かわいい王子の毎日

宮西 達也さんという方の絵本に感動しています。

以前（２００６年１０月１９日）にも紹介させていただいた事がありますが、この
宮西さんの描くティラノサウルスシリーズの絵本（ポプラ社）は、内容が濃いのです！

大人が読んだらその内容がじっくり分かり、是非子供にも読んであげて
その大切なメッセージを受け取ってもらいたいと感じる絵本だと思います。
機会があれば、是非いちど手にとって見ては如何でしょうか


＊わたしはあなたをあいしています

言葉の通じるものからは裏切られ、言葉が通じないものとは心が通じ合う。
結局は「心と心の繋がり」が大切なんだと気づきます。
子供がもう少し大きくなったら、この絵本で人の心の大事さを知ってほしいです。
結末には涙が止まりませんでした。。


＊ぼくにもそのあいをください

この世の中は「力が強いものが勝つ。」と信じていたティラノサウルスが、
年をとり力が無くなってから他の小さな恐竜に教わった事。。
「力より強いもの。それは愛。」
他の恐竜から襲われた時に、戦わずに自分の体を張って小さな子を守った
ティラノの姿に感動しました。


＊おれはティラノサウルスだ

子供が親から学んだ事を思い出しながら、右往左往しつつも独り立ちしていく
経緯をとても上手に描いてある絵本だと思います。
お互い相手を思いあっても気持ちを伝えられない寂しさが現れていて、
とても切ない物語でした。


＊おまえうまそうだな

赤ちゃん恐竜を食べようとした矢先に「お父さん」に間違えられ、そのまま
父親としてその赤ちゃん恐竜を育てていくティラノサウルス。
「おとうさんみたいになりたい」という子の声に「いや、俺みたいになっては
いけない」と苦悩する姿。
最後に本当の親の元に返してあげる姿は立派で、そして切なく、涙が出ました。


＊きみはほんとうにステキだね

陸に住む暴れん坊でいじわるなティラノサウルス。
そして海に住む素直で心優しいエラスモサウルス。
その２人が出会ったことで友情が築き上げられていく姿が素敵でした。
「ありがとう」の言葉の大切さ。 そして友情の大切さ。
色々なメッセージが詰め込まれている絵本だと思います。


いつも有難うございます♪
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