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イタリアで食べたい

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ワイン

Oct 13, 2007
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カテゴリ:ワイン

スーパーにフォンテルートリのキアンティ・クラッシコが並んでた。



フォンテルートリと聞くと必ず思い出すのが、「黒い雄鶏」の話。

キアンティのシンボルになっている黒い雄鶏、“ガッロ・ネロ”の言い伝えは、ざっとこんなもん。

昔むかし、フィレンツェとシエナは、隣り合う町なのにライバル同士で、しょっちゅう領土争いに明け暮れていました。
でも、長年の流血沙汰にうんざりした両者の間で、一つの解決策が登場。
それは、互いの町から、夜明けに、ニワトリの鳴き声と同時に騎士が相手の町に向けて出発し、両者が出会った場所を境界線とする、という方法。

フィレンツェもシエナも、少しでも領土を広げようと、陰で密かに策をこらすんですがな。

どちらも注目したのが鶏。
シエナでは、白いニワトリに餌をたらふく食べさせて、大きな鳴き声を上げさせよう、と考えました。
一方フィレンツェは、黒いニワトリを選んで、わざと何も食べさせないでおいたんですねー。
おなかがすいて死にそうなら、夜明けを待ちきれずにもっと早い時間に鳴き声を上げるだろうという考え。

この読みは見事に当たり、まだ夜が明ける前に、フィレンツェのニワトリは耐え切れなくなって、食いものよこせー!と一声。
それを合図に騎士は出発。
一方シエナは、しっかり夜が明けてから出発。
大幅に後れを取ってしまいました。

そして両者が出合ったと言われているのが、フォンテルートリの村。

その結果、フィレンツェは大幅に領土を増やしたのでした・・・

こちらは、フォンテルートリ・キアンティ・クラッシコを作ってるマッツェイ家のHPにある地図。
一番上にフィレンツェがあって、一番下がシエナ。
そのシエナのすぐ上にある「MAZZEI」っていうマークがフォンテルートリの場所。
こりゃほとんど全てフィレンツェに取られちゃったんだねー。

フィレンツェの仲間になったキアンティ地区は、伝説の黒い雄鶏と金色の大地をデザインしたシンボルマークを作って、一致団結していったっつーわけだ。

キアンティは1716年に世界で最初の公認ワイン生産地区になったそうだけど、わざわざ生産地区を法律で決めるってことは、裏を返すと、それだけよそで造った偽物が多かったということ。
そこで、キアンティの生産者たちは、この黒い雄鶏をシンボルマークにして、すべてのワインの首につけることにしたのでしたー。

こちらはキアンティ・クラッシコ管理組合のHPのトップページ。
いきなり、黒い雄鶏がドーン。

そしてこちらは、シエナのアグリトゥーリズモ、ラ・トッレッタさんで飼われてる黒い雄鶏。
ひょっとしたら、黒い雄鶏料理なんて出してるかも~。

そうそう、フォンテルートリのシエピって、ガンベロ・ロッソの「イタリアを変えたワイン50本」の15本目に選ばれてたなあ。










Last updated  Oct 13, 2007 09:48:08 AM
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Oct 6, 2007
カテゴリ:ワイン

このところ涼しくなってきましたねー。
赤ワインがおいしい季節の到来でんなあ。

赤ワインと言えば、イタリアには、「南のバローロ」って呼ばれてるワインがあるんだけど、これ、どのワインのことだか、知ってる?

「南のバローロ」で検索すると、一番多いのは、やっぱり「タウラージ」だなあ。
でもよーく見ると、「アリアニコ・デル・ヴルトゥレ」って名前もちらほら。
タウラージとアリアニコ・デル・ヴルトゥレ、どっちが本物の王様?

