ズッパ･ディ･ペッシェ

Jun 26, 2006

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テーマ：食べ物あれこれ(49580)

カテゴリ：料理

魚介のパスタの次は、魚介のスープの話にしよっかな。
うん、今度のお題は、ズッパ･ディ･ペッシェだー♪

宇和海の魚介を使って！本格イタリア風ブイヤベースd(⌒o⌒)b♪~♪『ズッパ・ディ・ペッシェ』...

ズッパ･ディ･ペッシェは、いろんな魚介が入ったゴージャスな料理っていうイメージがあるけど、元々は、漁師さんの、いわゆるまかない料理。
小さすぎて売り物にならない魚とか、売れ残った魚に、オリーブオイル、ビネガー、海水を加えて作ったスープだったんだって。
これにだんだん、スパイスとか、高級魚介が加えられるようになって、今では、立派な「レストランの料理」となりました、ちゅーわけだ。

イタリアの漁師町には、最低１つは、名物のズッパ･ディ･ペッシェがあるんだって。
イタリア各地で食べ比べてみるのも、おもしろいだろうなあ。

料理の名前も、場所によって大幅に変わるみたい。
例えば、アドリア海（イタリアの右側）の南部では、ズッパ･ディ･ペッシェ、だけど
　　↓
www.rosburgoservice.it/immagini/citta/zuppa_di_pesce.jpg

北部と中部では、ブロデット。
　　↓
ccconero.altervista.org/vinocucina/photos/photo_3.html

ティレニア海（イタリアの左側）のリヴォルノ（トスカーナ）では、カッチュッコ。
　　↓
www.cucinaironia.it/cacciucco.jpg

リグーリアでは、チュッピン。
　　↓
www.marinaroncallo.it/img154.gif

カッチュッコって、発音すると、何だか可愛いなあ。
元々は、トルコ語で雑魚って言う意味の、“ククット”っていう言葉が語源らしいんだって。
昔、リヴォルノがオリエントと盛んに交易をしていたことの名残だとか。

チュッピンは、アクセントは、チュじゃなくて、ピンの方にあるみたい。
これも、なんとな～く可愛い名前。
リグーリアの方言だろうとは思うんだけど、語源は知りませ～ん。
この料理は、サンフランシスコに伝わって、そこで名物料理になりました。
アメリカでの名前は、チョッピーノ。
これも可愛い。
　　↓
http://hinph.com/culinary/img/quart2week9h1.jpg

イタリアのズッパ･ディ･ペッシェは、ブイヤベースと違って、スープと具を別々にサービスするということはしないんですよねー。
だから、食べる時は、手が、にんにくとオリーブオイルと魚の脂で、ぎとぎとになります。
店の紙ナプキン、全部使い切ります。
ウエットティッシュが一杯あると便利です。

ズッパ･ディ･ペッシェの話、明日に続く～。

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Last updated Jun 27, 2006 08:52:47 AM
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