ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

2016/01/11(月)21:57

午後11時のモノローグ:その37

つれづれ(1015)

このところ,体のバイオリズムが悪い。 土曜日に久しぶりに思いっきり書いた反動ではあるまいが,その晩は4時くらいまで一睡も出来なかった。なんとか4時間の睡眠は確保したが,その日は地域のとんどがある大事な日。家内安全運気上昇,そして広島に巣くう利権屋どもの一層を願うべく炎に祈るのである。例年ならこれに竹酒を気の済むままきこしめすのであるが,今年はそれも控えて(その代わりぜんざいを2杯食べたけどね),体調管理に努めたのである。そして午後はあちこち出かけ回ったこともあって,昨日は何も更新せずに早々に眠りについた。 で,起きてみたら,9時45分。何もする予定がなかったが,今日は鏡開きと言うこともあって飾っていた鏡餅を開いてまたまたぜんざいを作って昼食とした。午後はいうまでもなく相撲三昧である。広島の赤い帽子の野球チームを見るときはテレビ桟敷がいいのだが,こと相撲だけは国技館で見る方がいい。東京に住んでいたときは年に1度くらいは国技館に行って相撲場の空気を存分に吸いながら弁当を食べたり酒を呑んだりしていたのだが,広島ではそれが叶わないのが残念だ。まあ,それはさておき。 私は東京に通算4年住んでいたことがあるが,もともと東京というところは私は好きじゃなかった。しかし,否が応でも東京で生活せざるを得なくなった時に,とにかく何でもあること,何でも揃っていること,それがいいことか悪いことかはともかく,その事実だけは明らかなのである。京都にも通算3年住んだことがあるし,大阪や神戸もテリトリィの中に入っていて,正直言って私はこちらの方が好きなのであるが,それでも関西にあって首都圏にないものと,首都圏にあって関西にはないものを比較すれば,残念ながら後者が多い方は間違いない。もっとも,それを差し引いても私は関西の方が好きなのであるが。 で,今住んでいる広島である。私が初めて広島に住んだ1989年までは,もっと広島というのは魅力のある街だと思っていた。それはカープファンという身びいきがあってのものだったのかもしれない。しかし,住めば住むほど,魅力のない街だなという思いの方が強くなっているのである。確かに,私の故郷である赤穂市と比べたらはるかに大都会である。しかし,生まれ故郷と言うことを差し引いても赤穂に帰省するときは常にわくわく感があり,広島に帰るとき,広島駅に着いたときには,必ず大きな溜息をついたものである。それはなぜか。単に休暇の始まりと終わりだけの違いかと,自分でも分からずにいた。 結局のところ,広島という街自体の魅力の問題だろうと言うことを実感したのは,広島住まいが長くなって,しかも東京住まいをしたからだろうと思う。はっきり言うならば,広島という都市にはこれといったキラーコンテンツがないからというべきなのではないか。よそから来た人を広島に案内するのに,どこに連れて行けばいいというのがない。原爆ドームが,平和公園があるじゃないかといわれそうだが,残念ながら私に言わせればそれがどうしたというくらいのものだ。 いや,あったのだ(今もあると言うべきか)。広島市民球場である。確かに野球のない日はどうなんだと言われそうだが,それは使いようである。今の球場だってオフシーズンはただのグッズショップである。それに,駅チカと言えば聞こえがいいがその周りには何もない。いわばオフシーズンはただの箱ということについては,昔と何ら変わらないのである。 だからこそである。旧市民球場跡地,いや「市民球場であるべき地」には,サンフレッチェ広島が提唱する多目的スタジアムがなければならないのである。都心の一等地を芝生広場にして金を生まないような仕組みにしているような阿呆な都市は,ほかにはない。もし広島市の役人や自称平和団体が提唱しているよう芝生広場にするという決断をすれば,広島は百年世間の,いや世界の笑いものになる。サッカーの試合なんて年間17試合プラスアルファしかないなどというような講釈を垂れるのはそれこそあほうである。たぶんそういう向きはスタジアムの多様な利用の可能性に考えが至らないのだろう。もっとも,広島においてはそういうのが多数派だからやってられない。だから魅力がないのである。 サンフレッチェ広島という今や広島が世界に誇るべきキラーコンテンツを有効に活用できないような都市は,はっきり言って沈没してしまえばよい。広島市が三流都市になるのは勝手だが,サンフレッチェを巻き込むなと言いたい。カープ?広島市の没落の象徴だから,好きにすればよい。 なぜあの場所が空き地になっているかというところに,広島の闇が渦巻いている。 BlogPeopleSIGMA People (告知) 姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。 (さらに告知) 弊ブログオフ会兼新年会についてのお問い合わせ窓口はこちら。

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