イタリアのサイトで「Barolo del sud」で検索すると、今度はアリアニコ・デル・ヴルトゥレがいっぱて出てくる~。
どうやらイタリアでも、言ったもん勝ち状態なんですね。


 vs


イタリアには、代表的な赤ワイン用のぶどう品種が4つあるんだって。

北のネッビオーロ、中部のサンジョヴェーゼ、本土南部のアリアニコ、そしてシチリアのネロ・ダーヴォラ。

タウラージとアリアニコ・デル・ヴルトゥレの共通点は、どちらもアリアニコから造られるってこと。

ネッビオーロを使ったバローロは、通称「ワインの王様」。
だから、南イタリアのワインの王様、て言いたければ、「南のバローロ」ってなるわけだー。


タウラージはカンパーニアのワイン。
イタリア中部と南部のワインで初めてDOCGになったくらいだから、とても有名。
で、アリアニコ・デル・ヴルトゥレはバジリカータのワイン。
バジリカータって、印象薄いなあ。
王様を名乗るには、ちょっと貫禄不足かも。
でも、お手頃価格のものが多いし、とっつきやすくて、いい友だちになれそうなタイプかも。


バジリカータは世界遺産のマテーラのある州。


サッソ・バリサーノ地区
 ↑
マテーラの洞窟住居群。
想像してたよりずっと明るくていい町だったなあ。


ここで飲んだワインがアリアニコ・デル・ヴルトゥレ。

<アリアニコ・デル・ヴルトゥレ


これは、カメルレンゴっていう造り手の2番手ワイン。
このカメルレンゴ、新しくて小さなカンティーナだけど、イタリアでの評価はかなり高いみたい。
1番手ワインの「カメルレンゴ」は、2004年以降のヴィンテージはすべて新樽を通してるそうで、今後もっと評価が上がるかも。
また飲む機会があるか、楽しみだなあ。
ちなみに、「カメルレンゴ」って、ローマ教皇の秘書長のこと。
ダン・ブラウンの『天使と悪魔』にも登場してる。


アリアニコ・デル・ヴルトゥレの造り手は、小さな所が多いみたい。
有名なのは、パテルノステルとダンジェロ。

 

長い間、有名なカンティーナはこの2軒しかなかったんだって。
それが最近は、カメルレンゴを初めとして、個性的な人たちが次々にワイン造りに加わってきている模様。

変わった経歴の持ち主は、バジリスコっていうカンティーナの経営者。
胃腸科のお医者さんなんだって!
でも、子供たちのために何か大切なものを残したかったから、ワイン造りを始めたんだそうな。




ちなみに、プーリアでワインと一緒に食べた空豆のおつまみ、めちゃ美味しかったなあ。
乾燥空豆なのか、軽~い塩味で、殻もむいてあって、いくらでもいけたよー。
でも日本にはないから、油と塩まみれの指になりながら、揚げ空豆の殻をむいて、ワインのつまみにしている今日この頃なのでした~。









Last updated  Oct 6, 2007 08:54:04 AM
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Jan 14, 2007
カテゴリ:ワイン
イタリアに、コルクスクリューのコレクションを展示した私設博物館があるんだって。
マッツッケッリ博物館。
ワインやファッションに関する様々なものをコレクションしているみたい。
HPはこちら

これはここのコルクスクリューのコレクションの1つ。
ネコのしっぽをコルクに刺し込む瞬間が楽しそう~。

コルクスクリューって、誰が発明したのはか謎なんだって。
一説には、レオナルド・ダ・ヴィンチだっていう話も。
ミラノのアンブロジアーナ図書館に保管されてるダ・ヴィンチの「アトランティコ手稿」には、左利き用のコルクスクリューのデザインが含まれてます。

コルクスクリューのねじの部分は、「アルキメデスのねじ」って呼ばれるスクリュー形が主流。
アルキメデスが紀元前3世紀に、水をくみ上げるために考え出したのがアルキメデスのねじ。
こちらのページの中ほどに、アルキメデスのねじの写真が。
こちらは、日本ねじ工業協会の、ねじの歴史のページ。

ちなみに、アルキメデスはギリシャ人だけど、シチリアのシラクーザで生まれて、生涯のほとんどをシラクーザで過ごしたんだって。
ただ、アルキメデスのねじを考え出したのは、エジプト留学中のことのよう。

