愛猫はポチの気ままにサッカー紀行

2007/08/15(水)23:51

小笠原満男復活祭!(でも銅像は建たないよ!)

J LEAGUE 2007(260)

8月15日(水) 2007 J1リーグ戦 第20節 鹿島 3 - 1 千葉 (19:03/カシマ/19,600人) 得点者 '19 オウンゴ-ル(千葉) '25 新井場徹(鹿島) '31 小笠原満男(鹿島) '85 小笠原満男(鹿島) ●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島) 「(2ゴールを挙げた小笠原選手の評価は?)点を取って目立ったので、どうしてもそういう評価になるが、個人的には10人で勝った試合の方が評価されるべきだと思う。監督は戦術の中でチームがどう機能したかを評価するものだ。 (今日は何ができて、何ができなかったのか?)できたことは、逆転する強い気持ちを見せたこと。落ち着きがあったこと。前半のうちに2-1にしたので、ハーフタイムに落ち着きを取り戻せた。何ができなかったかというのは、10人で戦ったこの間の代償が出てしまった。つまり、後半が疲労で足が止まったということだ。 (青木を投入した理由は?)ジェフが使おうとしたスペースを消すために青木を入れた。小笠原を2トップに絡ませようとした」 ●内田篤人選手(鹿島) 「勝ってよかった。オウンゴールは気にすることはなかった。イバさん(新井場)がうまくシュートを決めてくれたし、満男さん(小笠原)も点を取ってくれた。前半のうちに逆転できたのが大きかった。(自分自身の出来は?)後半ちょっと足が止まって厳しかった。PKのシーンはPKを狙おうとは思っていなかった。クロスを上げようと思っていた。でもイバさんが僕を見てくれていたし、前も空いていたから行った。キッカーは満男さんだったし、PKを取れば1点のようなものだった。今日は有三さん(田代)を狙っていたけど、点を入れさせてあげることができなくて残念です」 ●本山雅志選手(鹿島) 「ミスが多かったんで修正していかないといけない。前半は前線からのプレスが多かったけど、後半になって行けなくなった。でも引いて守る形はできていた。ソガ(曽ヶ端)が忙しかったけど、跳ね返すことはできた。今日はかなり暑かった。マルキーと「これはヤバイね」という話をしたくらい。こういう暑さだと判断が鈍るし、もっと声で伝えることをやらないといけない。前からプレスに行くことは大事だし、狙い目だけど、いけない時に引いた形を作るのはだいぶ出来てきた。暑いしどうしても続かないところがある。そういう時は気合が大事。それにしっかり栄養と休息を取ることが大事。(小笠原が入って?)満男はもともと必要なことしか言わない。背中で語るタイプ。でも気合が入っていたし、チームを引っ張ってくれた。今日はボランチから前に出て得点にも絡めた。中盤はその時のバランスを考えなきゃいけない。あの飛び出しはよかったと思う」 ●新井場徹選手(鹿島) 「たまたまいいシュートになってよかった。シュートを打ったらいいバウンドになって入った。自分のゴールより勝ち点3を取れたことがよかった。オウンゴールしちゃったのはしょうがない。ファボンもいいシュートだったし(笑)。でも結果的には狙い通りだった。今の鹿島は毎試合が決勝戦。全部勝てば優勝できると思う。この暑さだと前半のようなサッカーはできない。勝っているからムリをしていかないようにしようという雰囲気もあった。水野とは何度もやっているし、自分の中ではどうすべきか分かっているつもり。まあまあだったんじゃないですか。ガンバとやるまでは1つも落とせない」 ●小笠原満男選手(鹿島) 「(自身の1点目は?)マルキーニョスにボールが入った時点でよく見てくれた。速いタイミングでシュートを打とうと思ったけど、蹴るテンポを遅らせて打った。イメージ通りだった。PKに関してはキッカーは決まっていなかった。水を飲みに行きつつ決めた。行きそうな人がいなかったんで自分で行きました。戻ってきて何とかチームの勝利に貢献したいと思っている。今日はよかった。中断前もいい形が出てきていたけど、中断後に勝って、さらに連勝しているのはいいこと。 (ガンバと勝ち点差8だが?)数字を見たらガンバの方がまだまだ上。自分たちの次の相手は大宮。そこできっちり勝ち点3を取ることが先決。相手の順位どうこうは関係ない。全力でやってガンバとやれるようにしたい。 (途中でケガをした?)アキレス腱を踏まれた。結構痛いと思ったら1分後に回復した。今日は暑かった。