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カテゴリ:カートリッジコラム
SANTONのカートリッジの音質は言葉で表現するのが非常に難しいですが、まず全体的な特徴は迫力があるサウンドだと思います。
STANTONのカートリッジをドンシャリ系という方がいらっしゃいますが、ortofonほど高音にエッジ感はなく、耳に痛い感じはあまりないと思います。 原音に忠実というよりかは、味付けがされているように聞こえるのも特徴だと思います。 STANTONは針とびが起きやすいのでガシガシスクラッチをするDJにはあまりオススメしません。クラブDJが使用するには非常にオススメです。 それでは各種類のカートリッジについて見ていきましょう! ●STANTON 890SA STANTONの中では一番原音に忠実だと思います。どちらかというとHi-Fiなサウンドです。高域と中低域の出方が特徴的です。 またSTANTONの中ではカンチレバーが一番長いので、STANTONの中でスクラッチ用のカートリッジを選ぶのであれば890SAが良いでしょう。 しかし、SHUREよりは針飛びは起きやすいです。 ●STANTON GrooveMaster II pro ベース音が良く出て太い。しかし全体的なバランスはよく、音像が立体的に聞こえます。ボーカルの音域がリアルに表現されます。 STANTON特有の高域の丸さがあるので音が大きくても聴きやすいです。 スタッフ茂木が愛用してます。 茂木曰く、 「悪そうな音がします」 (音が悪いというわけではなくやんちゃな感じという意味で)(笑) オールジャンルで使用できますが、意外とHIPHOP向きだと思います。 ●STANTON 680HP 非常にバランスが良いのですが、パンチが効いた音がします。 すこし派手目なのですが、高域はそんなにうるさくありません。 こちらも低域が持ち上がって聞こえるので、ハードハウス、テクノ、トランス系にオススメだと思います。 僕はSTANTONの中では一番このカートリッジがお気に入りです。 ●TRACKMASTER II SK TRACKMASTER II RS TRACKMASTER II SKは低域の定位がしっかりしており、中域も意外と出ます。 TRACKMASTER II RSはTRACKMASTER II SKをベースに作られていますが、RSの方が高域がよく出ており、低域はSKに比べておとなしい感じがします。しかし全体的にまとまっているのでSTANTONの中では一番上品な音がすると思います。 さすがロジャーサンチェスモデルといったところでしょうか(笑) つづく! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月16日 22時11分13秒
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