そして、ダ・ヴィンチが研究したのは「らせんねじ」。
ダ・ヴィンチのヘリコプター。

いやー、ねじ1つにも、人類の英知が詰まっているんですねー。

ワインが丈夫なガラスのボトルに詰められるようになったのは、17世紀にイギリスで黒いガラスが発明されてから。
そし1795年には、イギリスで最初のコルクスクリューの特許認定。
昔は香水の栓もコルクだったから、女性もコルクスクリューが必需品だったんだって。

最初の特許以来、いろんなコルクスクリューが登場してるけど、通の間で一番有名なのは、サー・エドワード・トマソンという人が1802年に特許を取得した品。
誰それ。
知ってる?

こちらのページに、詳しく書かれてます。
3本のねじを一緒に動かす画期的な発明だったんだって。

コルクスクリューのコレクターって、世界中にいっぱいいるんだなあ。
奥が深そ~。
いつも使ってるソムリエナイフも、アルキメデスのねじなのかー。
そう思うと、なんだか尊敬~。


いろんなコルクスクリューがあるねー。

 
 
 
 



Musei Mazzucchelli : Via Giammaria Mazzucchelli 2, Ciliverghe di Mazzano (Brescia)







Last updated  Jan 14, 2007 08:59:17 AM
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Jan 8, 2007
カテゴリ:ワイン
前に、「カサノヴァ・ディ・ネリブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・テヌータ・ヌオヴァ2001」が、アメリカのスペクテイター誌で年間ベスト1ワインに選ばれたって話、書いたけど(その時の日記はこちら)、イタリアの雑誌で、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノの特集記事、発見。
『CUCINA&VINI』2006年4月号。

記事の中で、74種類のブルネッロ・ディ・モンタルチーノを、9人の専門家がテイスティングして、5点満点で評価。
面白いことに、ここでは、「テヌータ・ヌオヴァ2001」は、4.5点なんだよねー。
もっと点数が上のワインが12本もある!

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノは、総生産量の60%が外国に輸出されてるんだって。
輸出先の第一位は、アメリカ。
総生産量の25%がアメリカに輸出されてるよー!
ちなみに日本は2%。

記事には、「最近、ブルネッロの色が変わったことがあちこちで議論されている」って書いてあるけど、そうなんですか、ワイン通のみなさん。
「外国の市場で売れることを考えて造ったら、こうなってしまったのかも・・・」なんて論調の記事だったよ。
国によってワインの好みが違うんだねー。
イタリア人とアメリカ人じゃ、おいしいって感じる基準が違うんだ。
つーことは、日本人にも特有の好みがあるってことか。


この記事でカサノヴァ・ディ・ネリのテヌータ・ヌオヴァ2001より評価が高い5点だったのは・・・

ポッジョ・ディ・ソット/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2001
イタリアでは65ユーロ、約10,200円。




リジーニ/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2001
35ユーロ、約5,500円

←これは2000


リジーニ/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ウゴライア2000
55ユーロ




シーロ・パチェンティ/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ2001
45ユーロ

←これは2000


カサノヴァ・ディ・ネリ/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・チェッレタルト2000
90ユーロ

←これは1996、在庫なし


アンジェリーニ/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ヴィーニャ・スプンターリ2000
50ユーロ

←これは1997、在庫なし


コル・ドルチャ/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ポッジョ・アル・ヴェント1998
50ユーロ




カーゼ・バッセ/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・ソルデーラ1998
110ユーロ




カーゼ・バッセ/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ1999
140ユーロ




フレスコバルディ/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・カステル・ジョコンド・リーペ・アル・コンヴェント2000
75ユーロ




ルフィーノ/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ・グレッポーネ・マッツィ2000
38ユーロ

←これは1998年のリゼルヴァじゃないタイプ


ビオンディ・サンティ/ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ・テヌータ・グレッポ1998
220ユーロ

←これは1998、リゼルヴァじゃないタイプ、在庫なし


35ユーロから220ユーロまで、評価は同じでも値段はいろいろだなあ。
探せば安くておいしいのもあるってことかー。
それにしても、イタリアのワインの値段、高くなった!







