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無能のぼく

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ワシ3565

ワシ3565

Jul 15, 2007
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カテゴリ:えんげき☆☆☆☆
ポツドール、恥ずかしながらも初見。

おもろい。かなりよかった。


余談
やはりえんぺはあてにならへんなあ。
人それぞれの見方あるっちゃそれまでやけど、
それ以前のまとはずれのレビュー多すぎ。

常々、はずれが多い小劇場の演じる側の
姿勢を疑ってたけど、客もレベルアップが
必要な部分もあるのでは、と思ってまう。
これの良さを見逃してしまう人が多いようではちょっと、かなり寂しすぎる




駄目人間を描く作品で(まぁ駄目人間テーマに限らずやけど)
とても重要なのが客観性。
これを失ってしまうと完全にオナニーになってしまう。
見てる人のハートとセックスするのがゲイジツなわけで。

その点、今回の公演では、
「俺、駄目だ」「俺、太宰だ」な感じであっても
きちんと笑いをとれること、
これは演出がきちんと客観性を持って作品を作っている証明。
当たり前のことやけど、
すごい。

客観的にはたいしたことのない、本人だけの「悲劇」=
くだらないことで(しかも明らかに自分のせいで起こったこと)
へこんで、一年前に別れた彼女に電話するとか
非常にくだらないですよ。
「あいたいよおぉををを~」とか「俺、死ぬ」
「堕ちるとこまで堕ちる」なんて言ってみちゃうのはくだらなすぎです。

でもやるんですよ、たぶん三浦大輔とか、太宰とか、『人間失格』を読んで
「これ俺だ」って思う多くの人とか、ワシとかは。目がハート

かと言って
「俺、死ぬ」と言っている本人が100%そう想い、願っているつもりだとしても
(そもそもほぼ例外なく「死ぬ」と言うこと自体「生きたい」と同義語やし)
言葉にした瞬間
「あ、俺、たぶん死なないだろうけど」っていう理性=客観性も
たいがいは持ってると思うのよね。
太宰とか、頭いい人ならなおさら。
不幸に酔っている自分に気が付いてしまうことが不幸であり、
正気なのに狂気に囚われることが悲劇やと思う。

常に理性と狂気が一体になっているのが人間で、
自殺したり人を殺す人と、そう願うだけで踏みとどまる人っていうのは
(一部の真性の狂人を除いて)
間とか、偶然とかで左右される程度のボーダーラインで
踏みとどまっている人が多いんちゃうかな。

後半に錯綜する二通りの出来事も
そういう意味で理性と、理性がたまたま抗うことができなかった
2つの現実があるってことやとワシは思う。

別にどっちが真実でどっちが妄想か決める必要ない。
まぁ基本的には後に挿入された方が真実って読みが普通なんやろけど。

構造としても、演出的にも狂気と理性を
両方備えながら作り上げれている作品やと思う。
21世紀の太宰と言っても過言じゃないくらいのいい作品。

「セミドキュメント」で売ってた劇団やから
どんなことするんやろーって思ってみたけど、
ワシ的には「ドラマ」を高いレベルで丁寧に作ってるっていう印象。

得に実験的である必要はない。
ただ誰がやっていないくらいのレベルで
おもしろいことをすればいい。
それが十分できている。素晴らしい。

これが実験的にみえへんのは、
時代がだんだん追いついてきたってこともあるのだろう。
初見やからようわからへんから、普段はもっと
「セミドキュメント」してるんかもしれへんけど。

あと、キャラクター個人の「口癖」を
短時間で客に浸透させて笑いに変えるのもいい。

つまらんお笑い芸人なんかになると何十回、何百回と
ブラウン管を通して何万人にむかってつまらんギャグをやって
特に笑いもおこってへんけど、とくかく刷り込みまくって
笑いにかえちゃうけど、

そういうの本来の形って、
クラスの友達がちょっとしたときに変な言葉のチョイスとか
響きでなんか言っちゃって
「うわ、それおもろ! 何? ○○って!」みたいなのりで
伝播していったり浸透していったりする、
本来自然なもののはずで。

それに近い形でごくごくナチュラルに「すみません」とか使ってるのも
いいなー。

全編通してけっこう集中してみちゃったから
かなり疲れた。
でもこんなん3,000円ちょっとで見れるなんて
ありがたすぎる話。

5つ☆でもいいかと思ったが、
もう一歩、心を揺さぶる何かがほしかったな。
太宰にはあるけど、今回のポツにはみられへんかった
感情みたいなもんがもう少し。

それもやればできそうななのであえて4つ☆。
次回も見たいと思える芝居やった。





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最終更新日  Jul 17, 2007 01:40:25 AM
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