今更ながら
陰日向に咲くを読んだよ。これが面白いんですわ。読みやすいし。自分が知らないところでいろんな人生が同時進行している実感がわくというか。人ってふにゃふにゃしたいきものだね~って感じ。どうにでも変わるようでどうにもならないっていうか。劇団ひとりがいつからか格好良く見えたのは、錯覚じゃなかったんですね。おすすめでした。以下感想メモ。読まなくても読んでもオッケーです。さっき読み終えたんですけど、すんなり泣けて、どこかに自分を投影できてしまう、面白い小説でした。本の最初の方は、なぜか劇団ひとりが書いてるっていう感じがめっちゃするんだけど、後半に進むにつれて、劇団ひとりの語り口が薄れていきます。(慣れたのか?)女のひとの描写が男の人の描写よりも、なんか乾いているように感じるのは、劇団ひとりの主観が混じっているからかしら。とも思ったり。劇団ひとりにとって、女の人って、ばかで時々賢くて、うっとうしいけどいないと寂しい存在なのかね。あれ、これなんにでも当てはまっちゃう。まぁとにかく、これ書いた人素直じゃないんだろうな~って、でも人が好きなんだな~って思いました。劇団ひとりめ!!才能がある人は魅力的ね。さっぱりと、すんなりと悔しくなれました。