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カテゴリ:発想の小転換
こんちは、かもしだ(元ヨロペン)です。
今日は、午前中「奈良美智展」に行ってきました。ぼちぼちの人出で、私のすぐ後の方々で入場者10000人だったみたいです。よかった、よかった。 この展覧会は、弘前市には公立の美術館が無いので、NPOが中心となり運営されています。ボランティアの方々の手弁当で運営されているんですね。とても、暖かい雰囲気です。ミュージアムショップのピンズも素敵でしたし、赤いワゴンのベリークレープも旨かったです。 展示方法や作品も充実しており、前回の同じ場所での展覧会と比べても(立体は少なかったですが)遜色のない構成だと思います。 何回見ても、この奈良サンの考えというか方向性がよくわかんないんですが、(ま、そこがいいといえば良いんですが)薄ぼんやりと「体制への批判」が見えてきたような気がします。勿論、体制と言っても政治に限るわけではありませんよ。 取り留めのない脱力感やコドモ特有の残酷さ、下から上を見つめる構図や羽の無い零戦、水平線のない浮遊感だらけの画面からじんわりとそんな批判材料が感じ取れるんです。 ひょっとしたら、道行きに地蔵を彫り続けるそんな「流れ仏師」のようなアーティストなのかもしれませんね、奈良サンは。 写真集や立体作品を次々と発表し、ひいては村上隆のようにメディアや商業にもひたひたと進出していくのかもしれませんが、それよりは内側に向けてどんどん変わり続けてもらいたい人だなあ、と思ったりします。 84年の孝治センパイとの2人展の時、会ってんだよな、きっと。おれ。 ぎゅぎゅん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.05.05 17:43:59
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