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イタリアで食べたい

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映画

Feb 20, 2007
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カテゴリ:映画
いや~、ようやく観た~。
輝ける青春』。



DVD2枚に渡って、全部で6時間!
宣伝文句は、「イタリアのある家族の涙と喜びに満ちた40年を描く6時間の壮大な感動作。」
第56回カンヌ映画祭、ある視点部門グランプリ、イタリアのアカデミー賞ダヴィド・ディ・ドナテッロで6部門受賞。

確かに力作でした。
私の評価は星4つ。
★★★★☆

前半と後半では、印象がかなり違う映画。
前半は、ほお~、イタリアの俳優は、かっこいいなあ^^
後半は、ずーっとうるうるしっぱなしで、鼻が詰まって窒息寸前。

映画を観ながら、1960年代から現代までのイタリア社会の移り変わりを、登場人物と一緒に体験することもできます。

この間にイタリアで起こった大きな出来事は、まず、フィレンツェの大洪水
1966年にアルノ川が氾濫して、多くの死者が出た災害。
世界的な芸術品の被害も甚大。
私は、このことをまったく知らないでフィレンツェに行って、ある教会で、「ここまで水没した」という古いプレートを見て(かなり高い位置だったなあ)、初めて大災害があったことを知ったもんでした。

そしてこの年は、サッカーのワールドカップで、北朝鮮がイタリアを1対0で下して、史上最大の番狂わせと言われたんだって。
この試合のことも、印象的に使われてました。

この頃から、イタリアは経済危機に。

私にとって一番強烈な記憶は、1978年に起きた、赤い旅団によるモロ元首相の誘拐暗殺事件
当時、元首相の死体の写真が新聞に載って、その姿がいまだに忘れられないくらいトラウマになってます。

その4年後の1982年は、サッカーのワールドカップでイタリアが優勝した年。
優勝の瞬間を、映画ではすごーく印象的に使ってます。

1992年は、シチリアで、反マフィアの判事二人が相次いで殺害されて、市民の反マフィア意識が急激に高まった年。
私も、この事件の再現ドラマを見て、マフィアがいなくなって欲しい!と強く思ったもんだ。

この映画のもう1つの特徴は、舞台が、トリノ、ローマ、フィレンツェ、パレルモ、ストロンボリ島、ヴァル・ドルチャなど、イタリア各地に渡っていること。
イタリアに興味のある人なら、思い入れのある町が最低1つは登場するはず。
たとえば、ヴァル・ドルチャはモンタルチーノのある場所。
映画みたいにここに別荘建てて、ワイン三昧のバカンスを過ごしたい人、いるんじゃないかなあ。

私の場合は、まず、フィレンツェの図書館。
落ちこぼれ学生だった頃、授業をさぼってここで一人で時間を潰していたちょっとせつない思い出の場所。
そしてもう1つはストロンボリ島。
偶然にも、今、私が一番行きたい場所。
2年前の日記にも書いてます。
行くのが大変そうなんで、どうしようかなあ、なんて思ってたんだけど、すごーくいい所みたい。
決めたぞ、いつか行く!

それにしても、イタリアの役者さんて、みんな魅力的ですねー。
主役のルイジ・ロ・カーショは、イタリアを代表する役者さんなのか、色んなところで名前を見ます。
ちょっとアラン・カミング似。



弟役のアレッシオ・ボーニは、ヒュー・ジャックマンと山下真司を足して割ったようないい男^^
素晴らしかったのは、母親役のアドリアーナ・アスティ。
この人、ヴィスコンティ監督の『ルードヴィヒ』や『若者のすべて』にも出てるんだー!
元ベルトルッチ夫人かあ。
うーんと若い頃のアドリアーナ・アスティ

登場人物勢揃い

この映画、ストーリーはちょっとセンチメンタルで、できすぎ感もいなめない。
なにしろ、主人公は人道派精神科医で、姉は人道派検事、弟は人間関係がうまく築けない悩める刑事で、妹の旦那は主人公の親友でイタリア銀行の行員。
ここまでエリートが揃うと、ちょっと鼻につくなあ。
しかも兄弟揃ってサッカーに興味なしなんて、イタリアのインテリって、こういうもんなの?
主人公の弟と妻の行動も、どうもよく理解できないし・・・。
前半はこんな感じ。

だけど、後半を観て、ようやく気がつきました。
弟と妻が理解できないのは私だけじゃなくて、主人公とその家族も、理解できなかったんだー。
私には映画の中の他人事だから、なんだよ、よく分かんないよ、で終わりだけど、それが家族だったら、なぜ理解できなかったのか、悩むよなあ。
一番深く悩んだのは、多分、母親。
アドリアーナ・アスティの演技から、それが強く静かに伝わってきます。
うっ、思い出すと、涙が・・・。

映画の原題は、『La meglio gioventu』。
直訳すると、“最も素晴らしい青春時代”。
実は私、なんでこういうタイトルなのか、よく分からなかったー。
そのあたりが、ちょっと物足りなかったなあ。
だけど、イタリア映画もなかなかいいもんだ、と思える作品でした。
あっ、そう言えば、おいしそうな料理は全然出てこなかった~。







Last updated  Feb 20, 2007 10:50:34 AM
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Dec 27, 2006
カテゴリ:映画
試写会で『ディパーテッド』、観てきました。



これ、観たかったんだー。
IMDb(アメリカの映画のデータベース)の2006年ベスト映画投票で、ダントツ1位の作品だもんねー。
IMDb Best of 2006 Polls

この投票、ベスト男優も、主演のディカプリオがぶっちぎりの1位。
ベスト助演男優にも、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ、マット・デイモンと、『ディパーテッド』から3人も上位に入ってる~。
ベスト監督にいたっては、60%以上がスコセッシ支持!

