Diane de Poitiers に挑む

2008/05/04(日)20:53

ハーレム 秘密は水音で守られる

トルコ(64)

ツアーを選ぶにあたり、イスタンブールに2日以上滞在できるのは重要だった。トプカプ宮殿、ハーレムに入る。ハーレムも宝物殿も見学できるツアーはありそうでなかった。      黄金色のアラビア文字で装飾された門。 上部の窓から女達は下をのぞく。ブルーを基調としたタイルがとても鮮やかで清潔感がある。      奥に続く通路はこのように玉砂利で細工されている。螺鈿細工のドア。暖炉。タイルの模様が緻密で美しい。スルタンのトイレ。ホテル等では洋式だが、街中、観光地では半分くらいはまだこのスタイル。和式とは逆。至る所に蛇口がある。秘密は水音で守られる。スルタンと宰相の話をきかれないようにあちこちに設置された。カトさんは言う。「ハーレムの女性は可哀想ではありませんでした。豊富な食べ物、綺麗な衣装、教養をここで授かることができました。みんな勉強していたのです」        世界各地から、拉致または売買されて集められた女達。美しい女だけが奴隷市場で高値で買われ、スルタンの為だけに磨かれる。ハーレムには常時2000人もの女がいるのだ。一度もスルタンに会わないで、スルタンが亡き後は放逐される。スルタンにお目通りがかなったところで愛されるのは何人か。 寵后になったとして、男の子を産む。一番手に男の子を産んでなければ、我が子は「兄弟」である新スルタンが即位した時殺される。私は事前に読んでいた「寵愛ロクセラーナ」を思い出していた。   おじさんをclick!  

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