カテゴリ:カテゴリ未分類
今日は趣を変えてモダン・ジャズからMJQを採り上げました。 このクワルテットは1952年に結成されて、その数年前からの「クール・ジャズ」と呼ばれる流れを継承するかのような爽やかな「クールネス」と、当時流行った白人ジャズの「ウエストコースト・ジャズ」のグループ・サウンドの過熱するスタイルの両面を持ち合わせて登場してきました。
後年になってバッハの曲を積極的に採り上げて、MJQ独特の「クールネス」な響きで一世を風靡しました。 ヨーロッパのクラシック音楽をジャズの響きに融合させた成功例がMJQです。 フランスのジャック・ルーシェトリオとは、全く趣の違うクラシック音楽とジャズの融合であり、アメリカのジャズ音楽が底辺に脈々と流れているMJQとフランス・ジャズの洒落た音楽・響きとの違いだと思います。 私がMJQに魅かれる一番の理由は、メンバーであるミルト・ジャクソンのヴァイブ(ヴィブラフォン)です。 彼のヴァイブはどの曲を聴いても、この楽団の核となっており「クールネス」と「白人ジャズ」の過熱さを楽しませてくれます。 またリーダーのジョン・ルイス(ピアノ)はバッハの音楽をジャズにアレンジして、クールなジャズ・ピアノを楽しませてくれます。 お薦めは「プレステイッジ」に1955年に録音された「コンコルド」というCDです。 「ガーシュイン・メドレー」としてジョージ・ガーシュインの曲が4曲録音されているのが貴重です。 このときのメンバーは、 ジョン・ルイス(ピアノ) ミルト・ジャクソン(ヴァイブ) パーシー・ヒース(ベース) コニー・ケイ(ドラム)となっています。 初期のアルバムですがMJQを語るには欠かせない録音です。(プレステイッジ盤 VICJ-2043) そしてMJQのお別れコンサートを収録した2枚組CDがあります。 「The Last Concert」というタイトルで、メンバーは上記のメンバーです。 これが最高のディスクとして今でも時々取り出しては聴いています。 (ATLANTICレーベル AMCY1030/1 1977年ライブ録音) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ともの『今日の一花』 藤の花 5月3日に春日大社で早朝撮影会があり、早くから申し込んでいたのですが、病気のために行くことができなかったのが残念です。 この写真は2005年にたぶん掲載していると思いますが、 静岡県藤枝市にあります蓮華寺池公園の藤です。 大きな池を取り囲むように藤棚が30ヶ所ほどある藤の名所です。 愛機Pentaxの一眼レフではなくて、やはりPentaxのコンパクト型デジタルカメラでの撮影です。 撮影地 静岡県藤枝市 2005年4月下旬 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|