どうやら今年のアメリカの映画界は、一般人の間では、『ディパーテッド』がダントツ一番人気みたいですねー。
スコセッシ監督は、これまでアカデミー賞に7回ノミネートされて全部落選してるから、同情の声も半端じゃない。
またイーストウッドが邪魔をする気か!と、変なところでイーストウッド監督がとばっちりを受けて、イーストウッド・バッシングもすごいよー。

『ディパーテッド』の高評価は、単なるミーハー評なのか、それとも、ほんとにアカデミー賞獲れそうなのか、果して?
なんてことを思いながらも、原作の『インファナル・アフェア』がなかなか面白かったから、ちょっと期待して、いざ。




で、評価は・・・

★★★★☆

星4つ!
おもしろいよ、これ~。

ストーリーの主要なポイントは、『インファナル・アフェア』そのまんま。
この次どうなるか分かっていても、それでも面白かったあ。
もし何も知らないで観たら、もーっと衝撃的だったはず。

それにしても、ディカプリオがカッコイイ!
今までそんなに好きでもなかったけど、これですっかりファンでっせ。
あのハスキー犬みたいな鋭い真っ青な目が、焼きついちゃったー。

そう言えば、ゴールデン・グローブ賞の主演男優部門に、レオ様は『ディパーテッド』と『ブラッド・ダイヤモンド』の2本でノミネートされてるんだよね。
今年は獲るかな、アカデミー賞。

『ディパーテッド』のスコセッシ監督の演出は、『インファナル・アフェア』と比べると、よりリアリティーが増して、視点はもっと主役(ディカプリオ)寄り。
さすがにハリウッド映画だけあって、手を抜かない厚みのある造りで、洗練されてる。
だけど、ちょっと物足りなかったのが、善悪はっきりさせすぎだった点かなあ。
香港版は、もっと劇画チックで非現実的だったけど、善にも悪にも、もっと感情移入できたような気がするなあ。

香港版もスコセッシ版も甲乙つけがたい。
でも、私の中では、ディカプリオのおかげでスコセッシ版の勝ち。
もう一回観たい映画でした。


実は私、今、一番気になってる映画は、『硫黄島からの手紙』。
アカデミー賞候補!という声もあるけど、実際のところはどうなの。
と思って、これも観ました。

で、私の評価は・・・

★★★★☆

星4つ。

スコセッシVSイーストウッドは、やっぱり因縁の対決だあ!
1回観ただけじゃあ、どっちがいいか決められないよー。

スリリングなサスペンスものと重いヒューマンドラマを比べるっていうのは、相当無理があるかも。
でも、この両監督の対決は、アカデミー賞を盛り上げてくれそうだなあ。

『硫黄島からの手紙』は、予告編でジーンときたんで、泣くかな、と思ったけど、涙は一滴も出なかった。
銃撃も火炎放射も手榴弾も、吹き飛ぶ人体も、すごく淡々としていて、乾いてた。
画面の色調や役者たちの口調が古い日本映画のようで、溝口や小津や黒澤を思い出した。
『ディパーテッド』は香港の原作と比べると洗練されてるなあって感じたけど、この映画も、日本人が日本語で演じているのに、日本映画よりずっと品がいいなあ。
これがハリウッド・スタンダードってものなのか。

ただ、1回観ただけじゃ、イーストウッドが何を言いたいのか、よく分からない。
単純に戦争の悲惨さを表わしたかったわけじゃないと思うし、敵も同じ人間なんだよってアメリカ人に教えるような今さらなもんでもないだろうし。
うーん・・・。

二宮和也演じる若い兵士は、同僚の赤痢による死から最高司令官の自殺まで、色んな死を、否応なしに次から次へと目の当たりにする。
観ているこっちは、いつの間にか彼の目を通して「死」を見ている。
何があっても生き延びろ、というメッセージかと思いきや、生き延びたくて投降したのに殺されたり、自爆しようと思った兵士が生き延びたり、味方に殺されたり。
うーん・・・。

言えるのは、見終わった後に、思いがどんどん湧きあがってくる不思議な映画だということ。

『ディパーテッド』と『硫黄島からの手紙』、どっちもずいぶん大勢死んだなあ。
生き残ったのは、あの人とあの人ぐらい。

マーティン・スコセッシ、1942年生まれの64歳。
クリント・イーストウッド、1930年生まれの76歳!
アカデミー賞が楽しみ。
二宮君は、助演男優賞にノミネートされても不思議じゃないような気がする。
そしたらブラット・ピットやジャック・ニコルソンと競うことになるかもよー。
あ、でも、事務所の方針で賞レースに出ちゃいけないんだっけ。
まったく、信じられない方針だー。