Last updated  Jan 8, 2007 08:11:14 AM
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Dec 11, 2006
カテゴリ:ワイン
ロンバルディアのご隠居から、クリスマスカードが届いた~。
トリノ五輪の時、ロシアのフィギュア選手の直筆と言い張るなにやら怪しげなサインと、スピードスケートの金メダリストのサインのコピー(さすがに本物は取っときたかったんだねー^^)を送ってくれた、あのご隠居。

今回は、新聞の記事のコピーが同封されてました。

どんな記事かというと、

「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ、世界ナンバーワンに」~世界チャンピオン、今度はワイン

コッリエーレ・デッラ・セーラという大手の新聞に、11月に載った記事のようです。

ブルネッロはトスカーナのワインでロンバルディアには関係ないし、ご隠居はいつもネッビオーロを飲んでる(一年分を計り売りで買って、地下で寝かせてるんだって)ので、なんでこの記事を送ってくれたのか、いまいち分からないけど、まっ、きっと誇らしかったんだろうなあ。

記事の内容は・・・

世界で最も販売数の多いアメリカのワイン専門誌、『ワイン・スペクテイター』の年間チャートトップ100で、イタリアのカサノーヴァ・ディ・ネーリ(カサノヴァ・ディ・ネリ) Casanova di Neri の、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・テヌータ・ヌオヴァ・2001 Brunello di Montalcino Tenuta Nuova が1位になった。

この他にベスト10内に入ったイタリアワインは、9位の、ブランカイア Brancaia (カステッリーナ・イン・キアンティ)のブルー Blu 。

過去に1位になったイタリアワインは、2000年のソライア1997と、2001年のオルネッライア1998の2本。

カサノーヴァ・ディ・ネーリは、現経営者、ジャコモ・ネーリ氏の父親が1971年に始めたカンティーナ。

使われているぶどう、2001年のブルネッロ(サンジョヴェーゼ)は、ブルネッロの管理組合が、5点満点中4点をつけた年のもの。

バリックで29ケ月寝かせて、去年の1月に出荷。

生産数は5万本あまり。

1本50ユーロだが、この発表の後は品薄になって、コレクション向けの市場に流れるだろう。

・・・だって。

カサノーヴァ・ディ・ネーリのHPはこちら
ワイン・スペクテイターの評価はこちら

ブランカイアのHPはこちら
ブルー
 ↓



ワイン・スペクテイターのことはなーんにも知らないけど、一応、覚えとこっと。
どうせ飲むことはないだろうけど。
ワインとは無関係の北イタリアのご隠居から、同じくワイン素人の日本の私の所まで情報が届くくらいだもんね。
きっと、もう世界中の人が知って、買占めてるんだろうなあ。

そうそう、カサノーヴァ・ディ・ネーリは、アグリトゥーリズモもやってます。
こんな所
キッチン付きアパートが2つあり。
世界一のワインを生んだぶどう畑を眺めながらバカンスしたい人は、ぜひどうぞ。

ご隠居、今回もありがとねー。







Last updated  Dec 11, 2006 04:58:53 PM
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May 12, 2006
カテゴリ:ワイン
今日も、ガンベロ・ロッソの『ヴィーニ・ディ・イタリア2006』の話題。

11月号の表紙
  ↑
これが、『ヴィーニ・ディ・イタリア2006』を特集したガンベロ・ロッソの11月号の表紙。
きのう書いた、アルナルド・カプライのマルコさんが、自慢のワイン、“25anni”を、ちょっと照れながら掲げてますねえ。

