一時7万2000人以上が視聴した。

 打ち上げから1分57秒後、ブースターの「SRB-3」を切り離したH3試験3号機は、その後も第1段エンジンの分離、第2段エンジンの燃焼と順調に推移。予定通り、打ち上げからおよそ16分後に先進レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)の切り離しが確認された。

 だいち4号は、「だいち2号」の後継機となる、Lバンド合成開口レーダー搭載の“先進レーダー衛星”。新たに採用したデジタル・ビーム・フォーミング技術により、だいち2号の高い空間分解能(3m)を維持しつつ、観測幅を4倍(200km)に拡大する。
引用サイト:ITmedia NEWSこちら

関連サイト:H3ロケット3号機打ち上げ 失敗乗り越え見学者も号泣  こちら

レーダー衛星「だいち4号」(ALOS-4)




地殻・地盤変動の監視
レーダ衛星は、異なる時期に観測した2つのデータの違いを調べることで、火山活動や地震などによって、地殻や地盤がどれだけ動いたかを数cmの精度で測定することができます。例えば、火山を継続観測することにより、地表の変位から地下のマグマだまりの位置や動きを推定できるので火山活動の把握に役立ちます。先進レーダ衛星は、同じ軌道を飛ぶ「だいち2号」が観測したデータと比較して違いを調べることもできます。
「だいち2号」で、日本全土のすべての活火山を観測しようとすると、1火山あたり年4回程度しか観測することができず、より頻繁な観測は火山活動が活発化した後にならざるを得ませんでした。
先進レーダ衛星は、活火山の観測頻度を2週間に1回に向上させることで、防災関係機関が、火山活動、地盤沈下、地すべりなどの異変を、早期に発見して、国民に注意喚起を行えるようにします。
また、図1に示す通り高い分解能を維持しつつ、観測幅が50kmから200kmに飛躍的に拡大するので大規模地震や複数の火山噴火など、被災地が広範囲にわたる場合でも一度に観測できるようになります。

防災以外の利用(例:森林管理)
全陸域面積の3割を占める世界の森林の減少は、温室効果ガスの増加に深く関わるため、森林保全や状況把握が重視されています。国際協力機構(JICA)と共同開発中の熱帯林早期警戒システム(JJ-FAST)は、「だいち2号」観測データを用いて世界約77か国における数ヘクタール以上の熱帯林の伐採地の検出が可能です。しかし、小規模な伐採地も多く、より詳細により頻繁に観測したいとの要望があります。先進レーダ衛星は、「だいち2号」に比べ、5倍の細かさで高頻度に観測するので、これまで監視できなかった小規模伐採地の検出が可能になります。
引用サイト:こちら

関連サイト:「だいち4号」(ALOS-4)とは  こちら

関連日記:2024.02.16の日記  こちら

関連日記:2023.03.03の日記  こちら

関連日記:2022.06.12の日記  こちら





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Last updated  2024.07.02 11:17:08
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