先駆的事例拝見: 原宿クエスト 仮囲いアート計画
コンセプトメイキングとグラフィックデザインに携わったアート作品が期間限定でお披露目されました。展示場所は、原宿表参道旧クエストの建替現場の仮囲いです。ランドスケープのデザイナーとして新生クエストに地層をテーマにしたランドスケープのデザインを展開することから、その背景にある考え方をまちの人たちに伝えてほしい、というのがクライアントからのリクエストでした。以下、原宿表参道の地層を描いた絵とともに掲出したメッセージからの抜粋です。 「社会が大きく変容するいまだからこそ、私たちは未来の道標となるこのまちの物語を一枚の絵に表現してみました。明治神宮の森は100年の時間を、原宿の地形は1,000年前の風景を、地下水の流れる地層は10,000年前の大地を、ナウマンゾウの化石は100,000年前の生命の記憶をあなたが立つ足元から呼び起こしてくれることでしょう。」このアートとの出会いがきっかけとなり、原宿表参道に眠るあなただけの宝物を発見してもらえると嬉しい。それがこの絵に込めた私たちの願いです。高密化した東京において圧倒的な森へと続く表参道は、このまちを訪れる国内外の人々に向けて更なる象徴性を担うことになるでしょう。そこには商業的なメッセージだけではない、この国の文化を培ってきた土着的なメッセージを込めておきたい。そのように考え、原宿表参道の地層を表現しています。ケヤキの新緑が美しい表参道の散歩ついでに、皆さんにもぜひお立ち寄りいただけると幸いです。引用サイト:ランドスケープ・プラス こちら関連サイト:商業施設「原宿クエスト建替え計画」 NTT 都市開発株式会社 こちら関連サイト:土地の記憶をたどり、“風土”をつなぐ 平賀達也 こちら関連日記:2024.09.05の日記 こちら