それはともかく、なかなか濃い映画鑑賞でした。
どちらも強力にお勧め。







Last updated  Dec 27, 2006 05:09:04 PM
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May 24, 2006
カテゴリ:映画
『ダ・ヴィンチ・コード』、私も観てきました。

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原作はまだ読んでません。
でも、楽しめました。

私の評価は
★★★★☆

ただ、観てる間はおもしろかったけど、観終わった後の印象は、やけに薄ぼんやり。
意外な展開に、「えっ!」てビックリすることは何回かあったけど、その割には、ワクワク感は、なかったなあ。
謎解きをじっくりみせるって訳でもないし、すごく魅力的な登場人物がいるわけでもないし。

でも、一応、話題になってるから観てみるか、っていう程度で、最初からあまり期待していなかったから、ガッカリすることは全然なかったな。
まあ、予想通り。

そんな中で印象に残ったのは、ソフィー役のオドレイ・トトゥの脚!
細くてまっすぐで、すんごくきれいだったなあ。
いかにもパリの女の子って感じ。

アメリ
  ↑
『アメリ』は可愛いかったね♪

それと、シラス役のポール・ベタニーの、贅肉がまったくない美しいボディー。
おほほ~♪ まったく、どこ見てるんでしょーねー。

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いろんな役ができる人。

あと、リー役のイアン・マッケランの演技、素晴らしかった!
アールグレイには○○○なんですか。
勉強になりました。
この映画で唯一の、食に関するウンチクだったなあ。

ゴッド and モンスター ◆20%OFF!
  ↑
アカデミー賞3部門受賞の傑作、『ゴット&モンスター』は、サー・イアンの裏代表作。
でも、禁おこちゃま。

どうしても頭にこびりついて離れないのは、アリンガローサ司教。
まず、アリンガローサって名前、字幕で見るたびに、なぜか、「ありえんがローサ」に見えちゃうんですよー。
それと、アリンガローサ司教役のアルフレッド・モリーナの、やたら濃い顔!
彼が登場するたびに、「どこかで見たよー、この、ちょっと笑える濃い顔」
「でも、思いだせな~い!」
後でようやく分かりました。
『スパイダーマン2』の、タコ男役の人だー!
しかもこの人、『レイダース 失われたアーク』がデビュー作だって。
あれー、ひょっとして、あの人かもー。
なんとも、一目見たら忘れられなくなる顔!
お父さんがスペイン人で、お母さんがイタリア人かー。
なるほどー(妙に納得)。
この人→www.imdb.com/gallery/ss/0316654/DF-13284.jpg?path=pgallery&path_key=Molina,%20Alfred%20(I)&seq=15

あ~、こんなこと考えてたら、映画の印象が、ますます薄くなってきちゃったよー。

ミステリー好き、ロジックパズル好きとしては、謎解きの過程や、解けた時の感動を、もっとじっくり味わいたかったなあ。
聖杯の謎は、登場人物の顔ぶれからして、多分ああだろうと最初から予想がついちゃうけど・・・。
ダ・ヴィンチ・コード:ミニクリプテックス
ラストの場面は、『猿の惑星』のラストの衝撃に比べればかなり軽いけど、それでも、伏線のことを思い出すと、ふ~ん、なるほどねえ。
多分、映画の中には色んな謎が隠されてるんだろうけど、原作を知らずに1回観ただけじゃ、一切気がつかなかったなー。
原作、読んでみるか。







Last updated  May 25, 2006 09:56:10 AM
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May 5, 2006
カテゴリ:映画
料理人の映画、と聞くと、つい観てしまいます。
今回の映画は、『マーサの幸せレシピ』(200年/ドイツ)。

マーサの幸せレシピ



ドイツの町のレストランのシェフ、マーサ。その腕は、誰もが認めている。でも、マーサもは超堅物で、考えるのは料理のことばかり。料理に対する自信とプライドはめちゃくちゃ強いが、恋人や友人もいない。マーサには、何かが足りない。周囲はみんなそのことに気付いているのだが、本人は全然わかっていない。ところがある日、彼女の人生を大きく変える事が起きる・・・。




私の評価は
★★★★☆

映画のタイトルから、しゃれた恋愛ものかな、なんて想像していたら、なんだか雰囲気が違うんです。
ちょっとシリアス調で、しかも、話がどんどん重い展開になっていく~。
ドイツの料理映画って、イタリアのとは、かなり違うなあ。
これもお国柄?

ところが、途中からイタリア人シェフが登場すると、映画の雰囲気はがらっと一転!
最後には、じーんとしながら幸せな気分になっていましたあ。
なかなかいい映画です。
しかも、イタリア料理に多いに関係あり!

