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テーマ:~広島東洋CARP~(4350)
カテゴリ:今日のカープ
その瞬間を例によって文字列で見届けたとき,まさに鳥肌が立った。
2-0でリードしていた6回表,代打で登場した前田智徳が,キャッツの期待の星であろう二神からライトスタンドにスリーランホームランをたたき込み,勝利を決定づけた瞬間である。 正直なところ,昨年1年を棒に振ったブランクを,私は心配していた。事実,ここまで起用された2試合では快音は聞かれなかった。しかし,昨年一年間流したであろう苦吟の汗を,そして沖縄キャンプから精力的に打ち込みを続けていた姿を,野球の神様はやはりお見捨てにならなかったようだ。まぐれや偶然で,広いスカイマークスタジアムのスタンドにたたき込むことなんて出来やしないだろう。今日ここに, 前田智徳は完全復活を宣言したのである。 今日はもうこれに尽きると言っていいだろう。これから前田智徳には,代打の神として,いや赤ヘル軍団を支える軍神として,君臨してくれるであろうこと,間違いないだろう。今年は,やってくれそうだ。 まあ,あとこの試合を総括するなれば,相手のスターターは返品おぢさんを4番指名打者に据えてお茶を濁すというほぼ一軍半のメンバーなのであって,はっきり言ってこんな相手に負けていてはどこにだって勝てやしない。しかも,過去の諸々の経緯からして,キャッツというのは絶対に負けてはいけない相手なのだから,あんなメンバーだったら徹底的にたたきつぶさなければならない。まあ,今日はそれができたということでよしとしたい。おそらくは西宮地方では期待の新戦力として祭り上げているであろう二神を血祭りに上げ,逆さに振っても鼻血も出ないような状況に追い込んだから,なおよい。 青木高広と長谷川も,よく粘って抑えたと思う。長谷川が腹黒おぢさんに打たれたホームランだけ余分だが,走者を出しても決して点を許さず,格下相手とはいえ着実にゼロを積み上げていったことは明るい光となるだろう。いうまでもなく今のカープは大竹とシュルツに開幕に間に合うかどうか不安が残るのであって,その中で先発ローテーションとして,あるいは中継ぎとして十分使える目処が立ったといってよいのではないかと思う。 まあ,あえて一言言うとすれば,この試合。 本当ならもっと楽に勝てていたはずだ。 1回,3回,5回と,東出梵天谷の3人がよく出塁してチャンスを作り,走者を二人置いた場面で4番につないだにもかかわらず,それをことごとく栗原が潰してしまったのがすべてである。先の楽天戦でマルチヒットを打って少しは調子も上がったかと思いきや,この状況ではまだまだ先が思いやられる。もちろん,スカイマークにいたわけでもなく映像も見ていないので,相手の小嶋がどのくらいの調子だったかは分からないが,せっかく小嶋が作ってくれた据え膳を全部丁寧に熨斗を付けて返してもらっては,やはり困る。せめてその3打席でヒットの一本でも打ってくれていたら,二神だけでなく小嶋も血祭りに上げてキャッツを黙らせることができたはずなのに,やはり悔やまれる。 まあ,今日のところは,絶対に負けてはいけない相手にきちんと勝ったということで,とりあえずはよしとしよう。明日からは,ホームでホークス2連戦である。 福岡でいいようにやられた借りを,ホームできちんと倍にして返していただきたい。 それでこそ,プロというもんだ。 明日からも撃ちてし止まむ。必勝! ![]() ![]() ![]() ![]() ↑ポチッと,クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。
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