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カテゴリ:カートリッジコラム
前回は針飛びが抑えやすいカートリッジとしてSHURE M44G、SHURE M447をご紹介しました。
SHUREのカートリッジは音質面ではそれほど悪くない一般的なカートリッジですが、他のカートリッジに比べると音質が非常に良いとは言い切れない部分があります。 例えば、レコード盤によってはボーカルの「さ、し、す、せ、そ」といった子音部分が耳障りに聞こえたりすることがあります。 カートリッジが音をトレースする能力に限界があるようです。 また、M44GをDJで使用する場合はおそらく適正針圧よりも重めに設定していることが多いので、若干歪んだ音になります。 ですから、音質が良いカートリッジが欲しい!となると、針飛びに関してはある程度妥協するしかありませんが、SHURE以外のカートリッジでも、ターンテーブルの設定次第で針飛びを抑えることはできます。 また、購入したばかりのカートリッジは絶対に針飛びが起きやすいです。 カンチレバーとカートリッジはゴム質の「ダンパー」で支えています。 このゴムは初めは硬いのですが、使用するにつれて段々やわらかくなってきます。 するとある程度の振動は吸収することができるので、針飛びが起きにくくなります。 これを「カートリッジのならし(エージング)」といいます。 「新しい靴は靴ズレれしやすいから、遠足のときは履き慣れた靴で来るように」と小学校の頃先生から言われたと思いますが(^^;)、これと同じように、 スクラッチの大会だからといって、買ったばかりのカートリッジを使用すると、針飛びしてしまい、自分の実力を十分発揮できない場合がありますのでご注意を! それでは次回から各メーカーごとにカートリッジの特徴などをご紹介していきたいと思います! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月01日 01時26分41秒
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