一流の腕を持つシェフが主人公なので、料理に関する話は、冒頭から、満載です。
鳩の調理方法がどうとか、トリュフがどうとか、サーモンを見事な料理にするにはとか、マーサの頭の中は、料理のウンチクで一杯。

レストランものの定番で、料理に文句をいう客も、もちろん登場します。
今回は、「フォアグラが生だ!」というクレーム。
マーサは、「このフォアグラの焼き具合は完璧。それがわからないなんて、豚に真珠ね。もうこの店には来ないで!」と、やっちゃいます。
店主は、「お客は王様。客が生だといったら生なのよ!」と諭すのですが、マーサは聞く耳を持ちません。

そんなマーサが、イタリア人のアシスタントシェフ、マリオの登場によって変わっていく姿が、イタリア料理大好きな私としては、やたら痛快です。

イタリア人シェフって、世界中どこにいても、歌いながら仕事場に入ってくるんですねえ^^
日本にいるイタリア人シェフも、きっとみんな、歌いながら出勤してるに違いない!
しかも、軽い会話は、ドイツにいても、ほとんどイタリア語。
それで話が通じちゃうんだから、いいなあ。

マーサに欠けているものが何なのか、映画を見てるこっちにはよ~く分かるので、教えてあげたいくらいなんだけど、マリオは、教えさとすなんて事は、一切しません。
でも最後には、みんな幸せになっちゃうんです。
確かに、理屈や説教じゃ、人は変われないよなあ。

日本のレストランに、こんなマリオみたいなシェフがやってきたら、マーサの店のスタッフがそうだったみたいに、みんなが影響受けるだろうなあ。
ハンサムではないんだけど、陽気で、しかも誠実。
おまけに料理ができる!
言うことなし!

演じているのはセルジョ・カステッリットという役者さん。
『グランブルー』にも出てるんだって。
イタリア語のタイトルは、『リチェッテ・ダモーレ』、“愛のレシピ”。
なんだか照れるなあ。
  ↓
イタリア版







Last updated  May 6, 2006 07:47:19 AM
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Apr 17, 2006
カテゴリ:映画
今日のお題は、『星降る夜のリストランテ』に登場した料理!

星降る夜のリストランテLa Cena


まず、一番最初にやってきた客、常連の、マエストロと呼ばれている老人。
彼が頼んだ前菜は、スズキのカルパッチョ
う~ん、いい選択。私も食べたい。

宇和海産養殖スズキ薄造り【急速冷凍】スズキの薄造りを使ってカルパッチョ!手毬寿司にも大活...

そしてプリーモ・ピアットは、“いつも”の、リーゾ・イン・ビアンコ
つまり、玉ねぎと鶏のブロードだけで煮たリゾット。
イタリア版白がゆですかね。
カメリエーレはシェフに、「マエストロは高血圧だから、塩分は控えめに!」って言ってました。
セコンド・ピアットは、野菜入りフリッタータとじゃがいものピューレ
ピューレの量は、「1/2皿分をたっぷりと! mezza porzione abbondante」って注文してましたねえ。

再婚した男が、成人した元妻の娘と一緒に食事をしているテーブル。
男は、きのこのフェットゥッチーネを注文。

【送料0円】フェットゥチーネ(4食入)~ホタテとポルチーニのEXVオリーブオイルソース~

娘は、ブレザーオラ(牛肉の生ハム)とルーコラ
これ、私も定番の前菜だあ。
遅れてやってきた息子は、病み上がりで、たのんだ料理は、なんと、ゆでてオリーブオイルをかけただけのスパゲッティ
この料理を運んできたカメリエーレは、とても優雅に、「ゆでたスパゲッティです、特別のオリーブオイルをかけましたよ。ブオン・アッペティート♪」と声をかけます。
どんな料理でも、サービス次第でスペシャル料理みたいになるんだなあ。
娘のセコンド・ピアットは、蒸したイシモチ
イシモチは食べたことないから、こんどイタリアに行ったら要チェックだなあ。
ちなみに、イシモチは、イタリア語ではオンブリーナ。

イシモチ3kg

父親は、アーティチョーク、ズッキーニ、子牛の脳みそのフリット
でも、オイルをかけただけのスパゲッティを食べてる息子を前にして、食欲が急速に減退。
脳みそのフリット、おいしいですよねえ。
狂牛病問題以降は、どうなってるのかなあ。

派手な母親と、まじめそうな娘のテーブルもあります。
娘はコンソメスープを、ほんの一口飲んだだけ。
その横で、母親は、目を輝かせながら、トリッパ!と簡単の声を上げてます。
スープ皿に盛られたトリッパ・アッラ・ロマーナ(ローマ風トリッパ)が、湯気を立ててますねえ。
上にかかってるチーズは、当然、ペコリーノ・ロマーノだろうなあ。

モンテベッロローマ風 トリッパ

教え子と不倫中の大学教授は、相手の女の子に、奥様に告白します!と言われて、パニック状態。
で、料理に当たり散らします。
「これがボッリート・ミスト(ゆで肉の盛り合わせ)か!まるで干し肉じゃないか。
サルサ・ヴェルデ(ボッリートに欠かせないグリーンソース)は黄色いぞ!しなびたイタリアンパセリを使ったんだろう!
しかも、このコトレッタ・アッラ・ミラネーゼ(ミラノ風カツレツ)は、いったいなんだ!
ミラノ風は、指の太さの厚みの肉をバターで揚げるんだ!これはただのパン粉をつけた薄切り肉じゃないか!」
「でも教授、ここはミラノじゃないもんで・・・」
「なにい、それじゃあ何かね、サーモンはノルウェーでなきゃ注文できないのかね!」

