2007/06/18(月)23:51
セキレイとダム
シゴトを休んで、久しぶりに思い出の場所にいきました。と、言っても、1時間半くらいのところ。良い思い出だけ、という場所でもないのですが。
若い頃、その場所の近くで何も考えずにたくさん働きました。いちいち覚えていませんが、いろいろな人と関わり、影響を受け、影響を与えてきました。
その関わりの時間の中で、自分でコントロールできないことが、何と多いことだろうと、世の中の仕組みと優しさを思い知りました。
ダムは、人々に安心と電力を供給しますが、自然に贖えるのでしょうか。
道の駅で、エサほしさに寄ってくる野生だったセキレイ、彼らの一生を変えてしまった私たちは、彼らの子孫に贖えるのでしょうか。
よかれと思ってやったこと、あるいは、やって後悔してしまったこと。
戻せないから、時間は貴重であり、もう会えないかもしれないから、人との出会いは大切なのです。
帰り道は長い下り坂。あっという間に家の前。
たまに、平日、たかだか数十年だけど、来た道を振り返るのも悪くないな。