この表紙がイタリア中の本屋さんに並んだんだから、すごい宣伝効果だろうなあ。

アルナルド・カプライは、2006年度のベスト・ワイナリー。
じゃ、ベストワインは・・・

まず、スプマンテは、ベッラヴィスタの“グラン・キュヴェ・パス・オペレ'00”。

フランチャコルタ96グラン・キュベ・パス・オペレ(泡)ベッラヴィスタ


白ワインは、ロンコ・デイ・タッシの“コッリオ・ビアンコ・フォサリーン'04”。

コッリオ・ビアンコ・フォサリーン


は、モレッティエーリの“タウラージ・ヴィーニャ・チンクエ・クエルチェ'01”。

タウラージ『ヴィーニャ・チンクェ・クェルチェ』[2001] サルヴァトーレ・モレッティエーリ


甘口ワインは、サルヴァトーレ・ムラーナの“パッシート・ディ・パンテッレリーア・クレアート'76”。

クレアート


この中で、一番ビックリしたのが、甘口ワインのパッシート・ディ・パンテッレリーア。
ヴィンテージが1976年ですよ~。
30年前!
これを造ったサルヴァトーレさん、当時、多分、20歳前後!
それが、今ではこんなです。→www.acquabuona.it/diretta/annosei/creato.shtml
おっ、手に持ってるのは、クレアートですね。

ガンベロ・ロッソ誌によると、「彼は天才。でも、正気じゃない」
「先祖の霊か島の霊が取りついたんじゃないか」
「オデュッセウスの妻のペネロペは、夫の帰りを20年待っただけで伝説になっちゃったけど、樽の中のワインを30年間面倒見ながら待ち続けたサルヴィトーレは、もっとすごい男だー!」
「60年寝かせたアンダルシアの“ペドロ・ヒメネス”も真っ青!」

ペドロ・ヒメネス?

ゴンザレス・ビアス・ペドロ・ヒメネス・ノエ 30年

ほお~、何十年も寝かせるシェリー酒かあ。

ぎょ、52,500円のペドロ・ヒメネス?
これ、ヴィンテージが1861年ってこと?
  ↓
http://tenant.depart.livedoor.com/t/pinovinoespanol/item_detail&id=202592.html

世界にはいろんなお酒があるなあ。







Last updated  May 13, 2006 09:05:27 AM
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May 11, 2006
カテゴリ:ワイン
毎年、イタリアの『ガンベロ・ロッソ』誌の11月号には、同誌が出版してるワインの格付け本、『ヴィーニ・ディ・イタリア』の特集が載ります。
2006年版の特集を、今頃読みました。

それによると、2006年版では、トレ・ビッキエーリのワインが、264から246に減ったそうです。
その原因は、2002年のヴィンテージが含まれていたから。
2002年は、生産を控えた造り手も多かったみたいですね。
特にトスカーナとピエモンテは、今年はトレ・ビッキエーリが減ったんだって。
逆に、フリウリやアルト・アディジェは良かったみたい。

2006年度の最優秀ワイナリーに選ばれたのは、アルナルド・カプライ
ウンブリアの、サグランティーノの造り手です。

ここ、元々は、アルナルドさんが小さな畑で普通のワインを造っていたんだけど、息子のマルコさんが20代前半でジェネラル・マネージャーになったら、大変身したんだって。

当時、サグランティーノ種のぶどうは、ほとんど注目されていなかったんだけど、アルナルドさんは、細々と造ってました。
サグランティーノはウンブリアでしか栽培されていない品種で、田舎臭いって思われてたんだって。
息子のマルコさんは、そんなぶどうになぜか、「これだ!」と、ピンときます。
そしてすごいのが、すぐにモンテファルコに農園を購入して、ミラノ大学の教授と共同でクローンの開発を行って、凄腕のエノロゴ(アッティリオ・パッリさん)を呼んで、最新の設備を導入して、数年かけて素晴らしいワインを造っちゃったこと。

1986年に、マルコさんがカンティーナに加わった時の畑の面積は、14ヘクタール。
それが今じゃ、157ヘクタールだって!
当初はウンブリアの土着品種のサグランティーノにこだわってたけど、今ではボルドーブレンドのワイン(その名もアウトサイダー)まで造ってます。

