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Aug 22, 2005
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カテゴリ:ワイン
今日のお題は、ここ数年で人気がぐんと上がったシチリアの赤ワインネロ・ダーヴォラです。
イタリアでは数年前から、トレンドの最先端を行くワインと言われるようになりました。

ネロ・ダーヴォラは、シチリアを代表する赤ワインです。
名前を隠してテイスティングしても、99%の人がシチリアのワインと判る、と言われるほど、シチリアらしいワインです。
熱い味と地中海の太陽の香りといった、南のワインの典型的な要素と、深いルビーレッド色、ワイルドチェリーの香り、果実香といった、優れた赤ワインの特徴も兼ね備えているのが特徴です。

別名、カラブレーゼとも呼ばれるので、カラブリア原産のようにも思えるのですが、この言葉は、「アーヴォラのぶどう」という意味の方言、“カラウリージ”という言葉が語源だそうで、シチリア原産の品種と考えられています。
でも、詳しい歴史は分かっていません。
アーヴォラという場所は、シチリアの東側、ノートという町の郊外にあります。
近くには、トマトで有名なパキーノもありますねー。
ノート周辺のこの辺りが、ネロ・ダーヴォラの原産地のようです。

ネロ・ダーヴォラは、ブームになる前は、地元以外ではほとんど知られていないワインでした。
1980年代まで、シチリアのワインは、他の地方のワインのブレンド用に使われていました。
フランスワインにも加えられていたそうです。
ネロ・ダーヴォラ100%のワインが初めて世に出たのは、1988年のこと。
1984年のヴィンテージの、ドゥーカ・ディ・サラパルータドゥーカ・エンリコでした。
きのうも登場しましたねー。
以前飲んだ時は、ドゥーカ・エンリコがネロ・ダーヴォラの先駆者だったなんてまったく知らなかったので、何も考えずに飲んでしまったのですが、あらためて、敬意を表しながら飲んでみたいなあ。

ネロ・ダーヴォラは、カベルネやメルローなど、インターナショナルな品種と組み合わせても、個性が消えない、という特徴もあります。
そのため、他品種と組み合わせたワインも、色々造られています。

イタリアの雑誌では、こんなワインを勧めていました。

ネロ・ダーヴォラ100%

サガナ Sagana/クスマーノ Cusmano

ネロ・ダーヴォラ Nero d'Avola/クスマーノ Cusmano

トッレ・デイ・ヴェンティ Torre dei Venti/ファツィオ Fazio

アルモニウム Harmonium/フィッリアート Firriato

デリエッラ Deliella/プリンチピ・ディ・プテーラ Principi di Butera

サンタ・チェチーリア Santa Cecilia/プラネタ Planeta

ドゥーカ・エンリコ Duca Enrico/ドゥーカ・ディ・サラパルータ Duca di Salaparuta

コントラーデ・ラビリント Contrade-Labirinto/コス Cos

ドン・アントニオ Don Antonio/モルガンテ Morgante

ネロバローニ NeroBaronj/グルフィ Gulfi

クスマノサガナ [2003] 赤 ネロ・ダーヴォラ2004 クスマーノ アルモニウム 2001 フィリアート サンタ・チェチリア[2000]/プラネタ ドゥーカ・エンリコ 1997 ドゥーカ・ディ・サラパルータ モルガンテ ドン・アントニオ [2002] 750ml グルフィネロバローニ [2001] 赤

ブレンドタイプ
ゴルゴ・トンド Gorgo Tondo/ペッレグリーノ Pellegrino
 (ネロ・ダーヴォラ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%)

ラミオーネ Ramione/バッリオ・ディ・ピアネット Baglio di Pianetto
 (ネロ・ダーヴォラ50%、メルロー40%、プティ・ヴェルド10%)

ウゴニス Hugonis/ラピタラ Rapitala
 (ネロ・ダーヴォラ70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%)

モンテネーロ Montenero/アッバーツィア・サンタ・アナスタシア Abbazia Santa Anastasia
 (ネロ・ダーヴォラ60%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、メルロー20%)

ロッソ・デル・コンテ・DOC・コンテア・ディ・スクラーファニ Rosso del conte, Contea di Sclafani/タスカ・ダルメリータ Tasca d'Almerata
 (ネロ・ダーヴォラ90%、ペッリコーネ10%)

コンテッサ・エンテッリーナ・DOC・ミッレウナノッテ Contessa Entellina, Milleunanotte/ドンナフガータ Donnafugata
 (ネロ・ダーヴォラ70%、カベルネ・フラン15%、メルロー15%)

ファスタイア Fastaia/チェウソ Ceuso
 (ネロ・ダーヴォラ70%、カベルネ・フラン15%、メルロー15%)
(ブレンドはヴィンテージによって変わります)

アッバツィア・サンタ・アナスターシアモンテネーロ [1999] 赤 ”ドンナフガータ・ミッレ エ ウナ ノッテ [2001]”ガンベロロッソ2年連続3グラス希少価値の高...

ネロ・ダーヴォラ100%のものは、日本でもいろんな種類が手にはいるんですね。
ても、ブレンドタイプは、日本にはあまりないみたいですね。
超有名エノロゴ、ジャコモ・タキス氏は、ネロ・ダーヴォラに早くから注目して、いろんなブレンドを創り上げています。
アッバーツィア・サンタ・アナスタシアのモンテネーロも、そんな1本じゃなかったでしたっけ。違ったかな。
この中では、パレルモに近い場所にある、ということで、私はクスマーノが一番気になります。
行きたいなあ。





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Last updated  Aug 23, 2005 10:39:54 AM
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