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テーマ:サンフレッチェ広島(156)
カテゴリ:紫の蹴球
強いチームが勝つのではない。勝つチームが強いのである。例えそれがセットプレイのワンチャンスを活かしたに過ぎないにしても,そのチャンスを活かしきっただけ,活かしたチームが強いのである。
その意味では,サンフレッチェには,確かにまだ何かが足らなかった。それが事実である。途中まで互角以上の戦いをしていたというなら,なおさらそのワンチャンスを活かさなければいけなかったのである。 前半には決定的なチャンスがあったが,ワントップで起用された皆川が決めきれなかった。いや,茶島は孤軍奮闘していたが,ドウグラスが決定機で精度を欠いていた。もしヒサトを起用していれば,浅野を起用していれば,といってもいずれもレバタラ論に過ぎない。世界を相手に勝つためには,本当にコンマ何パーセントかの精度を高めることが必要になるかと言うことを,おそらくサンフレッチェの選手は痛感したことだろう。 まあ,これは,サッカーの神がサンフレッチェに与えた試練なのだろう。まだサンフレッチェには三位決定戦を戦う権利が与えられているし,来週末にはいよいよ天皇杯が控えている。サンフレッチェにとってはまさに鬼門ともいうべきカップ戦の最高峰である。まだまだ満足するな,もっと精進しろというメッセージを受け取らないと嘘だろう。特に皆川。悔しいだろう。失点はあくまで結果論だが卓人の判断ミスだったといわれても仕方がない。いや,今年のサンフレッチェは,敗北をことごとくバネにして立ち上がってきた。今回もきっと立ち上がってくれるだろう。 だから,惜しかったとはいわない。それはいわばリーベルに負けても仕方がないといってるのと同じことだから。サンフレッチェ戦士は,間違いなくリーベルを倒す戦いをしたのである。その点は評価しないといけないだろう。 それに,今日負けたからといって,今大会2勝の価値を損ねるものではない。確かに今大会サンフレッチェは,世界から注目される戦いをしたのである。そう,フットボールを通じて「ヒロシマ」を発信したのである。その意義は,非常に大きいと言わざるを得ないだろう。ノーベル賞をもらえると信じていた爺さん連中やその取り巻きとか彼らに支えられている広島市長などは意地でも認めないかも知れないが。 だからこそ勝ってほしかった。 BlogPeopleSIGMA People (告知) 姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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