2008/12/15(月)11:56
キリンから企画ラガー
夜、酒を買いに行ったらキリンから明治時代のラガーと大正時代のラガービール
の復刻版が発売されておりました。まぁ当時の味を当時のレシピで再現したモノ
だろうけど、まぁ厳密に同じモンじゃない・・・まぁ企画モノなんで純粋に味の
差だけを楽しむ方が良いのでしょう。
私は今の多くのビールが失ってしまった苦味に期待!
左は大正ラガー、右が明治ラガー。パッケージは明治のラガーが好きだなあ。
●キリンラガー 明治のラガー大正のラガー(メーカー特設サイト)
http://www.kirin.co.jp/brands/meiji_taisho_no_lager/
明治のラガーは「苦味の効いた重厚で調和の取れた味わい」で大正のラガーは
「苦味にコクと豊潤さが加わった味わい」だそうです。最近、この豊潤さが苦味
と相反するんじゃないかと思っている。(メーカーの言い分として)
まず明治のラガーを開ける(大正の写真は無い。うっかり撮り忘れたみたい)
ビールの色は今となっては関係ないな。どんな製法でもそれなりの色が出せる。
まぁ「苦味」が欲しいならラガーじゃなくピルスナーって事なんだけど、日本
で売っているビールの殆どはピルスナー…らしけど苦味なんか無いに等しい。
飲んでみる、明治のラガー。
確かに苦味は今のラガーより有るなあ。でも弱いなあ。
今のビールは米もコーンスターチも使っているが、この明治のラガーは麦芽と
ホップだけ。純粋なビールという訳だ。
喉ごしは良いネ。今のキリンラガーより好きだな。もう少し苦味が有っても良い。
また喉ごしはこんなにスムーズじゃなくても良い。多少ノドに引っ掛る程度で
私は良いと思うけどな~。
大正のラガーは明治のラガーに米を加え、豊潤さを出した仕様。匂いに大差は
無いけど口に含んだ時、舌に来る苦味が明治に比べて弱い(遅い)感じ。
量を呑むなら大正かな・・・。いやいや、明治のラガーを大量摂取したいよ。
しかし、ビールから苦味を取ったらビールじゃないよ。それでもビールと呼称す
るのはやめてくれー!!