イタリアで食べたい

2007/01/14(日)08:59

コルクスクリューの話

ワイン(43)

イタリアに、コルクスクリューのコレクションを展示した私設博物館があるんだって。 マッツッケッリ博物館。 ワインやファッションに関する様々なものをコレクションしているみたい。 HPはこちら。 これはここのコルクスクリューのコレクションの1つ。 ネコのしっぽをコルクに刺し込む瞬間が楽しそう~。 コルクスクリューって、誰が発明したのはか謎なんだって。 一説には、レオナルド・ダ・ヴィンチだっていう話も。 ミラノのアンブロジアーナ図書館に保管されてるダ・ヴィンチの「アトランティコ手稿」には、左利き用のコルクスクリューのデザインが含まれてます。 コルクスクリューのねじの部分は、「アルキメデスのねじ」って呼ばれるスクリュー形が主流。 アルキメデスが紀元前3世紀に、水をくみ上げるために考え出したのがアルキメデスのねじ。 こちらのページの中ほどに、アルキメデスのねじの写真が。 こちらは、日本ねじ工業協会の、ねじの歴史のページ。 ちなみに、アルキメデスはギリシャ人だけど、シチリアのシラクーザで生まれて、生涯のほとんどをシラクーザで過ごしたんだって。 ただ、アルキメデスのねじを考え出したのは、エジプト留学中のことのよう。 そして、ダ・ヴィンチが研究したのは「らせんねじ」。 ダ・ヴィンチのヘリコプター。 いやー、ねじ1つにも、人類の英知が詰まっているんですねー。 ワインが丈夫なガラスのボトルに詰められるようになったのは、17世紀にイギリスで黒いガラスが発明されてから。 そし1795年には、イギリスで最初のコルクスクリューの特許認定。 昔は香水の栓もコルクだったから、女性もコルクスクリューが必需品だったんだって。 最初の特許以来、いろんなコルクスクリューが登場してるけど、通の間で一番有名なのは、サー・エドワード・トマソンという人が1802年に特許を取得した品。 誰それ。 知ってる? こちらのページに、詳しく書かれてます。 3本のねじを一緒に動かす画期的な発明だったんだって。 コルクスクリューのコレクターって、世界中にいっぱいいるんだなあ。 奥が深そ~。 いつも使ってるソムリエナイフも、アルキメデスのねじなのかー。 そう思うと、なんだか尊敬~。 いろんなコルクスクリューがあるねー。         ■Musei Mazzucchelli : Via Giammaria Mazzucchelli 2, Ciliverghe di Mazzano (Brescia)

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