DJ機材専門店PowerDJ's Blog

2007/02/21(水)18:28

KORG新製品内覧会に行ってきました!!パート2

店長日記(242)

昨日はKORG ZERO8についてご紹介いたしましたが、今日はそれ以外の新商品をご紹介いたします。 まずはKORG ZERO8の弟分ともいえるDJミキサーZERO4。 こちらもインプットセレクトによりツマミがAUDIO専用、MIDIコントローラー専用に変わる点はZERO8と同じです。MIDIコントローラー時のツマミのLEDの色がZERO4ですと緑色になります。 ZERO8と異なり、ZERO4にはSEND/RETURN端子が搭載されていません。その代わりに、全チャンネルとマスターにそれぞれ独立してエフェクターが搭載されているのです。こんな贅沢なDJミキサーは類を見ません。( ̄□ ̄;) 今までのエフェクター搭載のDJミキサーではどのチャンネルにエフェクトをかけるかを指定しなくてはならず、それぞれのチャンネルに別々のエフェクトをかけ、さらにマスターでも別のエフェクターをかけるということは出来ませんでした。 全チャンネルにエフェクトがかけられるので視認性も高く操作がしやすいです。 KAOSS PadのLooper的な効果がかけられる「LOOP SAMPLER」も搭載、BPMにあわせたロールっぽいブレイクも簡単です。 ZERO8もZERO4もクラブでバッチリ対応できる耐久性、音質です。 Pioneer DJM-800などはクラブに常設されることを目的としたような使用になっていますが、こちらのZEROシリーズは、DJ枠にとどまらない、パーフェクトなプライベートDJミキサーユーザーをターゲットにしているようで、目の付け所がさすがKORGさん! ちなみに価格は ZERO4が147,000円(税込)、ZERO8が210,000円(税込)で4月発売を予定しております。 次はワークステーションシンセサイザーM3の紹介です! KORGでMと言えば、M1。マルチティンバー音源、シーケンサー、エフェクターが一体化したシンセサイザーとして有名ですが、このMを継承しているのですからKORGさんの意気込みを感じさせられますね! ポジショニングはTRITON Extreme後継モデルですが、そのスペックはまさにOASYS譲り!! 僕はシンセサイザーって一番重要なところは音質だと思っています。使える素材がたくさんあるかどうかでシンセサイザーの魅力が決まるのではないでしょうか。 このM3もOASYSの波形を継承しており、しっかり低音がでて、気持ちいよいぐらい抜けるような高音はKORGならでは。すごいです。 RADIASのように音源部と鍵盤部が分かれるところも実にユニークですね。 スタジオやライブハウスなどには鍵盤ごと運ばなくても音源とMIDIケーブルさえ持っていけば、常設してあるMIDIキーボードでM3の音源を演奏することができますね! M3の61鍵バージョンのトレイ部分が滑らかな曲線になっているところが美しいです!! 音源部の角度を変えることもできます。 拡張端子も実に豊富。 USB Aタイプ端子は2系統も搭載しており、今後PCM拡張はUSBメモリで販売されるそうです! 画期的! FIREWIRE端子拡張ボードEXB-FWは別売りですが、このEXB-FWを取り付けるとAUDIO/MIDIインターフェイス機能が追加されます! 「M3 Editor」にはプラグイン・バージョンを使えばM3を、DAW上のプラグイン・インストゥルメントのように扱うこともできます!! KORGのシンセサイザーの特徴はディスプレイを指で操作できるタッチディスプレイですが、今回のM3にはもう一つ新しい画期的な機能が備わりました! ディスプレイの横にX-Y MODEというボタンがあります。 これを点灯させるとディスプレイがパッドコントローラーになるのです! パッドのエフェクトやシンセのパラメーターがアサインされていれば、KAOSS PAD的なコントロールが自由にできてしまうんです! しかも触っている位置によってディスプレイのイルミネーションが変化します! これは楽しいです! M3の魅力はまだまだあるのですが、とにかく次世代ワークステーションシンセサイザーという名前にふさわしい内容であることは間違いなさそうです! このM3は61鍵、73鍵、88鍵盤が用意されるのですが、今回の展示では73鍵バージョンも展示されておりました。 なんとこの73鍵バージョンは音源部にRADIAS-Rを取り付けることができ、M3のラック部M3-RとRADIAS-Rを合体させることができます!さらに88鍵はM3-Rを2個取り付けることができます! これは新しい発想ですね! こちらはRADIASを凝縮し、microKORGよりも本格的に使用でき、お求め安い価格のR-3 コルグ歴代の銘機と呼ばれるシンセサイザーをソフトウエア化したLegacy Collection ANALOG EDITIONが新しく生まれ変わり、ANALOG EDITION 2007となり、なんとMONO/POLYが追加!! ヴィンテージシンセマニアの僕としてはたまりません!!ヾ(´Д`)ノ また先日BLOGでもご紹介したKORG mini-KPも展示してあり、たくさんの人で賑わっておりました。 その他、会場内では、KORGの開発担当の方にいろいろ貴重なお話も聴けて大満足な一日でした発売日まで待ち遠しいですね!!

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