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テーマ:~広島東洋CARP~(4350)
カテゴリ:今日のカープ
表に現れる情報の少なさと遅さにやきもきさせられ続けたカープのスプリングキャンプも昨日打ち上げになり,いよいよ実戦モードにはいることとなった。沖縄の天候不順とか篠田の発熱とか赤松のアクシデントとか永川大明神様の迷走とか,必ずしも100パーセント順調とは行かなかったようだが,今のところ実戦では白星が続いている。今カープが置かれている立場に鑑みると,負けてもいい試合など存在しない。実戦での白星こそが躍進へのエネルギーになるのだ。まずは市民球場2連戦を楽しみにしたい。
ところで,今朝の広島版スポーツ各紙には,次のような記事が大きく,あるいは1面トップで報じられていた。代表して日刊スポーツ広島本社版(別にまたカシハラ君がやらかしたわけではない。彼も今相当自重しているようだ。)。 広島ブラウン監督「前田智外し」示唆(2008/02/27) えらくセンセーショナルな口ぶりではあるが,私の推理からすれば,これはネタ,たとえは悪いが一種のほら話の類に過ぎないと思う。確かに,せっかく機動力を活かせる選手が揃ったし,ここ数年ペナントレースを,いや球界を制したチームは,ことごとく機動力がしっかりしているチームが制している。しかし,大艦巨砲を9枚並べても勝ちきれないのと同様に,超強力リードオフマンを9枚並べてもたぶんまともな野球は出来まい。つまり,絶対にポイントゲッターは必要なのであって,その観点からすると前田智徳の存在意義が薄まることはあり得ない。アレックスが3割5分近く打って,松山がいきなり3割40本を打つような活躍をすれば話は別だが。 もしこの話になにか意義を見いだすとすれば,次のことが考えられる。 その1。おおかたのカープファンは信じたくないかもしれないが,カープといえば機動力がお家芸だったのは昔の話。今は,どのチームもカープの機動力なんて意識していない。それだけ,カープの機動力は質が落ちている ![]() その2。これはカープにとってあまりよからぬシナリオなのであまり大きな声では言えないのだが,前田智徳も今年の6月14日で37歳になる。近年はトレーニングの進化からか,選手の寿命も長くなっているような気がするが,それにしても,どんな大選手でも40歳を目前にしたくらいの時期から,必ずそのパフォーマンスががくんと落ちる時期が現れる。それが今年でないということは,野球の神様以外誰も証明できない。すなわち,前田智徳に万が一のことがあった場合のことを必ず想定しておかなければならないのだ。 山本浩二氏のように,40歳までなだらかな下りカーブのまま高値安定のまま引退した選手の方が稀なのだ。鉄人・衣笠祥雄氏だって38歳まではこのまま45歳までやるのではないかと思えたくらいだったが(38歳のシーズンで3割・30本近い数字を残した上に,10盗塁もした。),39歳になって超絶不振に陥った。いや,ここ数年信じられないような苦吟にあえぐ緒方孝市の姿がある。今年前田智徳がそうならないという保証は,どこにもないのだ。昨日話の種に出した「KY」ではないが,前田智徳抜きのフォーメーションを当然の危機管理として置いておかなければならないのだ。その限りで言えば,マーティの言もむべなるかなと思う。 いずれにせよ,実際に開幕になってどういう野球をやるのかは,オープン戦の結果と選手のパフォーマンス次第だ。今は,それをしかと見守りたいと思う。 11月まで白星を積み上げ続けよう。炭団は西宮市にたくさん卸そう。 ![]() ![]() ![]() ![]() ↑ポチッと,クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。
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