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カテゴリ:郷土
松江市美保関町下宇部尾沖のつるべ湾。境水道に近く江島大橋と大山を望む穏やかな水域に、中海の冬の味覚・赤貝(サルボウガイ)の養殖いかだが浮かぶ。約500メートル離れた岸壁では、中海漁協の組合員が水揚げ、洗浄、選別と出荷作業に忙しく立ち回り、女性たちが赤貝の殻の付着物を金属製のへらで取り除く作業に余念がない。 かつて国内屈指の赤貝の産地だった中海。最盛期の昭和30年代は1600トン以上の水揚げを誇ったが、干拓事業や水環境の悪化で激減。1977年の2トンを最後に統計記録から消えた。干拓・淡水化事業の中止を受け、中海漁協と島根県水産技術センターが産地復活へ試験養殖を始めてから今年で11年目になる。 稚貝をかごに入れて海中に垂下する養殖方法は、フジツボなど付着生物を定期的に除去しなければならないのが難点だが、餌のプランクトンが豊富な水深で育てられるため、身がぎっしり詰まり、味が濃厚と評判がいい。今季は下宇部尾地区をはじめ、八束、安来など中海沿岸10カ所で養殖が行われ、約6トンの出荷が見込まれている。 外谷久人組合長(73)は「10トンを目標に7月までは順調だったが、8~10月の高水温で斃死(へいし)が生じた。皆さんの期待に応えたいが、異常気象もあり、年々、新しい課題が出てくる」と苦労を打ち明けながら、「今年は大きいものも多いし、不漁だった昨年よりは多くの人に届けられるだろう」と話す。 赤貝の化身の女神の手当てで大やけどから再生した大国主の神話も伝わり、殻蒸し、煮付け、炊き込みごはんなど地域の食文化を育んできた赤貝。中海では今年9月から貝養殖の漁業権も設定された。復活に向けた挑戦は続く。(久保田恭子) 引用:日本海新聞 2023年12月15日 関連サイト:島根県の中海で漁業権が50年ぶり復活 中国新聞 こちら 関連サイト:有用二枚貝(サルボウガイ)の復活を目指す事業 自然再生センター こちら 関連資料:垂下養殖されたサルボウガイの成長と生残 島根大学 こちら 関連資料:篭垂下飼育したサルボウガイの母貝としての有効性 島根県水産技術センター こちら 関連資料:岡山県西部海域で垂下養殖 こちら 関連サイト:中海の赤貝とそりこ舟 こちら 関連サイト:松江美保関 「つるべ湾」団地計画再検討 中海埋め立て地、断層考慮 こちら 関連サイト:日本の面影が残る漁港 こちら 今日のおっかけ:八百屋お七の恋人、吉三が眠る町 引用サイト:美保関町 仏谷寺 こちら 引用サイト:駒込 吉祥寺 こちら 引用サイト:駒込 吉祥寺 こちら 引用サイト:岡山市北区御津吉尾 こちら 引用サイト:美保関町 仏谷寺 こちら 引用サイト:静岡県島田市 こちら 引用サイト:目黒区 大円寺 こちら 引用サイト:出雲市 鰐淵寺 こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.11.12 07:09:49
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