今週末は本当に天気が良かった。ちょっと寒くなってきて、紅葉もきれいになってきた。何故か、うちの裏庭の木が紅葉するのがいつも遅いけど、その黄色くなった葉が家の中まで色を反射してくるのが楽しみである。
土曜は朝から、父はフィットネスに行ってきた。早めに行ったのは、夜はコンサートに行く予定だったから。フィットネスはいつもの調子だったらしい。午後はゆっくりして夕方には早めの食事をした。コンサートは近くのニューヨーク州立大学の劇場で、NHK交響団が来てた。指揮者はAshkenazy、プログラムは竹光、Bartokのピアノ・コンチェルト、そしてRavel (Dessoff合唱団)。アンコールもやってた。父は生のシンフォニーを聴くのは素晴らしいと。ステレオはまだましだけど、テレビの音は良くないと言う。楽しんでくれて良かった。
昨年の11月に同じ会場でコンサートに連れて行ったときに父は階段で転んだのでちょっと気になっていたが、今回は無事だった。でも、帰るときは大勢の人が歩いているので、焦るらしい。緊張して、父にしては猛スピードで車に向かって歩いていた。駐車場に向かう最中に、歩道から道への段差があり、そこを気にして私は父の右の肘を支え、母は勘違いして父の杖を持った右腕を支えてしまい、ちょっとバランスが崩れた。父は母に何をするんだ、全く気が利かないと言った。転んだりしていないから、軽く笑って済んだ。クラシックのコンサートでは年配の人が多く、そんなに急ぐ事もないとは思うんだけど。母は良く年寄りの気短さを "Hurry for nothing" (無のために急ぐ)と言っている。一体、何のために急ぐのだろう。
早めの晩御飯だったのもあって家に帰ってからお腹が空き、神経が昂っていると言って、冷蔵庫から冷酒を取り出した。お猪口3杯分ぐらいをコップに注ぎ、うれしそうに飲んでいた。大丈夫かな。その後はお風呂に入った。良く眠れたのかな。