そんなマルコさん、相当やり手のビジネスマンなのかと思いきや、「ワイン造りは農業」、と言い切ってます。
「成果が出るまでに長い時間がかかるから、自分がやっていることを信じることが必要」、だって。
カッコイ~。

アルナルド・カプライのHPはこちら

おっ、毎年5月の最終日曜日(今年は5月28日)には、カンティーナが一般に開放されて、さらに、大掛かりなイベントも行われるみたいですね。
食べて飲んで音楽聴いて、半日がかりのイベントのよう。
参加費は40ユーロだって。
カンティーナ見学は無料で、試飲は5ユーロ。
いいなあ、行きた~い。

アルナルド・カプライの代表的なワインは、サグランティーノ・ディ・モンテファルコDOCGなら、
創業25周年を記念して、1993年に初めて造られた“25 anni (ヴェンティチンクエ・アンニ)”や、新しいサグランティーノのシンボル、“コッレピアーノ”。

アルナルド・カプライ・サグランティーノ・ディ・モンテファルコ25 1999年 サグランティーノ・ディ・モンテファルコ・コッレピアーノ1999アルナルド・カプライSagrantino ...

そして、メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン50%の“ロッソ・アウトサイダー”。

【バラ1本単位:単価8980円】アウトサイダー2001アルナルド・カプライOutsider[2001]Arnaldo ...
 
日本じゃ手に入りにくそうだし、値段もいいから、カンティーナに行ったら、忘れずに試飲してみてね~。
あと、オリーブオイルやサグランティーノのグラッパも作ってるから、お土産に買ってきて~。







Last updated  May 12, 2006 09:14:02 AM
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Apr 23, 2006
カテゴリ:ワイン
さーて、今日のお題は、プーリアのワイン

ちょっと前、イタリアではシチリアワインが大ブーム。
で、シチリアの次はプーリアだって言われてたんだけど、どうなったのかな。
プーリアのワインは、いわゆる眠れる巨人。
すごく大きな可能性を秘めているんだけど、まだ寝起きで、完全に目覚めてないんだって。

プーリアには、DOCワインだけでも25種類もあります。
でも、有名なのは、ほんの少し。
えーと、プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリアカステル・デル・モンテサリチェ・サレンティーノロコロトンドアレアティコ・ディ・プーリア・・・。

プーリアを代表するワインとして、「次のネロ・ダーヴォラ!」と期待されてるのは、プリミティーヴォ
カリフォルニアのジンファンデルの元祖らしい、というかなり有力な証拠が発表されて、知名度がぐーんとアップしたワイン。

コンティ・ゼッカ プリミティーヴォ

じっくり味わうことのできるワインで、組み合わせる料理は、味が強いものがいいんだって。
肉の煮込み料理なんかが合うみたい。

★...★...★...

プーリアは、イタリアで一番たくさんロゼワインを造ってる州なんですねえ。
なんでも、70年代に、プーリアの飲食業界が各地でプロモーションをやって、イタリア中に認知されるようになったとか。
だから、プーリアに行ったらロゼワイン!と勝手に思い込んでます。

代表的なのは、サレント地区のロゼ。

ファイブ・ロージズ2004レオーネ・デ・カストリス

ぶどうはネグロアマーロが主体。
これはプーリアで最も普及している品種。
ネグロアマーロという名前は、“niger”と“maur”という言葉が語源で、前者はラテン語、後者は古代ギリシャ語で、どちらも「黒い」っていう意味なんだって。

サレントのロゼの元祖は、レオーネ・デ・カストリスファイヴ・ローゼス(上の写真のワイン)。
なぜかバーボンみたいな名前ですねえ。
イタリアでの発音は、「ファイブ・ローゼス」でいいのかなあ。

レオーネ・デ・カストリスは、スペイン系の公爵が1665年に始めたカンティーナ。
カンティーナによると、ファイヴ・ローゼスは、イタリアで最初に商品化されたロゼワインなんだって。

