ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

2008/09/03(水)22:44

余裕を誇示する場合ではない

今日のカープ(4141)

最後クルーンを締め上げて1点差まで詰め寄ったことは一定程度評価しなければいけないが,それでもカープの置かれている現状を考えればあり得ない敗戦である。何か3位と1ゲーム差という有名無実な数字になにかカープファンもプレスも,いや監督さんも酔いしれているのかもしれないが,しょせん勝率5割に達していないチームであるという現実から目を背けるべきではない。 昨日が監督の作戦の勝利ならば,今日はまさに監督の作戦の過誤による敗戦というべきである。結局今日の試合を壊したのは,6回の上野の続投,7回の青木勇人の続投,そして 性懲りもなく僅差で投入した岸本 である。よほど,今日はブラウワーも梅津も使いたくなかったらしい。まだ我が軍は先を見据えて戦っているんだろいうことを示したいのかもしれないが,そもそも論として現状は目先の1勝にこだわらなくてもいい成績ではないのだから,どんなに大マツダ報道報国会の連中がまたそれを賛美するような記事を書こうと,誤りというべきである。今日の結果だけを客観的に見れば,まさに二兎を追う者一兎をも得ずというたとえの典型なのであって,要するに恥ずかしいと思わなければいけないのである。 一方の攻撃も,今日は落第点である。確かに9点は取ったものの,仕掛けて取った得点はひとつもない。ほとんどリードを許して点差を追わなければいけなくなった展開で点を取っていっただけなのであって,しかも追いつけど抜けなかった時点で減点である。いや,今日の上原を6回まで逃げ延びさせたこと自体が問題というべきだ。その意味では,やはり罪が重いのはアレックスである。確かに同点スリーランとクルーンから打った2点タイムリーはあるが,1回のノーアウト2,3塁での箸にも棒にもかからないバッティングはその二つを相殺して余りある。そして, 今こそ命懸けじゃないんですか栗原さん。 もちろん本日最大のアンチヒーローである。ひとりでチームの足を引っ張っていたとしかいいようがない。昨日の高橋尚成のど真ん中の変化球を打ち損じた時点で懸念していたが,どうも彼が悪いときに陥る「センターへ強い打球を打とう症候群」と「それじゃだめなので強く引っ張ってみよう症候群」が交互に出てきているようだ。守備でも盗塁死が記録された走者を生き返らせるエラーという草野球なみのプレイをやってしまっているのが気にかかる。まあ,彼の代わりはいないのだから,頼むから命懸けでやって下さいというしかない。 もうひとつ。今日も含めて,どうも倉のインサイドワークがおかしい。感性が表に出るタイプは感性が鈍るとバイオリズムを崩すことがあるのだが,どうも大事なこの時期にそれにはまっているような気がする。万一石原までフリーズしたら大変なことになるので,篠田や齊藤が先発したときにバッテリーを組ませて刺激を与えるか,もう一度上村をスタンバイさせた方がいいような気がする。 とにかく,今日のような日にこんなお粗末な試合しかできなかった,それも相手が流れをよこしてくれるのを自ら放棄するような野球で負けたことは誠に遺憾であるとしか言えない。2位のジャイアンツの方が一戦必勝でがりがりやっているところに,まだ4位でしかも勝率5割に達していないチームがかかっておいでとありもしない余裕を見せるようなことをやったらだめだ。そんなことをやっていたら勝負の神に見放されてしまう。まあ,明日こそ本当にすっきり勝ってほしい。 4番打者が仕事をして。 最後に明るい話で。このところ極度のスランプだった代打の神・緒方孝市に久方ぶりの打点付長打が出た。一昨年ももう終わったかと思われた9月に突如鬼のような代打成功率を誇って蘇ったという実績がある。今日のヒットは,緒方フェニックス伝説のページに書き加えられるべき序章であると信じたい。 本当は腹立たしいけれどもそれをこらえて験担ぎのため小ネタは末尾にあり。 BlogPeople ↑ポチッと,クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。 (小ネタ@大阪ではぐれた男たち) (ドーム前千代崎駅にて) マネージャー:よーし,上野に青木勇人に岸本に,そして建さんと栗原。まず鶴見緑地行きに乗って心斎橋で下りる。御堂筋線で乗り換えて梅田から阪急神戸線。分かったか? 高橋:ちょっと・・・前の3人と栗原はともかく,なんで俺まで電車移動なんですか? マネ:監督の意向だから。まずチームの主軸となるべき存在こそ率先して身を律してもらわないと。 高橋:まあ,いいか。それより,なんでノーアウト満塁で併殺打しか打てないのと同じ扱いなんですか? 栗原:ひどいじゃないですか。建さんがコントロールがままならないから守りのリズムも打撃のリズムも悪くなるんじゃないですか。 マネ:醜い争いをするな。何なら明日神戸から松山まで泳いで行くか? 栗原:・・・・・・・・・すみません。 青木:ねえ,事情は分かりましたけど岸本と一緒にしないで下さいよ。「このイニングを抑えたら終わり」ってコーチからいわれてたのに監督が次の回も投げろというから・・・なあ上野。 上野:そうですよ。それこそコーチの朝令暮改を何とかしてくださいよ。 内田:(突如マネージャーの仮面を破って登場)ああわかった。それじゃ3人まとめて明日の広島行きの新幹線の切符を買っておいてやろう。もちろん,明後日からタイガース戦に備えといてもらわんと。由宇のな。 青木・上野:・・・・・・・・・すみなせん。なかったことにしてください・・・

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