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テーマ:~広島東洋CARP~(4355)
カテゴリ:今日のカープ
今朝起き抜けの寝ぼけ眼をいっぺんに覚めさせたのは,かつて2006年までカープに在籍したジョン・ベイル投手の獲得という大本営発表である。正直なところ驚いた。いや,それ以上に訳が分からなかった。
ベイルはメジャーでの4年間で,さほどめぼしい数字を残しているわけでもなければ,かつてカープで活躍したころのような速球を投げるわけでもないようだ。獲得のポイントは,「対左打者の三振奪取率が非常に高い」ということのようで,手薄な左の中継ぎとして期待せよ,ということらしい。 まあ,確かにベイルの場合は日本で実績をかつて残したことは間違いないわけで,少しずつ評価は高まっているけれども日本野球への対応が未知数のアルバラードを保管する役割としては,まあ悪くない話とは言える。しかし,年齢とメジャーで残した数字を見る限り,かつてのような輝きをもった活躍ができるかということになると,やはり厳しいのではないか。どれだけの活躍を期待できるかということになると,やっぱり過度な期待はできないと言うべきだろう。 それに,今のカープの最大の論点への対応としては,いささか筋が違うと言わざるを得まい。すなわち, いかなる事情があるにせよルイスを取り逃がしたことの穴埋め である。 本来なら,そちらのほうをもっと必死になって取り組んでもらわなければいけないのである。しかしながら,大マツダ報道報国会傘下のプレスからそれについての進捗状況が流れてきたと言うことは,今のところ絶無である。むしろ,アルバラードにルイスの穴埋めとしての役割をお仕着せ手,さらにその補完としてベイルを取りました,これで大丈夫ですと言うことを,この腐りきった野球会社マツダ個人商店は言いかねないから恐いのである。しかも今回の話は,米球界に復帰したもののメジャーでははかばかしい数字が残せないままフリーエージェントになり,このままでは食いっぱぐれる恐れが出てきたベイルサイドからの売り込みだという。なんのことはない。カープサイドは全く仕事をしないまま,口を開けて待っていたら何かよさげな話が飛び込んできたと言うだけである。 確かにベイル獲得というのは,お値段的にも筋の悪くない話とは言えるのだが,いかんせん左の中継ぎの補完と言っても,アルバラードに先発ローテーションを期待してさらにシュルツに昨年同様の仕事を期待するとなれば,そもそも3人同時に登録すること自体難しい話なのだ。だから,いくら左の中継ぎの補完と言っても,じゃあどういうときに一軍に上げて使うんだという話でしかない。その意味では,一見筋はよろしく見えてもルイスの抜けた大きな穴を埋める材料には実はならないのだ。まあ外国人選手起用の組み方のオプションが増えるということは言えるが,4人という枠がある以上,実はそれ以上でも以下でもないのである。 だからこそ,我々は声を上げ続けなければならない。 ルイスに匹敵する力と実績を持っている投手の獲得はどうなってるんだ。 これが解決して初めて,昨年と同じラインからのスタートになるのだ。いや,そのスタートラインは限りなく「優勝を目指す」というには大幅に後退したものである以上,この論点の解決は急務であるはずなのである。これに対して洞ヶ峠を決め込むことは許されない話であるし,絶対にさせてはいけない。それをしようとしているのが見え見えだから余計にさせてはいけない。 もちろん,ベイルの赤ヘル軍団入りには,心から歓迎する。あの先発として,クローザーとしてばりばり投げていたころの輝きを少しでも取り戻してくれることを,心から祈るのみである。 試されているのは,まさに球団の本気度なんだ。 BlogPeople ↑ポチッと,クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。 (後記) またいろいろ迷走しているようだが,下らぬ計画にストップをかけるためにもご協力をお願いしたい。 現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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