2024/11/08(金)07:00
あらら 「人生100年時代」は不可能?人間の平均寿命が「限界値」に達した可能性
20世紀における医療技術と公衆衛生の進歩は目覚ましく、先進国での平均寿命は約30年も延びた。しかし近年、その伸びは鈍化しつつあるそうだ。
学術誌「Nature Aging」に掲載された研究によると、1990年以降の平均寿命の伸びは、わずか6〜12年。研究者らは、生物学的老化のプロセスが著しく遅くならない限り、今世紀中に人間の寿命を大幅に延ばすことは実現不可能であると結論付けた。
同研究の共著者であるイリノイ大学シカゴ校のS. Jay Olshansky教授は「人間の自然な平均寿命は30〜60歳」と述べている。つまり現代人の多く、特に60歳を超えた人々は医療の力によって作られた“人工寿命”を生きていると解釈できるというのだ。Olshansky教授は、現代医療を「老化という根本問題に対する一時的な解決策」と表現しており、本当に注目すべきは寿命ではなく「健康寿命」であると主張。
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