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イタリアで食べたい

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Sep 14, 2005
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カテゴリ:ワイン
何日か前から、やばそうだなあ、と思ってたパソコンのモニターが、とうとうおシャカになりました。
仕事が押しまくっていて、旅行に行く前に終わらなかったら一大時なのに、よりによって、何も今壊れなくてもー(涙)。
壊れた10分後には、新しいモニターを買いに家を飛びだしました。

NEC三菱電機ビジュアルVISEOマルチメディア液晶19TFT [ブラック]で、今、私は新しいモニターを見てます。
今どきは、みんな液晶なんですねー。
今まではブラウン管だったので、液晶、初体験です。
でも、相性がよくないみたい。
見にく~い。目がチカチカするー。
画面のサイズは同じなのに、標準の解像度が一回り細かいので、文字が小さーくなりました。
でも、目が痛いので、1mは離して置いてます。
画面の明るさを30%まで下げたのに、まだまぶしいです。
もう最悪。
ブログの文字も、細かすぎるー。
19インチの液晶モニターで見ると、こんなに細かい文字なんだということを初めて知りました。
目が痛い!

エストエストエスト2004 ファレスコ気を取り直して、今日は、ちょっと前に訳したワインの話です。
ラツィオには、エスト!エスト!!エスト!!!という、パソコンで打ち込むのがとても面倒な名前の白ワインがあります。
実はこのワイン、正式な名前は、エスト!エスト!!エスト!!!だけじゃなくて、その先に、ディ・モンテフィアスコーネと続くんです。
つまり、エスト!エスト!!エスト!!!ディ・モンテフィアスコーネがフルネームです。

このワインが、なんでこんなビックリマークだらけの名前になったのか、その由来はとても有名なので、イタリアワインに興味のある人なら、誰でも知ってますよねー。
でも一応、本家、モンテフィアスコーネのコムーネのサイトにはどんな話がのってるのか、見てみました。

エスト!エスト!!エスト!!!の伝説(原文 : →「la leggenda di defuk」をクリック)

1111年のこと。
ドイツ人のヨハン・デフクという人物が、ハインリヒ5世のお供をして、イタリアにやってきた。
(解説 : ハインリヒ5世は神聖ローマ皇帝で、戴冠式は、教皇との間にすったもんだあった後、ローマのサン・ピエトロ大聖堂で行われています。
つまり、この戴冠式に出席するための旅だったんでしょうね。
デフクの身分は、騎士とも枢機卿とも言われています)
彼は従者のマルティーノに、「イタリアは素晴らしい土地でおいしい物がたくさんある。
中でも、この国で栽培されたぶどうから造られたワインはかなりおいしいらしい。
そこでだ、友よ。私より1日先に進んで、おいしいワインを出す店を見つけたら、その扉に、“エスト”(ある)と書いておいてくれたまえ」
マルティーノは忠実に、おいしいワインのある店を探し出しては、店の扉に“エスト”と書いていった。
そしてある日、モンテフィアスコーネまでやってきて、この地のワインを飲んだ。
「おお、こここそが、デフク卿にとっての約束の地に違いない」
マルティーノが店の扉に記したのは、“エスト”だけではなかった。
“エスト・エスト”でもない。
エスト!エスト!!エスト!!!

ここまでがよく知られてる話ですよねー。
でも、この伝説には、後日談があるんです。
デフク卿は、モンテフィアスコーネのワインを飲んですっかりはまってしまいました。
ローマでの仕事の合間を見ては、この町に戻ってワインを飲んでいたほどです。
結局、皇帝がドイツに戻っても、彼はモンテフィアスコーネに留まりました。
そして、この地で亡くなったんです。
モンテフィアスコーネでは、デフク卿はワインの飲み過ぎで死んだと信じられています。
彼は死ぬ時に、かなりの財産を町に寄付しました。
そしてその遺体は、サン・フラヴィアーノという教会(写真)に葬られました。
なんと今でも、そこに眠っているそうです。
毎年8月に行われる町最大の収穫祭、「フィエラ・デル・ヴィーノ」では、デフク卿とマルティーノの時代の衣装をまとったパレードが、町を練り歩くそうです。
原文のサイトの、時代がかった衣装を着てる人が、多分デフク卿役でしょうね。

1111年頃のモンテフィアスコーネのワインは、今とは違って甘口でした。
現在は、トレッビアーノ・トスカーノマルヴァジーア・ビアンカ・トスカーナロッセット(トレッビアーノ・ジャッロ)というぶどうから造られていて、セッコ、アッボカート、アマービレ、スプマンテがあります。
トレッビアーノ・トスカーノは、“トスカーノ”という名前でも、トスカーナ以外で広く栽培されている品種です。
エスト!エスト!!エスト!!!は、飲みやすい華奢なボディーのワイン。
最低アルコール度は10.5%と軽めです。
8~10度に冷やして、軽い料理と一緒にどうぞ。

モンテフィアスコーネは、ローマの北の、ポルセーナ湖の近くの町です。
近くにはオルヴィエートもあるので、ワイナリー巡りなんかできるかもしれませんね。
もしこの町を訪れることがあったら、サン ・フラヴィアーノ教会に行ってみたいなあ。





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Last updated  Sep 15, 2005 08:29:50 AM
コメント(4) | コメントを書く
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エスト!エスト!!エスト!!!   Flottie さん
飲みやすくて美味しいですよね!好きなワインの一つです♪
でも、こんな後日譚があるとは知りませんでした。また、行きたいところが増えてしまいましたよ!! (Sep 15, 2005 10:45:16 PM)

Re:エスト!エスト!!エスト!!!(09/14)   プレッツェーモロ さん
Flottieさん
エスト!エスト!!エスト!!!って打ち込むの、面倒ですよねー^^
モンテフィアスコーネでは、900年前の人が、いまだに町中から愛されてるみたい。
ほんわ~かした町のような気がします。
(Sep 16, 2005 07:16:55 AM)

Re:エスト!エスト!!エスト!!!(09/14)   castagna さん
エスト!エスト!!エスト!!!モンテフィアスコーネ、飲んだことあります!・・・がBIGIって書いてあって、絵柄がちょっと違ってたような・・・イタリアのワインが難しいのは、どれがcantinaでどれがぶどうの種類なのか混乱するところ。エスト!エスト!!エスト!!!モンテフィアスコーネって、商標登録されてないってこと?ですか???間抜けな発言かもしれませんが・・・素朴な疑問ということでお願いします。 (Sep 16, 2005 08:40:47 AM)

Re[1]:エスト!エスト!!エスト!!!(09/14)   プレッツェーモロ さん
castagnaさん
BIGI(ビジ)はカンティーナの名前ですよ~。
上の写真のエスト・・・は、ファレスコというカンティーナのものです。
エストはDOCワインなので、キアンティやバローロみたいに、いろんなメーカーが造ってます。
イタリアワインのラベルを見ると、ワインの名前の下に、DENOMINAZIONE DI ORIGINE CONTROLLATAと書いてあるのがあるでしょ。これがDOCワインです。
この他に、DOCGとかIGTっていうのもあります。
こういうのが何も書いてなければ、それはそのメーカーだけが造っているワインです。
ぶどうの品種は、ラベルには記載されていないので、詳しく知りたければ、調べるしかないんです。
今度ワインを飲むときは、ラベルで小さい文字を探してみて♪
(Sep 16, 2005 02:59:52 PM)


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