デ・カストリス家には、チンクエ・ローゼ(五輪のバラ)という名前の領地がありました。
すべての代に渡って、必ず5人の子供がいたことにちなんでつけられた名前です。
第二次大戦終了時、連合軍の物資調達を行っていたチャールズ・ポレッティ将軍が、デ・カストリスにロゼワインの提供を求めたんだって。
しかも、できれば、そのワインにアメリカの名前をつけて欲しいと、ちゃっかりお願い。
そこで、デ・カストリスでは、ワインの名前をファイブ・ローゼスと英語に変えて、どーんと太っ腹に提供したのでした~。

もう1つ、ローザ・デル・ゴルフォというのも有名なロゼワイン。
カンティーナの名前も、ローザ・デル・ゴルフォ。
ロゼワインの名前が社名っていうことは、ロゼワインにかけてるんですねえ。

一方、ジョイア・デル・コッレのロゼは、プリミティーヴォが主体。
ネグロアマーロのロゼと飲み比べてみるのもおもしろいかも。
日本では手に入るのかなあ。
これは代表的な造り手、カンティーネ・コッピのジョイア・デル・コッレの赤。

[1994]ジョイア・デル・コッレ・プリミティーヴォ・リゼルヴァ “ヴァニトーゾ”《コッピィ》...

★...★...★...

ガンベロ・ロッソの2005年7月号で、ロゼワインの特集をした時、同点一位で一番評価が高かったのは、ミケーレ・カローというカンティーナのALEZIO MJERE'04という、プーリアのロゼでした。
この時のもう1つの一位は、ヴァレンティーニのモンテプルチャーノ・ダブルッツォ・チェラスオロ’03 チェラスオーロ ロゼ [2002] ヴァレンティーニ   
モンテプルチャーノは28.2ユーロ、それに比べて、ミケーレ・カローのワインは、たったの8.2ユーロ!
これ、プーリアに行ったら絶対飲みた~い!
この他に、Duca GuariniのSALENTO CAMPO DI MARE'04、前述のローザ・デル・ゴルフォ'04、ファイブ・ローゼス'04も高い評価でした。

ロゼワインは、魚料理や肉料理のどちらにも組み合わせることができるし、なんと言っても色がきれい!地中海の太陽の下で飲みたいなあ。







Last updated  Apr 24, 2006 09:38:06 AM
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Apr 15, 2006
カテゴリ:ワイン
食後酒の話、続けま~す。

レストランで食事をして料理に満足すると、自然と食後酒が飲みたくなるんだなあ。
イタリア語で食後酒は、ディジェスティーヴォ
消化促進、という意味。
ちなみに、食前酒は、アペリティーヴォ
食欲増進。

食後酒には、いろんな種類がありますよね~。
薬草系なら、
アマーロアヴェルナ アマーロアマレットディサローノ アマレット 700ml
サンブーカロマーナ サンブーカ700ml 40度チェンテルベキーナエリシールetc.

酒精強化ワインなら、
マルサラペッレグリーノ・マルサラ・スーペリオーレ・ガルバルディ・ドルチェ750ml

パッシートワインタイプなら、
ヴィンサントヴィンサント・デル・キャンティ 1996 フレスコバルディ ハーフボトルパッシートパッシート・ディ・パンテッレリーア 2002 アブラクサス
レチョートレチョート・デッラ・ヴァルポリチッェラ・クラシコ TB 1996 トンマーゾ ブッソラトルコラート トルコラート[1986]マクーラン

ホワイトブランデータイプなら、
グラッパGRAPPA DI NOSIOLA(グラッパ ディ ノシオラ)

フルーツ系なら、
リモンチェッロリモンチェッロ  イル・コンヴェント

他にもきっと、色んな食後酒があるんだろうなあ。
レストランで、飲み方を教わりながら初めての食後酒に挑戦するのも楽しいですよねえ。
グラッパは、初めて飲んで、意識なくした人、いるんじゃないですかあ。
ヴィンサントにカントゥッチを浸す食べ方を教えてくれたのは、下宿仲間のスイスの女の子たちだったなあ。
アマレットに角氷を1個入れる飲み方を教えてくれたのは、ピエモンテのご隠居。
それ以来、ず~っとそうして飲んでます。
レストランで勧められてチェンテルベを飲んだ時は、強いし苦いし、軽くパニックだったなあ。
あ~、レストランで食事したくなってきたー!