仔牛のカツレツ ミラノ風ポテトとローズマリーのロースト添え

なんだか、ローマやイタリアの名物料理のオンパレードだなあ。
アーティチョーク料理が、ユダヤ風かローマ風か、なんて話してるシーンもあります。
ちなみに、どちらもローマの名物料理で、丸ごとのアーティチョークを、ユダヤ風は揚げて、ローマ風は煮ます。

カルチョフィ(アーティーチョーク)

傑作だったのは、女主人が、姪のバースデーケーキを運ぶシーン。
役者は、色っぽいフランス人女優のファニー・アルダン。

「隣の女」オリジナル・サウンドトラック

そんな彼女が、特大のバースデーケーキを掲げて慎重に運びながら、なんと、テーブルの直前でつまずくんです!
一瞬、みんな(大部分は生意気盛りのティーンエイジャー)大あわて!
これって、世界共通のお約束だったのねー!
おもしろ~い。
今度、誰かにバースデーケーキを運ぶ時、私もやってみよう!と、密かにネタ帳に書きとめたのでした~♪
この他にもまだまだいろんな料理が登場しますよ~。
ブオン・アッペティート!







Last updated  Apr 18, 2006 09:25:20 AM
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Apr 16, 2006
カテゴリ:映画
リストランテで食事したいなあ、なんて気分になっていたら、素敵なお店、見つけました。
といっても、映画の中の話。
前々から見たかった映画、『星降る夜のリストランテ』(1998年伊/仏)、ようやく観ました。

アミューズソフト販売 星降る夜のリストランテ

イタリアでおいしいものを食べることを生きがいとしている人間にとっては、至福の映画だあ。

評価は、もちろん

★★★★


舞台はローマの気さくなリストランテ。
登場人物は、経営者夫妻、カメリエーレ、シェフ、そしてさまざまな客たち。
最初の客が登場して夜の営業が始まり、最後の客が帰って店が閉まるまでの間に、さまざまな人間模様が繰り広げられていく。



イタリアとイタリア料理に思い入れが強い人ほど楽しめる映画です。
セリフや映像の1つ1つがおもしろい!
でも、イタリアのレストランは、多かれ少なかれ、みんなこんな感じ。
映画を観てる間、しょっちゅう、いるいる、こんな人って、突っ込み入れながら大笑いしてました。
家にいながらにして、イタリアのレストランで食事をする疑似体験ができる、すごくお得な映画ですよ~。

印象に残ったシーンは数知れず。
例えば、東洋人の家族連れが、カルボナーラにケチャップをかけたい(映画の設定とはいえ、かなりびっくり!)と言うので、カメリエーレがケチャップを持って行こうとしました。
すると、ベテランの老カメリエーレが、「冗談じゃない、カルボナーラにケチャップはかけない!」と、ケチャップを取り上げてしまいます。
それを見ていた女主人は、にっこり笑って、「お客さまはいつも正しいのよ」、と優雅にケチャップを取り返し、テーブルに持っていかせます。

カルボナーラにケチャップを許す、許さない、で議論を始めれば、泥沼になっていたかもしれません。
でも、美しい女主人が、きっぱりと、かつ優雅に宣言すれば、頑固者の老カメリエーレも、自然と身を引いちゃうんですねえ。
お見事。

お金持ち風の年配のマダムが、息子と一緒に大きなテーブルに着いています。
「ご注文は?」とカメリエーレが聞くと、マダムは、「みなさんを待っているからいいわ。あーそうそう、シャンパンを4本、冷やしておいていただけるかしら?
お~、こんなセリフ、言ってみた~い。

店のシェフは、最近入ったトスカーナ出身のお調子者のカメリエーレとは犬猿の中。
お調子者のカメリエーレが、「お客さまから、水がおいしいってお褒めの言葉をいただいたよ~」とからかうと、怒り爆発。
「こんな店、やめてやるー!」と、コック服のまま帽子をかぶって、出ていこうとします。
すると、長年の仕事仲間の老カメリエーレが、「やめる時は私も一緒だよ」、と、なだめにかかります。
さらに、シェフが作りかけていた料理を指差して、「おー、これは、あの幻の、シェフ特製のサルトゥー・ディ・リーゾじゃないか!これは素晴らしい!舌の肥えた客に勧めてみよう!
これを聞いたシェフは、怒っていたことなんかころっと忘れて、「まだ試作中なんだよ~」と言いながら、うれしそうに料理の続きに取りかかります。
老カメリエーレは、きっといつもこの手でなだめてるんだろうなあ。
サルトゥ、私も勧められたい!

