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カテゴリ:店長のひとり言
昨日のお話でちょっと補足があります。
設定どおりに行えばMPCのTRACK1に選択すればドラムの音がなると思いますが、おそらく鳴らないパッドがあると思います。 それは、MPCはMPC500を除けばパッドが16個、XR20はパッドが12個ですし、各パッドのNOTEナンバーが一致していないからです。 MPCのパッドのMIDI出力のノートナンバーはMODEボタン→PAD9(MIDI/SYNC)→F3ボタン(NOTEタブ)で設定できます。 しかし、XR20の各パッドの受信ノートナンバーは変更できないようで、さらにどのパッドがどのノートナンバーを受けるかが公開されていませんでした。MPC側でノートナンバーを変更していってXR20でどんな音がなるかを調べていけばわかることですが、面倒ですね(-_-;) しかも、XR20には膨大なプリセットサウンドが収録されているのに、DRUM、1SHOTは各12個パッド分しかMPCで操作できないのはもったいないです。 そこでXR20には外部MIDI経由で同時に最大240個(DRUM×120個、1SHOT×120個)のアクセスが可能になるマルチドラムセットモードがあります。 ▼SYSTEM SET UPを押します。 ページボタンを押して10ページ目が、マルチドラムセットモードの切り替え画面になります。 おそらく通常はこのようにNORMALと表示されています。 ▼ダイヤルを回すとこのような画面になります。 D00-09という表示はユーザーバンクの00番から09番、つまり1バンクは12個の音色なので12個×10バンク=120個の音色が使用できるモードになるわけです。 ユーザーバンクは100バンクあるので、ダイヤルを回していくとD10-19、D20-29・・・と変わっていき最終的にはD90-99まで切り替えられます。 ▼どうように1SHOTのパートも同じように設定できます。 ただ、MPC2500、MPC1000は16パッドでバンクA~Dの合計16×4=64個を操作できるので、各パート100個全ての音をパッドで叩くことはできませんが、十分な音色数だと思います。 かなりマニアックなお話になってしまいました(^-^; さて、昨日からご紹介していたのはMPCをメインシーケンサー、XR20を音源として使用する方法でしたが、もう一つMPCとXR20を有効的に使用する方法がありまして、それはそれぞれのシーケンサーで曲を作り、同期演奏させる方法です。 ▼まず、MPC側のすべてのTRACKのMIDIノート信号の出力をOFFにします。 ▼MODEボタン→PAD9(MIDI/SYNC)→F2ボタン(SYNCタブ)でSYNCOUT:Aに設定します。 この操作により、MPCのパッドの演奏情報は出力せず、テンポ情報(MIDIクロック)のみ、MIDI OUT AからXR20へ送るという設定になります。 さて、次はXR20の設定です。MPCから送られたMIDIクロックをXR20側で受信するようにします。 ▼XR20のSYSTEM SETUPを押し、ページボタンで5ページ目に移動させ、 CLOCK INをONにするだけでOKです。 これで、MPCのスタートボタンを押せば、MPCのBPMとタイミングにあわせて、XR20が再生します! 参考にしていただければ幸いです(^ー^)ノ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月25日 13時04分50秒
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