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カテゴリ:店長のひとり言
先日発売され大好評のAKAI XR20。
これからHIPHPトラック制作を始める方、MPCの拡張音源として購入される方など大変人気です。 MPCなどのシーケンサーを使用している方から、 「MPCのパッドでXR20を鳴らしたいんだけど設定方法がわからない!」 というお問い合わせをよくいただきますので、今日は簡単にご紹介したいと思います。 ▼AKAI MPC2500(限定ブラック)とAKAI XR20 MPCはどの機種でもかまいませんが、今回はMPC1000、またはMPC2500とXR20でのセッティングについてご紹介します(^ー^)。 2つを繋ぐために必要なのはMIDIケーブルです。 今回MPCのパッドの演奏情報をXR20で受けるようにするので、 ▼MPC2500、MPC1000にはMIDI OUTがAとBの2系統用意されていますが、今回はMIDI OUT Aに接続し、 ▼XR20のMIDI INに接続します。 これだけではMPCのパッドを叩いてもXR20の音は鳴りません。 その前に確認なのですが、XR20はDRUMセット、1SHOT、SYNTH(ベース音など)の3パートの演奏が可能です。 今回、このように設定してみます。 MPCのTRACK1 → XR20のDRUMセット MPCのTRACK2 → XR20の1SHOT MPCのTRACK3 → XR20のSYNTH まずMPCはMAIN画面にし、Tr:01(TRACK1)と表示されているのを確認して、ディスプレイの右下のMIDIという項目がおそらくOFFとなっていると思うのでここを1Aと設定します。 これはTRACK 1のパッドの演奏情報がMIDIのAのチャンネル1へ出力するということを表しています。 ▼さらに左下のTYPEという項目をDRUMからMIDIに変更、PGMはとりあえずOFFにしておきます。 ▼Tr:02(TRACK 2)に関してもMIDI:2Aに変更し同様の設定を行います。 ▼Tr:03(TRACK 3)も同様にMIDI:3Aに変更します。 これでMPC側の設定は完了です。 続いてXR20側の設定です。 MPC側からはチャンネル1、チャンネル2、チャンネル3とMIDI信号が送られるように設定されているので、XR20側ではそれらの信号をどのパートで受けるのかを設定しなくてはなりません。 おそらくXR20が工場出荷時にはMIDIの受信がOMNIに設定されているので、このままの状態ですとMPCのパッドを叩くとDRUMパートも1SHOTもSYNTHも全てなってしまうと思います。 そこで各チャンネルの受信設定を行います。 ▼XR20のSYSTEM SETUPを押します。 ▼PAGEボタンを押して1ページ目のMIDI CH受信設定画面を表示させます。 DRUMボタンを押した後、ダイヤルを回してMIDI CH1となるように設定します。 ▼次に1SHOTボタンを押します。 ▼ディスプレイに1SHOTと表示されているのを確認して同じくダイヤルでMIDI CH2と設定します。 ▼同じくSYHTHを押し、 ▼MIDI CH3と設定します。 これで、MPCのTRACK1を選択してパッドを叩くとXR20のDRUMセット、MPCのTRACK2を選択するとXR20の1SHOTパート、といった具合に演奏ができます。 もちろんMPCでシーケンスを組めば、XR20も鳴ってくれます。 さらに、XR20のオーディオ出力をMPC2500、MPC1000のRECORD INに入力し、シーケンサーを走らせながらサンプリングを行えるのも大変魅力的です! ちなみにこの設定はXR20に限ったことではありません。機種のMIDIの仕様にもよりますが各チャンネル別でのMIDI受信が可能であればMPC側でこのようにコントロールすることができます。 是非お試しください~(^ー^)ノ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月25日 02時10分15秒
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