ちなみに、サルトゥー・ディ・リーゾは、こんな料理。
  ↓
サルトゥ・ディ・リーソ

おいしいんですよ~♪

この他にもいろんな料理が登場しました。

こんななにげない会話をはさみながら、色んな人間模様が展開されていきます。
料理が進むにつれて、店にいる人たち全員の人生が不思議と絡み合って、店の雰囲気はクライマックスへ。
デザートも済んで食後酒がふるまわれだすと、次第に客は帰り始めます。
経営者夫妻が客と一緒にカードを始めて、厨房ではスタッフたちがまかないを食べる頃、最後の客が店を出ます。
そのラストシーンは、なんと・・・!
最後の最後まで笑えるなあ。
この映画の話、明日に続きま~す。







Last updated  Apr 17, 2006 08:35:40 AM
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Apr 8, 2006
カテゴリ:映画
朝日の夕刊を見てたら、珍しくイタリアの俳優さんが紹介されてました。
キム・ロッシ・スチュアートさん(36)。
あっ、この間観た『家の鍵』で、主役やってたイケメン俳優だあ(新聞の写真はあまり美しくないけど)。
あの映画、8日から公開だったもんね。
岩波ホールに行った人は、パスタもらえたんだろうなあ。

なになに、「3度の来日経験がある大の日本びいき」なのかあ。
ふ~ん、日本ではほとんど無名だと思うけど、3度も来てるんだあ。
何しに来たんでしょ(余計なお世話でした)。

「(日本は)食や建築、自然などすべてが好き。
北野武監督のような素晴らしい映画人がいる日本で上映されるのは光栄だ」

ほお~、ずいぶんほめてるなあ。
それにしても、イタリア人は北野武が好きだねえ。
うれしいかぎりです。

キム・ロッシ・スチュアート、日本でも、イタリア映画のファンは、注目してる俳優さんなんですねえ。
ちょっと検索してみたら、日本で知られてるイタリア人俳優では、人気ナンバー1みたい。

キングレコード アパッショナート
  ↑
代表作の1つ、『アパッショナート』(1994)

ピノッキオ ◆20%OFF!
  ↑
脇役で出てる映画、『ピノッキオ』(2002)


色々探してたら、彼とは全然関係ないけど、『輝ける青春』(2003)というイタリア映画のことを知りました。

輝ける青春 プレミアム・エディション

かなり評判がいい映画のようです。
公式サイト(こちら)によると、上映時間6時間の大作。
ある家族の歩みを37年に渡って描く「珠玉の年代記」なんだって。
フィレンツェの洪水、「赤い旅団」のテロ、といった実際の大事件も出てくるみたいだし、イタリア各地でロケが行われてるそうで。
ローマ、フィレンツェ、トリノ、パレルモ、そして私が今一番行ってみたい場所、シチリアのストロンボリ島も舞台になってるんだあ。

観てみたいなあ。
残念ながら、劇場公開はもう終わっちゃったみたい。
DVDは4月21日に出るのかあ。
やっぱり、こういうマイナーな映画は、公開されてる時に行かないと、観る機会ないんだなあ。

イタリア映画を観るなら、イタリア映画祭に行くっていう手もありですね。
ゴールデンウイーク真っ只中の、5月2日から7日まで、有楽町朝日ホールで開催されるイタリア映画祭。
こんな監督や女優さんが来日して、舞台挨拶とか、座談会とか、サイン会とかやるんだって。
座談会は5月4日(木・祝)。
無料!

いろんな映画(作品紹介)があるけど、一番観てみたいのは、『心の中の獣』(2005)かな。
アカデミー賞のイタリア代表になった映画だって。

あと、『恋愛マニュアル』(2005)。
「今のイタリアを代表する人気役者たち総出演で、イタリアのあらゆる恋愛作法を堪能できる」んだそうで!

そうそう、新聞の夕刊のキム・ロッシ・スチュアートさんの記事の横には、イタリアの総選挙の記事も載ってました。
総選挙は、9日と10日。
中道右派と中道左派の戦いという、似たもの同士(?)の戦いながら、5年ぶりの政権交代もかかってるようで、どうなるんでしょうねえ。







Last updated  Apr 9, 2006 08:08:17 AM
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Mar 30, 2006
カテゴリ:映画
試写会マニアの友人が、また当選!
今度はイタリア映画。
また誘ってもらったので、すごく久しぶりに、イタリア映画を観ました。
場所は、九段下のイタリア文化会館。
千鳥が淵も、靖国神社も、桜が満開で、寒い日だったのに、すごい人手でしたよ~。


映画は、『家の鍵』(2004年)

『家の鍵』

監督は、カンヌやヴェネチアでグランプリをとったことのあるジャンニ・アメリオ。
この映画もヴェネチア映画祭に出品されて、主演男優賞などを獲得してます。



主人公は、ミラノに住む30代の男性、ジャンニ。
彼は、若い頃、恋人を出産で失い、そのショックから、生まれてきた息子を、ローマに住む恋人の姉夫婦の元に残して、去ってしまっていた。
その後、結婚して、子供もいる。
一方、息子のパオロは、出産時に使われたかんしの影響で、障害を負う。
15歳になったパオロは、ベルリンの病院で治療を受けることになった。
その付き添いをすることになったジャンニは、初めて息子と対面する。
息子への接し方が分からず、悩むジャンニ。
本当の父親を、素直に受け入れられないパオロ。
しかし、やがてジャンニは親子の絆を発見し、障害を持つ子供の父親であることを、受け入れて行く・・・。