本田さんも今までの鹿島の中で一番暑かったんじゃないかと言っていたくらい。後半ペースダウンせざるを得なかった。そういう中でスピードアップするところはしたつもり。追加点が取れたのがよかった。最後のゴールも篤人が抜け出てPKを取ったから生まれた。1点を取りに行く姿勢がよかった。イタリアではずっと試合に出られなくて、見ていても負けてばっかりだった。だから今は試合に出て勝つことがすごくうれしい。勝ちたいし、試合に出たい。そういう意味では今は充実してやれている。 (球際の部分が激しくなった?)やっぱり寄せてボールを取るところまでが守備だと思う。マイボールにできる回数が多い方がいい。前とポジションも違うし、今は前にいいタレントが多い。だから2点目のゴールシーンみたいにいいところで前線に顔を出せる回数を増やせればいい」 ●岩政大樹選手(鹿島) 「今日は割り切って守ることができた。いつもとは違って守りやすかったということはないけど、クロスに対して弾き返せればいいと思ってやっていた。水野もフリーで上げることがなかったし、こっちにとってプレッシャーになることはあまりなかった。少しずつコンディションを整えられるようにしたい。甲府戦のように主導権を握れるようにしたい。今日は今日で素晴らしい戦い方だったけど。今後も自信を持ってやれると思う」 ●アマルオシム監督(千葉) 「今日の試合でなぜ千葉が15位なのか、鹿島がなぜ3位にいるのかが分かった。実際にピッチ上でいいプレーができなかった鹿島が勝った。勝ったのは鹿島だが、全ての説明がつくとは限らない。後半はいいプレーができたが、それもいつもほどではなかった。総合的によかった、選手の質の高い鹿島の勝利だった。自信を失っていることで、千葉は最終ラインを下げて失点を食らってしまった。経験を積み重ねていかなければなりません。 (選手の質の問題ではなく、チームとしての一体感が欠けているのではないのか?)一体感というのは上位チームの方が出しやすい。ガンバや浦和の方が出しやすいと思う。口で言うのは簡単だが、一体感だけでは点は取れない。点を取る最後の部分は個の力だ。一体感でチャンスは作っている。最後を決めるのが個人なんです。今はそういう選手がジェフにはいないが、レイナウドや巻がそうなる可能性を秘めている」 ●水本裕貴選手(千葉) 「同点にされた時は『まだ同点』って感じだったけど、立て続けに点を入れられてガクッと来た。1点で止めておくべきだったからこそ、2点目でガクッと来た。点を取れないのはいつものこと。だけど1点は取る力がある。そこからどういう試合運びをするか。鹿島は強かったですね。相手のセンターバックも大きいし、ただ放り込んでいても跳ね返されるだけ。後半くらいつなげられればよかったけど。もったいない試合展開だったと思う。 (J1再開後の連敗については?)2連敗するとズルズル行く可能性があると思っていた。とにかく次の試合に勝つことが一番の薬。ホームで勝つことは特に大きい。今日なんか1点をリードしていることが分からないようなゲーム運びだった。リードしているのに負けているようなゲーム運びになってしまっている。流れをつかみきれなかった」 ●水野晃樹選手(千葉) 「相手は日曜日に試合をして中2日だけに、後半になれば疲れが出てくると思っていた。なので、後半はより積極的にいこうと思っていた。チャンスはなくはない。それを決めることができないのが現実。もう1点入れば試合展開はどうなるかわからなかっただけにその1点が大事だった。相手の中盤が待っているような状態だったので、無理にうちの中盤が飛び出してボールを失うとカウンターになってしまうというやりづらい状況で、それに気をつかいすぎたとも思う」 ●レイナウド選手(千葉) 「試合はジェフのほうがいい内容だったが、結果はアントラーズの勝利だった。点を取ることができなかった。サポーターのためにも次の試合はいい結果を残したい。まずは結果だ」 ●ジョルジェビッチ選手(千葉) 「よく戦っていたけれど、運もなかった。ジェフもチャンスを作っていたが、アントラーズは少ないチャンスでしっかりと決めてきた。ドリブルシュート? 公式戦から少し遠ざかっていたので今日はちょっときつかった。ドリブルシュートの場面も最後の瞬間に息切れしてしまい、少しだけ外れてしまった。次のチャンスは必ず決める。ジェフは悪くはない。ジュビロ戦は出場停止だが、チームとしていい結果を出せるはずだ」

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る