Last updated  Apr 16, 2006 08:51:40 AM
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Apr 14, 2006
カテゴリ:ワイン
きのうはソムリエの話だったので、今日のお題は、お酒つながり。
でも、ワインじゃなくて、食後酒です。

普通、イタリアの雑誌のワインの記事って、ジャーナリストとか、ソムリエさんとか、エノテーカの店主さんが、解説をしています。
ところが、この間読んだ記事では、なんと神父さまが解説をしていました。
よく見たら、ワインじゃなくて、アマーロの特集でした。

ラマゾッティ アマーロ 700ml 30度(Ramazzotti Amaro Felsina Ramazzotti)

アマーロは、薬草入りのリキュール。
アマーロとは、「苦い」という意味。英語で言えば、ビターですね~。
これを食後に一杯飲むと、満腹で苦しかった胃袋が、すっきりしゃっきりするんですよね。

中世のヨーロッパでは、リキュール造りは、修道院の重要な仕事。
植物の根、実、草をアルコールに漬けて作った薬草酒は、元々、嗜好品じゃなくて、薬として飲んでいたんだって。
造るには専門知識が必要なので、複雑な配合の薬草酒は、農民には造れなかったんですね~。
今は、蒸留酒メーカーが修道院の製法を元にして造ってるけど、配合はどこも秘密みたい。

主な材料は、リンドウ、ニガヨモギ、ルバーブ、シナモン、サフラン、クローブ、樹皮、柑橘果実の皮など。
すり潰したり刻んだりした材料をアルコールに漬けて、樽で寝かせたりした後、そのまま蒸留したり、漉してから蒸留酒に加えたり、仕上げに水と砂糖のカラメル液を加えたりと、製法も複雑。

日本で一番有名なのは、アヴェルナかなあ。

アヴェルナ・アマーロ・シチリアーノ 700ml

創業者のサルヴァトーレ・アヴェルナさんは、1802年、シチリアのカルタニッセッタ生まれ。
彼は、ある修道院の後援者でした。
その修道院は、昔からとてもおいしい薬草酒を造っていたんです。
1854年、サルヴィトーレさんは、修道院から、秘伝の製法を譲り受けます。
そして、息子のフランチェスコさんが、アマーロ・シチリアーノ・アヴェルナという名前で販売を開始。
その後、王室御用達にもなったんだって。

フェルネット・ブランカも、アマーロ。

フェルネット ブランカ 700ml 40度(Fernet Branca) 

フェルネットは砂糖を加えないので苦味が強く、その分、消化作用も強いんだって。
アロエとか八角も入ってるみたい。
こちらの創業者は、ミラノ育ちのベルナルディーノ・ブランカさん。
1845年に造りだしたんだそうで。
フェルネットというのは、当時一緒に研究をしていたスウェーデン人の医者らしいんですが、名前以外の情報は、何も残ってないんだって。

フェルネット・ブランカは、オークの樽で1年以上寝かせてます。
消化作用が評判になって大ヒットして、1965年には、夏向きに、ピエモンテ産ミントを加えたブランカ・メンタも登場しました。
こちらはハーフビターに分類されるんだって。

以前、食品の展示会で、イタリアのリキュールの試飲の手伝いをしたことがあります。
バーテンダーさんたちは、みなさんリキュールにすごく興味があるんですねえ。
知識も豊富でビックリしました。
ワインの試飲でへべれけになる人は結構多いけど、アルコール度が30度とか40度とかいうリキュールを試飲するのは、かなりきついでしょうね。
でも、リキュールって、確かにプロ好みのお酒だなあ。







Last updated  Apr 15, 2006 09:24:59 AM
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