私の評価は

★★★☆☆

星3つだけど、ファイヤーウォールよりはいい映画だと思うので、正確には、星3.5こ。

いや~、とにかく、まじめな映画でした。
イタリア人て、こんなにまじめだったっけえ?と、映画を観ながらずーっと思ってました。
シチリアとか、南イタリアを舞台にした映画を見慣れていたせいか、ベルリンとデンマークが舞台で、イタリア人は3人しか出てこないし、主人公は優しげで物静かなミラノ人、という設定に、完全に肩透かしくらいましたねー。
でも、おちゃらけたのりで見ようとした私がいけなかったんです。
まじめな人には、大お勧めの映画なんですよー。

それと、ジャンニ役のキム・ロッシ・スチュアートのナイーブなイケメン振りは、拾いもん、あっ、失礼、なかなか目の保養になるでございます。
ロベルト・ベニーニ監督・主演の『ピノッキオ』ピノッキオ 生誕120周年記念特別版 にも、出ているようでございますです。
映画ではナイーブそうな人ですが、
  ↓
http://www.donnamoderna.com/speciali/calendario2005/mediapop/idA034001006827_8.art

普段はゴージャスーな笑顔振りまいてます。
  ↓
http://www.donnamoderna.com/speciali/calendario2005/mediapop/idA034001006827_2.art

こういう姿は、やっぱりイタリア人。
  ↓
http://www.musicalstore.it/valentina/Galleria%20attori/Kim%20Rossi%20Stuart/Kim%20Rossi%20Stuart%201%20.htm

一番強烈だったのは、息子のパオロ役のアンドレア・ロッシという少年。
実際に、筋ジストロフィーを患っているそうなんですが、彼の演技が超素晴らしい。
あまりにも見事な役者っぷりなので、ほんとは健常者なんじゃないのお、などと思ったくらいでした。

共演のシャーロット・ランプリングも、静かな演技なのに、印象に残ったなあ。

映画のちらしに、大江健三郎氏がコメントを寄せていました。

「私は、永い間に知り合っては別れていくことになった、障害を持つ息子の仲間の、お母さん方や家族を思い出しては、ここに表現されている苦しみも悲哀も、壊れたものがつねに再生される喜びも、私らは知っていると感じ、-このように生きることは正しい、と誰かに通信したいと思いました。」

映画を観た後は、この文章が、ゆっくり心に染み込んで行きます。

ロードショーは、4月8日から、場所は岩波ホールです。
岩波ホールもまじめな映画館だと思っていたら、なんと、初日に来た人全員に、バリラのパスタをプレゼントするそうですよ~。

そうそう、イタリア文化会館で映画を見たのは初めてだったんですが、なんと、映画の途中で、休憩が入るんです!
妙なところがイタリア式。
しかも、一番盛り上がってる場面で、ぶっちりちょん切れたので、びっくり。
会場からは、軽い笑い声が上がってました。

久しぶりに観た、静かに、淡々と人間の内面を見つめる映画。
しかも、久しぶりのイタリア語の映画。
たまにはいいもんだなあ。
5月には、イタリア映画祭もありますねえ。
映画祭のHPはこちら。
  ↓
http://www.asahi.com/event/it06/







Last updated  Mar 31, 2006 10:15:04 AM
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Mar 22, 2006
カテゴリ:映画
久々に、映画の試写会に行ってきました。
最近知り合った試写会応募マニアの知人が、たっぷり4人分を当ててくれたおかげ。
広いホールで、2000人で映画を見るなんて、初めての経験。

会場時間の20分前に到着すると、入り口にすでに列ができてます。
はがきを持っている知人が先に並んでいることになっていました。
知人の姿を探したけど、いない!
変だなあ、まだ来てないのかなあ。
まっ、いいや、取りあえず並んでおこう。誰かが探しにくるさ・・・。
ちなみに私、携帯、持ってません。

ところが、20分待っても、誰も来ない!
うわ~、会場して、列が動き始めたあ。
どうしよう、どうしよう~。
軽くパニック。
昔、成田空港まで乗ってく予定の電車に、待ち合わせした仲間が来なかった時以来のパニック。
しょうがない、入り口の横に立って待ってるか。
そう思って列を離れた途端、仲間発見~!

「あーん、どこにいたんだよお」
「何言ってんの~。携帯持ってないと困るよー!」
「えー、やだよ~。待ち合わせのためだけに携帯なんか買わないもんね~だ」
「この頑固者~!」

仲間から話を聞いたら、知人は中の大ホールの入り口で並んでいて、私は建物の外で並んでいたのでしたあ。
とにかく無事に入れて、映画も楽しんできました。
携帯がない時代だってあったんだから、なくたって、なんとかなるさ!


観た映画は、『ファイヤーウォール』。
ハリソン・フォード主演のサスペンスものです。
毎度恒例、ハリソン・フォードの家族が人質にされる話。
犯人役は、『ウインブルドン』のポール・ベタニー。

『ファイヤーウォール』



銀行のセキュリティ部門幹部のジャックは、家族を人質に取られて、自ら作り上げたセキュリティ・システムに進入することを要求される。
ジャックは抵抗を試みるが、犯人は次第に凶暴になっていき、ついにジャックは要求に屈するのだが・・・。




私の評価は、

★★★☆☆

可もなく不可もなくです。
ハリソン・フォード、歳とったなあ。
そうそう、『ターミネーター2』で最新型ターミネーターやった、ロバート・パトリックが出てました。
彼も歳とったなあ。
それと、秘書役の女の人、どこかで見たことあるよお。
ほっぺたをぷくっと膨らませたふくれ面と、眉間のしわ・・・。
あっ、そうだ、『24』のクロエだ!

面白さは中くらいだったけど、タダで観たから、全然文句ありませーん♪







Last updated  Mar 23, 2006 09:49:40 AM
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Mar 6, 2006
カテゴリ:映画
アカデミー賞は、『クラッシュ』でしたねえ。
ぴあのさんと一緒に大注目してた主演男優賞は、『カポーティ』のなんとかいう人かあ。
ヒースもホアキンも、残念だったね。

今日こそは雑穀イタリアンのレシピ書くぞ、って思ってたんですが、久々にDVDでいい映画を観たので、今日は映画の話で~す。


ウーマン ラブ ウーマン(期間限定) ◆20%OFF!

その映画は、『ウーマン・ラブ・ウーマン』(2000年アメリカ)。

最初からず~っと涙でうるうるで、観終わった時は、目が真っ赤でヒリヒリしてました。
こんなにじわっと泣いたのは、『バベットの晩餐』以来。

この映画は、同性愛の女性たちの物語です。
3つの時代の話で構成されたオムニバス。
同性愛がテーマと言っても、中心は、恋愛の話じゃないんです。
主人公たちは、人とは違う自分の姿に苦しみます。
でも、そんな彼女たちが、自分をいつわらずに、胸を張って生きていこう、と決心する姿を描いています。

同性愛に対する偏見が、時代と共に変わっていく様子も、よく分かりました。
今は、同性愛を描いた『ブロークバック・マウンテン』がアカデミー賞にノミネートされて、ゲイの作家を演じた役者が、主演男優賞を取る時代ですもんね。

私が初めて同性愛のカップルを間近で見たのは、20代の時。
ニューヨークのカフェで、若いイケメン男性2人が、テーブルに寄り添って座り、手を握り締めて、お互いを熱く見つめていました。
私はと言えば、ビックリして、目がくぎづけ。
じろじろ見るわけにはいかない、でも、目が離せない。
だから、ちらちら見ちゃう!
今思えば、失礼な態度だったなあ。
無知ゆえの愚かな行為。
この映画を観た後は、つくづくそう思います。

一番印象に残ったのは、2話に登場するクロエ・セヴィニー。

この人、『アメリカン・サイコ』 アメリカン・サイコ <期間限定生産> とか『ニュースの天才』 ニュースの天才 では、地味な女の子のイメージだったけど、男装のゲイの役が、めちゃくちゃカッコイイ~!
ヴィトンのモデルやってたのも納得!

人と違うことを恥じたり、恐れたりしない、というのはとても勇気がいること。
だからこそ、それを実践する人たちの姿は感動的。
自分は人と違う、と少しでも思ったことがある人なら、同性愛とは言っても、感情移入できるテーマだと思います。
今の所、今年観た中では、感動度ナンバー1の映画。

★.....★.....★.....

で、その後に、ナイスなタイミングで観たのが、『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』(2001年アメリカ)。

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ ◆20%OFF!

これもおもしろかったあ!
こちらはゲイのロック歌手の話で、感動する、というよりは、感性に訴えかけてくる不思議な映画でした。
サントラ、探してみようかなあ。

この映画で一番印象に残ったのは、ヘドウィグの夫のバンドマンのイツハク役の人。

ジャレッド・レト(『アレキサンダー』 アレキサンダー プレミアム・エディション )とジェイソン・リー(『ハートブレイカー』)を足して割ったような顔だなあってず~っと思ってたんだけど、まさか○○○だったとは!
もうビックリ!完全にだまされたあ!

★.....★.....★.....

この2本の映画の前に観たのが、『十二夜』(1996年イギリス)。

十二夜 ◆20%OFF!

大好きなので、何度も見てます。
今日の3本の中で、唯一、禁おこちゃまじゃない映画^^
これはシェイクスピアの喜劇で、男になりすました女性が主人公。

この3本を続けて観ると、もう、誰が本物の男で誰が本物の女なのか、完璧に分からなくなりますよ!
でも、どれも強力にお勧め。

『十二夜』←初級 『ウーマン・ラブ・・・』←中級 『ヘドウィグ・・・』←上級

みんな○○○!







Last updated  Mar 7, 2006 09:24:55 AM
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